コメダ珈琲上田緑が丘店へ入ったところ、無料のwifiや電源が使えて驚きました。長野市や安曇野市のお店では、このサービスはありません。録音時間が長く、サービスの良いCDです。
BRAD MEHLDAU (ブラッド・メルドー)
PROGRESSION art of the trio, volume 5 (Warner Bros. 2000年録音)
ブラッド・メルドー(p, 1970年生)のアルバムを取り上げるのは、初めてです。現代のジャズを代表する一人ですが、スタイルの幅が広く、ロックやポップスの曲をカバーするなど、ハードバップファンの僕にはとっつきにくい気がしていました。しかし、「アート・オブ・ザ・トリオ」シリーズは結構楽しめます。
メンバーは、ブラッド・メルドー(p)、ラリー・グレナディア(b)、ホルヘ・ロッシ(ds)。ニューヨークのジャズクラブ「ヴィッレッジ・ヴァンガード」で、2000年9月22日から24日にかけてライブ収録されています。
曲目は次のとおり。
Disc 1
1 The More I See You (Harry Warren)
2 Dream's Monk (Brad Mehldau)
3 The Folks Who Live on the Hill (Jerome Kern)
4 Alone Together (Arthur Schwartz)
5 It Might as Well Be Spring (Richard Rodgers)
6 Cry Me a River (Arthur Hamilton)
7 River Man (Nick Drake)
Disc1では、5曲のよく知られたスタンダード曲に、ブラッド・メルドーのオリジナルと、ニック・ドレイクの曲を収録。バラード「Cry Me a River」を選曲しているのは意外。
Disc 2
1 Quit (Brad Mehldau)
2 Secret Love (Paul Francis Webster)
3 Sublation (Brad Mehldau)
4 Resignation (Brad Mehldau)
5 Long Ago and Far Away (Jerome Kern)
6 How Long Has THis Been Going On (George Gershwin)
Disc2では、ブラッド・メルドー作が3曲、あとの3曲はスタンダード曲です。「Secret Love」や「Long Ago and Far Away」は好きな曲なので嬉しい。
本作は、「アート・オブ・ザ・トリオ」シリーズの5作目です。これ以降、メルドーはいろいろなフォーマットを使うようになりますが、ここでは、ピアノトリオの編成で、スタンダード曲も入り、スイングする演奏を行っています。アップテンポの「The More I See You」や、トリオの3人が絡みあう「Long Ago and Far Away」など、優れています。バラードの「Secret Love」や「How Long Has This Been Going On」でも、繊細、華麗で引き出しの多いメルドーらしい演奏が楽しめます。
【ワーナー・ミュージック・ジャパンのブラッド・メルドーのページ】
Brad Mehldau / ブラッド・メルドー | Warner Music Japan (wmg.jp)
バイオグラフィーや新譜情報、来日情報に加え、一部の音源も聴けるなど、よく出来たホームページです。
【コメダ珈琲店上田緑が丘店】
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