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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

藤田真央 プレイズ・モーツァルト with オーケストラ・アンサンブル金沢(1月14日 松本市キッセイ文化ホール)

2023-01-16 19:00:00 | クラシック演奏会

1月14日(土)に松本市キッセイ文化ホールで藤田真央 プレイズ・モーツァルト with オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏会があったので、聴いてきました。

   

チラシ表

(出 演)

ピアノ:藤田真央 (Mao Fujita)
指揮:アレッサンドロ・ボナート (Alessandro Bonato)
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 

藤田真央さんは、2017年クララ・ハスキル国際コンクール優勝、2019年チャイコフスキー国際コンクールで2位になり、国内、国外問わず活躍中。指揮者のワレリー・ゲルギエフ、クリストフ・エッシェンバッハ、リッカルド・シャイー、大野和士らと共演。2023年1月にはカーネギー・ホールにデビュー予定。指揮のアレッサンドロ・ボナートさんは、イタリア出身、2018年ニコライ・マルコ・コンクールで3位、2021年よりマルキジャーナ・フィルの首席指揮者。詳細は下記をご覧下さい。

(曲 目)

モーツァルト / ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
モーツァルト / 交響曲第40番 ト短調 K.550

  〈休憩〉

モーツァルト / ピアノ協奏曲第27番  変ロ長調  K.595

チャイコフスキー / 6つの小品 ナタ・ワルツ Op.51-4 イ長調 (アンコール曲)

 (感 想)

モーツァルトのピアノ協奏曲第21番と第27番については、若き日のフリードリヒ・グルダの録音が愛聴盤ですが、まさか実演で一挙に聴け、しかも、演奏が藤田真央さんなので、楽しみにしていた演奏会です。

藤田さんのピアノですが、音色は柔らかく透明感があり、ピアノ協奏曲第27番第2楽章ラルゲットなどテンポの遅い部分が、特に美しく、とても良いものでした。アンコールのチャイコフスキーの曲は初めて聴きましたが、丁寧な演奏で、抒情が漂い、余韻が残りました。

指揮のドナートさんとオーケストラ・アンサンブル金沢ですが、ピアノ協奏曲では、まずまずだったのですが、交響曲第40番は、出だしなどヴァイオリンの音色がきつく響き、テンポも全体に早く、もう一つという感じでした。フルート奏者の演奏が素晴らしく、記憶に残りました。

(出演者のプロフィール)

   

【藤田真央オフィシャルサイト】

ピアニスト:藤田真央 オフィシャルサイト (maofujita.com)

   

【オーケストラ・アンサンブル金沢ホームページ】

オーケストラ・アンサンブル金沢 (oek.jp)

【あらかじめ聴いたCD】

   

モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番・第27番。フリードリヒ・グルダ(p)、ハンス・スワロフスキー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団。(1963年録音)


デイブ・ブルーベック「TIME OUT」、コメダ珈琲安曇野豊科店でケーキセットのお茶。

2023-01-15 19:00:00 | ピアノ

遅いお茶に、コメダ珈琲安曇野豊科店へ入りました。無料wifiがないので、足が遠のいていましたが、入ってみると落ち着いた店内で、寛げました。バターキャラメルのケーキが優しい甘さで美味しい。甘さもある演奏を。

DAVE BRUBECK (デイブ・ブルーベック)
TIME OUT (COLUMBIA 1959年録音)

   

デイブ・ブルーベック(p, 1920~2012年)は、ジャズ・ジャイアントの一人としてお馴染みですが、それも本作の大ヒットがあったためかもしれません。シングルカットされたポール・デスモンド(as)作の「Take Five」(テイク・ファイブ)に加え、ブルーベックのオリジナル曲も珠玉のものばかりです。

メンバーは、デイブ・ブルーベック(p)、ポール・デスモンド(as)、ジーン・ライト(b)、ジョー・モレロ(ds)。1956年から1967年にかけて活躍した、デイブ・ブルーベック・カルテットの不動のメンバーです。演奏の方は、デスモンドのアルトサックスにまず耳がいきます。

曲目は次のとおり。

Blue Rondo A La Turk (Dave Brubeck)
2  Strange Meadow Lark (Dave Brubeck)
3  Take Five (Paul Desmond)
4  Three To Get Ready (Dave Brubeck)
5  Kathy's Waltz (Dave Brubeck)
6  Everybody's Jumpin' (Dave Brubeck)
Pick Up Sticks (Dave Brubeck)
3曲目の「Take Five」だけが、ポール・デスモンドの作曲ですが、あとの6曲は、デイブ・ブルーベックの作曲で、特に「Blue Rondo A La Turk」は、展開に優れた交響詩のような名曲だと思います。

ベストセラー・アルバムで、今さらながらなのですが、状態の良いオリジナル盤レコードを入手したので、あらためて聴き直し、ブログにも取り上げました。8分の9拍子で始まる「Blue Rondo A La Turk」、4分の5拍子の「Take Five」やワルツ曲が収録され、変拍子ジャズの作品としても有名ですが、ジョー・モレロのドラムに乗り、どの曲も実にリラックスしてスイングしています。デスモンド(as)の優美なアルトサックスをはじめ、洗練された演奏が楽しい。

(参考)本作から「Take Five」が聴けます。

Dave Brubeck - Take Five - YouTube

安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、右から、「Time Out」(Columbia ステレオ盤)、本作「Time Out」(Columbia モノラルのオリジナル盤)、「Dave Digs Disney」(Columbia 日本盤)、「Gone With The Wind」(Columbia 日本盤)、「Jazz at Oberlin」(Fantasy)。

CD(ソニーから出ているSACD)でも聴きました。音質は良いのですが、マスタリングのせいか、ドラムやベースがやや大人しめに聞こえました。

 

【コメダ珈琲店  安曇野豊科店】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高768-1
電話:0263-73-1153
ホームページ:コメダ珈琲店 (komeda.co.jp)

外観。デザインのよい自転車が停まっていました。

店内。客席が離れ、ところどころ仕切りがあり、落ち着きます。

ケーキセットのメニュー。4種類あります。

バターキャラメルのケーキと、アイスコーヒーを注文。厚着をしていたので、冷たい物がほしくなりました。

大きめの氷が入っていて、嬉しい。

バターキャラメルケーキ。北海道バターとキャラメルをあわせた、口どけなめらかなクリームが特長だそうです。なかなか美味しい。

アップ。

お茶受けについてくる豆菓子。

壁に貼ってあったお菓子類のチラシ。「しるこサンド」が気になります。


佐々木譲著「雪に撃つ」(ハルキ文庫)、「ランティエ2023年2月号」(角川春樹事務所)を読みました。

2023-01-14 19:00:00 | 読書

書店で、角川春樹事務所のPR誌「ランティエ」を見たら、佐々木譲さんが特集されていて、道警シリーズ10冊目の最新刊「樹林の罠」が紹介されていました。未読だった9冊目の「雪を撃つ」をまず読みました。

   

表紙

(裏表紙にある内容の紹介)

   

(感 想)

道警シリーズは、8冊目まで既読で(その記事へのリンク)、今回は9冊目の「雪を撃つ」を読みました。「さっぽろ雪まつり」を舞台として、拳銃をもった暴力団員による執拗な追跡と、それを阻止しようとする警官との緊迫した場面がクライマックスにくる、手に汗握る面白い小説でした。

事件の背景には、外国人技能実習生をめぐる問題が描かれています。今日的な話題を取り上げていて、それも特色です。物語は、場面転換が早く、スピード感をもって進みます。映画的であると思ったのですが、著者は、映画の大ファンだそうなので、納得がいきました。

佐伯警部補をはじめとする登場人物については、仕事だけでなくプライベートも描かれていて、次の展開が待ち遠しくなりました。ジャズバーの「ブラックバード」も登場し、ジャズファンとしてはとても嬉しい。

(著者紹介)

   

【ランティエ2023年2月号】

ランティエホームページ:株式会社 角川春樹事務所 読書情報誌ランティエ (kadokawaharuki.co.jp)

   

表紙。佐々木譲、新井素子さんが特集されています。

佐々木さんと書評家の若林さんの対談が収録されています。『道警シリーズは同時代を描くというコンセプトで始めた作品』と佐々木さんは話していました。

   

若林踏さんによる、北海道警シリーズの紹介と書評。要領よくまとまっていて、感心しました。


軽井沢矢ヶ崎公園そばの南フランス料理「パスティス」で「舌平目のソテー」のランチ。

2023-01-13 19:00:00 | グルメ

1月9日に、軽井沢安東美術館を訪れました(その記事へのリンク)が、その後、昼食に近くの「パスティス」に入りました。以前にも利用したことがある、お気に入りのお店です。

ランチメニューの中から、「舌平目のソテー」を注文。スープが抜群に美味しく、メインから食後の珈琲まで良いもので、また訪れたいお店です。

外観。ご自宅を兼ねているように見えます。

看板。「MIKADO COFFEE」を使っているようです。軽井沢には、ミカド珈琲の直営店が3軒あります。

入口。飾ってあるフランス国旗がいい雰囲気です。

店内

壁の装飾や置物が、フランスのパリといった感じでした。

ランチのメニューの一部。ディナーに加え、モーニングも営業しています。

スープとサラダ。

サラダは、野菜の種類が多く、彩も豊かでした。

スープは、オニオングラタン風です。寒い日に相応しいもので、かなり美味しい。

舌平目のソテー。

意外に肉厚なものでした。野菜と絡めていただきました。

付け合わせも、バラエティがあって嬉しい。

パン。熱々です。中はもっちり。

珈琲も注文。

最近入ったレストラン、キッチン系のお店の珈琲としては、ダントツで美味しい。やや酸味も出ています。ミカド珈琲の豆も良いのかもしれませんが、淹れ方も良いのだろうと思いました。

キンカンの煮たものを、サービスで出していただきました。矢ヶ崎公園に近い立地のお店です。大賀ホールに行った際など、また寄りたい。

【キッチン&カフェ パスティス(Pastis)】

住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東32−17
電話:0267-27-0908
ホームページ:キッチン&カフェ パスティス (Kitchen&Cafe Pastis)[食べログ] (tabelog.com)


デニース・ドナテッリ「WHISTLING IN THE DARK...THE MUSIC OF BURT BACHARACH」、ファミレス「デニーズ」の「あまおうデザート」など。

2023-01-12 19:00:00 | ヴォーカル(A~D)

デニーズの「あまおうデザート」のPRと10%の飲食割引券がついたチラシが、新聞の折り込みに入っていました。そこで、長野市宅近くのデニーズへ。1年ぶりのあまおうイチゴが良かった。「デニース」という名前の歌手。

DENISE DONATELLI (デニース・ドナテッリ)
WHISTLING IN THE DARK...THE MUSIC OF BURT BACHARACH (SAVANT 2021年録音)

  

気分転換も兼ねて、久しぶりにヴォーカルのCDを数作聴きました。その中で、デニース・ドナテッリ(デニス・ドナテリ)の本作「バート・バカラック集」がまずまず気にいりました。第1作の「In The Company of Friends」は、過去に取り上げました(その記事へのリンク)。

メンバーは、デニーズ・ドナテッリ(vo)、ラリー・ゴールディングス(p, keyboards, organ)、アンソニー・ウィルソン(g)、ラリー・ クライン(b)、ヴィニー・カリウタ(ds,  Vinnie Colaiuta)。レコードプロデューサーとして4回グラミー賞を受賞しているラリ-・クラインによるプロデュースです。

曲目は、次のとおり。

1  Whistling in the Dark (Burt Bacharach, Daniel Tashian)
The Look of Love (Burt Bacharach, Hal David)  【恋の面影】 
In Between the Heartaches (Burt Bacharach, Hal David)  
Toledo (Burt Bacharach, Elvis Costello)
Anyone Who Had a Heart (Burt Bacharach, Hal David)
Walk on By (Burt Bacharach, Hal David)
In the Darkest Place ( Burt Bacharach, Elvis Costello)
Mexican Divorce (Burt Bacharach, Bob Hilliard)
A House is Not a Home ( Burt Bacharach, Hal David)
作曲は、全てバート・バカラックによるものです。作詞は、ハル・デヴィットによるものが5曲、エルヴィス・コステロによるものが2曲などとなっています。

ゴージャスなアルバムで、その道では凄腕のメンバーが、プロデュース、編曲、伴奏に当たっています。8ビートで、ボッサや緩いスイングのリズムの曲が目立ちますが、ブルージーにしっとりとバラード系の曲に仕上げています。歌、伴奏ともにかっこよく、都会のバーでお酒を飲みながら聴くのにもピッタリです。デニース・ドナテッリ(vo)の歌はどの曲でもよいですが、「Whistling in the Dark」や「The Look of Love」、「Walk on By」といった有名曲が印象深かった。

(参考)本作から「Whistling in The Dark」が聴けます。

Denise Donatelli - Whistling In The Dark: The Music of Burt Bacharach - YouTube

【デニース・ドナテッリ・ホームページ】

denisedonatelli.com

バイオグラフィーやディスコグラフィーなど、詳しいホームページです。

 

【デニーズ長野若里店で夕食など】

住所:長野県長野市若里7-6-7
電話:080-3218-3635
ホームページ:デニーズ公式サイト - いらっしゃいませ、デニーズへようこそ (dennys.jp)

新聞に入ってきた、折り込みチラシ

外観。夕方です。

店内。座った席から撮っていますが、お客様はこれからといった時間です。

この席では、電源がとれました。無料wifiも、一定の手続きは必要ですが、使えます。どこの店舗もこのようは状態なら、デニーズで休憩しても良さそうです。

ついでに夕食もいただきます。「国産豚ロース肉のオーブン焼き」が美味しそうなので、注文。

セットのサラダ。ドレッシングが、固まりでかかっています。酸味系統ではありません。

国産豚ロース肉のオーブン焼き、トリュフソース。ご飯は小盛です。

柔らかい肉質の豚肉で、ソースを絡めると美味しい。付け合わせのホウレンソウやポテトの量もありました。

デザートに「あまおうイチゴのミニパルフェ」を注文。

アップ。生クリームやアイスクリームなど、ボリュームもあります。

後から見たところ。