1968年ニューヨーク。
ハーレムに君臨するギャングのバンピーに長年仕えたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、
バンピー亡き後、バンピーの志を受け継いで暗黒街でのし上がろうとする。
そのギャングを追い詰めるはずの警察は、すっかり腐敗しきっていた。
腐敗した警察の中で、
自分だけは染まるまいと踏ん張り続けるのが刑事のリッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)。
暗黒街でのし上がろうとする男と、それを追う男。
姿の見えない相手を、どちらが先に見つけ出すのか。
フランクが手を染めたのは東南アジアからの麻薬の密輸だった。
当時はベトナム戦争で、アメリカ軍がベトナムに駐留していた。
軍人のいとこの手引きで、フランクは軍用機を使って、安価で純度の高い麻薬をアメリカに密輸した。
「ブルー・マジック」と名づけられた麻薬は、瞬く間にフランクに巨万の富をもたらす。
「麻薬王、フランク・ルーカス」の誕生である。
イタリア系のマフィアが幅を利かせる暗黒街で、
黒人で、しかも急に成り上がってきたフランクは異端だった。
派手な行動はつつしみ、ビジネスマンのようなスーツで身を固め、常に紳士であろうとするフランク。
そのため、フランクの素顔はベールに包まれているのだった。
故郷から呼び寄せた一族で組織を固め、ファミリーの結束をとても大切にしている。
。。が、その反面、へまをしたら弟だろうとなんだろうと容赦なく制裁を加える冷酷さも持っている。
フランクなりのギャングの「美学」を持っているようなのだ。
本来、ギャングといえば悪役で
憎まれて追われて当然の役柄なのだが
フランクが持ってる「美学」が、なんともクールでかっこよく見えてしまったりするのがコワい。
一方、腐敗警察の中で孤立するリッチー刑事。
こちらも「美学」を持っている点では、フランクに負けていない。
粘り強く「見えない麻薬王」の姿を探し、追い詰めていく。
美学を持った男と男の戦い。
でも、終盤までこの二人が顔を合わせることはないのだ。
初めて顔を合わせた二人のバックに流れる「アメイジング・グレイス」が、胸にぐっとくる。
2時間半という上映時間は、多少「長すぎ?」な感もあるのだけど
それでも最後まで意識を失うことなく(爆)楽しめたのは
やっぱ主演の二人の巧さかなぁ。。。と。
ギャング映画=「ゴットファーザー」と思い浮かべるけど
「ゴットファーザー」よりは多少地味目で、骨太なカンジが。。。
さて、もしこれから観賞予定の方がいたら
どうぞエンドロールを最後まで観てください。
エンドロール後に、一瞬、おまけがあります。
しかしながら、あの「おまけ」は、いったいどういう意味があるものなのか?
観てしまったばっかりに混乱している私がいます。
どなたか解説してくださると、きっとすっきりします。
前売り券片手に、行く日を考え中です~。
ジョニーの次に好きなデンゼル君なので。
チョコさんのレビュー、ささっと読んで、最後まで席を立たないこと、了解しました。
また、TBしにきま~す。
デンゼル、素敵だった??男の色気がある人だと思います。ジョニーとは全然違うんだけど・・・。
アメリカでは人気No1の俳優さんのようですよね。
今週末あたり、行ってきま~す♪
ところで、PCメール、見てみてねん
赤坂のフラメンコのお店も、素敵そうだね~!
特に、イケメンは、観てみたいっすね。
そうそう、チョコさん、サントラ、聴いたかな?
ジョニーの声が、歌が・・・。ぅぅぅ、ですよねぇ。
このところ、なんだかバタバタしていましたが、
やっと落ち着いて映画を観れる感じになってきました。
週末は、この作品を観にいこう!と思っています。
でも、『ラスト、コーション』も気になるんですよね。
さすがに、この2本をダブル鑑賞っていうのも、キツイかなぁ~
人生初の経験ですが、これくらいの歳になると、単身赴任も悪くないなぁ~なんて。。。
ダンナは、どうかわかりませんが。(爆)
すみません。
超カメレスです。
ぼふふわさん、もしかして週末に観てきたでしょうか?
ゆっくり感想訊かせてくださいね。
TBお待ちしてます♪
サントラ、もちろん聴いてますよぉ~
いちいち場面がうかんで
つい、仕事の手を止めてしまうので
ちっとも家事がはかどりません(苦笑)
しばらくは続きそうですねぇ。。。
メールも、ありがとう♪
ちょっと今週、お稽古が集中してまして(大汗)
落ち着いたらお邪魔しますね(ペコリ)
お返事、遅くなりましてすみません~
riさんも、いろいろ大変な1月でしたね。
いつもいるダンナさんがいなくなるのは、多少の不安はあるけど、ちょっと開放感(爆)もあったりする気持ち、よーく分かります。
これもお互い、元気で信頼関係が出来てる証拠だということにしておきましょう(笑)
週末、映画は観ましたか?
私も、ラストコーションが気になっていて、アメリカン・ギャングスターと2本観ようかと思ったんですけど、さすがに体力的に無理だと判断して断念しました。
最近、観たい映画が目白押しですよね。
飛行機の中で「エリザベス・ゴールデンエイジ」をやっていたので喜んで観たのですが、いつの間にか爆睡で(苦笑)
あの小さい画面と吹き替えでは、やっぱ迫力にかけるようです。
やっぱ、映画館で観たいですね。
そうだ~、アメイジング・グレイスのこと、私も書こうと思って忘れていました!
チョコさんのレビューで、鳥肌ものに思い出しました。
すごく効果的でしたよね、あの場面。
そうだね、背景が何であれ、「美学」として美しく見えてしまうとこが、怖いとこでしょうね~。
仁侠映画なんかも、なぜか人気がある所以かなぁ。
デップの「ブロウ」も、実話、麻薬がらみの話で、対照的に、再び見たくなりました!
デップのお腹が、また見たい・・・
長いわりに、集中キレませんでしたよね。
私は、デンゼルにデレデレできて、よかったです。
私のレビューもいい加減長いので、その辺、反省です
チョコさんは、いつも、簡潔で素晴らしい
トミー・リー・ジョーンズファンでもある私(いろいろ趣味広範囲)は、「告発のとき」も、超楽しみです♪
長い時間、デレデレできて良かったですね。
いや、ホント、かっこよかったですよ。デンゼル。
リッチーとフランクが、初めて顔を合わせるあのシーン。
あのシーンで音楽がなかったら
あるいは「アメイジング・グレイス」じゃなかったら
きっと、あんなに胸にズシンと来なかったと思うのね。
簡単に言っちゃえば、悪党がついに逮捕されるってだけのシーンなんだけど
「アメイジング・グレイス」のせいで
追うものと追われるものの戦いが、なにか神聖なものだったような気がしました。
まだまだ観たい映画は目白押し。
追っかけてるうちに、また1年があっという間に過ぎそうです(笑)