安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

札幌旅行2018冬(3)【ジャズクラブ「DAY BY DAY]、道庁・北大構内散策、旭川ラーメン「梅光軒」】

2018-01-25 20:12:45 | お出かけ・その他

札幌旅行の2日目(1月20日)の夜は、ブログ友のデューク(duke)さんと、ジャズクラブ「DAY BY DAY」で宴会を行いました。旅行で訪れた土地に友人がいるというのは嬉しいものです。3日目(1月21日)は、朝から散歩を兼ねて道庁旧庁舎と北大構内を散策。ホテルをチェックアウトした後、札幌駅続きのビルで昼食、お土産も購入して帰りの列車に乗り込みました。

【DAY BY DAY】

住所:札幌市中央区南5西2 中銀ビルB1
電話:011-521-6635

豊水すすきの駅の近くの中銀ビル地下にあります。

林加奈子(p)、 佐藤人志(b)、志藤奨(g)による演奏。レギュラーバンドのリーダーの佐々木慶一さん(ds)は、オーナー歌手の黒岩静枝さんに同行して東京に出かけていて不在でした。

黒岩さんが留守なので、大阪から南ルミコさんが来札し、3日間出演していました。

男性歌手も歌っています。

【北海道庁旧庁舎】

「赤れんが庁舎」の愛称がついています。映画「探偵はBARにいる3」では、この建物の前で、探偵が車に追い回されるシーンを撮影。

【北海道大学構内】

南門から入りました。

広大な敷地です。

ポプラ並木を訪れてみました。

リスがいました。札幌は、自然豊かです。

農学部の建物。探偵の相棒の高田は、農学部の助手を務めているという設定です。映画に登場する研究室の撮影は、総合博物館内にある実際の研究室を飾り付けて撮影したそうです。

      

敷地の北の端の方にある重要文化財の「札幌農学校第2農場」。キャンパス内を散策してみましたが、ランニングをやっている方と多く行きあいました。

クラーク博士像。

 【梅光軒 札幌ラーメン共和国店】

住所:北海道札幌市中央区北五条西2-1 札幌エスタ 10F 札幌ラーメン共和国
電話:011-209-5031
ホームページ:baikohken.com

ラーメン共和国の入口

特選醤油ラーメンを注文。

友人が頼んだ「全部のせラーメン(味噌味)」は、すごいボリュームです。


札幌旅行2018冬(2)【ながもり食堂、映画「探偵はBARにいる3」ロケ地巡り】

2018-01-24 20:09:51 | お出かけ・その他

札幌旅行2日目は、午前中にジャズ喫茶2軒に行き、昼食を二条市場内の「ながもり食堂」で摂り、午後は映画「探偵はバーにいる3」のロケ地巡りを行いました。夕方からは、レコード店やライブハウスで過ごしました。(3)では、昼食から午後にかけての様子を記します。

【1月20日の行程】

ホテル 8:30 → ジャズ喫茶「 ミンガスコーヒー」 → ジャズ喫茶「Groovy」 → 二条市場「ながもり食堂」昼食 →  映画「探偵はBARにいる」ロケ地巡り → レコード店「フレッシュ・エア」 → ジャズ喫茶「Bossa」 → REIホテル休憩 → BAR81 → レコード店「Beat Records」 → ライブハウス「Day By Day」 → ホテル 23:30

なお、映画「探偵はBARにいる3」ロケ地巡りで、訪れた場所は次のとおり。
サッポロファクトリーアトリウム、ノアの方舟、キングムー、スパ「サフロ」、「喫茶トップあと」、風俗街ピンキー横、京城屋、エムズ仲町、ノルベサ(ホテルの部屋から撮影、(21日に北海道庁、北大農学部)

【ながもり食堂】

二条市場

食事処「ながもり」。三浦商店と同じ経営のようです。

入口

店内

サッポロクラシックで乾杯。昼食とロケ地巡りは、同行した友人と一緒です。

さばの味噌煮。

社長さんが、特別におつまみを無料でだしてくれました。

さしみ定食。

最高です。

【映画「探偵はBARにいる3」ロケ地巡り】

   

   

【サッポロファクトリーアトリウムなど】

サッポロファクトリーは、ビール工場の跡地に建てられた大型商業施設です。映画のクライマックスシーンを撮影しています。

アトリウム。巨大で驚きました。2日間で延べ2000人のエキストラを集めて撮影したそうですが、これなら入ります。

アトリウムでは、展示会といったイベントなどが行われています。

以下、ロケとは直接関係ありませんが、ビールを飲みに売店に寄ってみました。

アトリウムから外に出ると、「札幌開拓使麦酒製造所」があって、現在は資料館として活用されています。

   

煙突。

地ビールの試飲

札幌開拓使麦酒売捌所

すべて一杯250円です。僕はお酒は弱いのですが、麦酒をゆっくりならなんとかもつので、ここでも一杯いただきました。

サッポロビールの昔の広告も貼ってあります。次に、地下鉄に乗って、中島公園駅に向かいます。

【ノアの方舟】

奇抜な建物で、現在は海鮮炙り屋になっています。北条(リリー・フランキー演ずる悪人役)などの食事シーンを撮影。

別の方向から撮影。地下鉄中島公園駅からすぐの場所です。

【ティアラタワー中島倶楽部】

高級マンション。ヒロインのマリ(北川景子)の住んでいるマンション。

【キングムー】

札幌で一番大きなダンスクラブ。ダンスフロアでアクションシーンを撮影。目を惹く建物です。

【サウナ(スパサフロ)】

サウナシーンを撮影。ススキノの真ん中に位置しています。

【喫茶モンデ(喫茶トップあと)など】

「喫茶トップ」は、2017年5月に閉店していますが、場所からして多分こちらのお店がそうなのではないかと思います。ススキノ市場の横になります。

すすきの新宿通り。トップの横あたりになります。

映画の最後の方で、ラフィラと東急REIホテルの間にある道を、探偵(大泉洋)が一人でススキノ中心部方向へ歩いていく場面があり、かっこいいです。そこに看板が出てくる寿司処「写楽」。チェーン店ですが、リーズナブルでネタもよいので、2~3回利用したことがあります。

【京城屋、エムズ仲町】

南北線すすきの駅あたりから歩いて豊水すすきの駅近くにある焼肉店の京城屋へ向かいます。

こちらのお店で探偵と相棒の高田が焼肉を食べながら話をしているシーンが撮影されました。昭和25年創業の老舗。

京城屋の向かいにあるM's仲町。飲食店が集まっているビル。このあたりを作り変えて、探偵が襲われるシーンを撮影しています。

狭い通りを活用して撮影が行われました。

【ノルベサ観覧車】

昼間の観覧車。夜ですが、ヒロインのマリと探偵のデートシーンを撮影。

夜の観覧車。宿泊した東急REIホテルの最上階(13階)の部屋から撮影。

ホテルの部屋から地上を撮影。右に行くと、すすきの交差点です。意外と短時間でロケ地を巡ることができましたが、まだ行っていない場所もあるので、次の機会に訪れたいと考えています。北海道庁旧庁舎と北大農学部は、21日午前に訪れたので(3)に記します。


札幌旅行2018冬(1)【行程、すすきの交差点、レコード店巡り】

2018-01-23 20:13:07 | お出かけ・その他

2018年1月19日(金)から21日(日)まで友人と札幌へ行ってきました。今回は、ライブハウスやジャズ喫茶、レコード店を回るとともに、映画「探偵はバーにいる3」のロケ地巡りを行ってみました。映画には、サッポロファクトリーはじめ行ったことのない場所が出てきて、街歩きにちょうどよいだろうと考えたからです。札幌旅行2018冬として、3回のレポートにまとめます。(1)は、行程やレコード店です。

【行 程】

交通機関については、長野から札幌まではJR東日本の新幹線とJR北海道の在来線特急を使いました。札幌の街中は、徒歩が基本で、地下鉄と市電も利用しました。3日間の実際に動いた行程を記します。

1月19日(金)

JR長野駅 7:11  →  JR札幌駅16:04 → 東急REIホテルチェックイン 16:30

ホテル 17:00 → レコード店「Disc Evans」 → ジャズ喫茶「雨ふり」 → ライブハウス「Slow boat」(山田敏昭ライブ) → ホテル 23:30

1月20日(土)

ホテル 8:30 → ジャズ喫茶「 ミンガスコーヒー」 → ジャズ喫茶「Groovy」 → 二条市場「ながもり食堂」昼食 →  映画「探偵はBARにいる」ロケ地巡り → レコード店「フレッシュ・エア」 → ジャズ喫茶「Bossa」 → REIホテル休憩 → BAR81 → レコード店「Beat Records」 → ライブハウス「Day By Day」 → ホテル 23:30

1月21日(日)

ホテル 8:00 → 北海道庁赤レンガ →  北海道大学構内散策 → ホテルチェックアウト 10:45 → 喫茶イシヤカフェ → 札幌駅「旭川ラーメン」昼食、土産品購入 

JR札幌駅 13:32 → JR長野駅 22:26

【すすきの交差点とすぐ近くの宿泊した東急REIホテル】

【Disc Evans】

住所:北海道札幌市中央区南17条西5-4-15
電話:011-513-2329

ディスク・エヴァンスを初日に訪ねました。長野から来たという話から山登りの話題に花が咲き、御主人が静岡県に駐在していたので北アルプスや南アルプスによく出かけたという話を中心に、北海道の山や昨年行かれたヨーロッパアルプスの話などで、二人で盛り上がりました。

外観

店内から入口に向って撮っています。ジャズやオールディーズの在庫が多いようです。

古いスピーカーが結構いい音で鳴っていました。

ジュリー・ロンドンのジャケットを使った時計。知り合いに作ってもらったようですが、中からLEDで照らすようにできていて、わざわざ電源を入れてくれました。

【Fresh Air(フレッシュ・エア)】

住所:北海道札幌市中央区南2条西7丁目
電話: 011-261-4272

狸小路の端にあるフレッシュ・エアは、毎回必ず寄るレコード店です。土曜日ということもあって、お客様が何人もいて、熱心に在庫をチェックしていました。オールジャンルありますが、ロック系統が多いように思います。

【Beat Records】

住所:北海道札幌市中央区 南2条西4丁目16
電話:050-1313-3579

商業施設のピヴォのすぐ横の地下一階にあるお店です。ソウルやブルースなど黒人音楽系統の在庫が多いですが、ロックやジャズなどもあります。

看板

入口。通路が狭いので、近接で撮っています。

店内。

【3店で購入したレコード】

デクスター・ゴードン(ts)やズート・シムズ(ts)など好みのアーティストの海外中古盤も買いました。オリジナルばかりではないので、そう高くありません。

   

   

   

   

   


山田敏昭(p)トリオライブ(1月19日 北海道札幌市 Slowboat)

2018-01-22 21:41:10 | 演奏会・ライブ

1月19日(金)から21日(日)まで札幌へ行き、ジャズのライブやジャズ喫茶やレコード店巡りなど、一年ぶりに札幌の街を楽しみました。19日の夜は、山田敏昭(p)さんのライブを聴きにジャズクラブ「Slowboat」へ出かけました。

(山田敏昭)

(出 演)

山田敏昭(p)
粟谷 巧(b)
伊藤宏樹(ds)

(曲 目)

第1セット

1 Beats Up
2 A Cottage For Sale
3 Jeannine
4 Polka Dots and Moonbeams (水玉模様とお月様)
5 The end of a Love Affair (情事の終わり)

第2セット

1 Send in The Clowns
2 Seven Steps to Heaven
3 On a Misty Night
4 For Carl
5 Bolivia

(感 想)

曲目がスタンダードナンバーとよく知られたジャズオリジナルで、それだけでも僕には嬉しいのですが、1曲あたりの演奏時間も長く、聴きごたえのあるよいライブでした。この3人は最新のCDも録音をしていて、いわばレギュラートリオだけに、澱みなく演奏が続きました。リーダーの山田さんは人気があり、30人近くが聴きにきていて満席でした。

山田さんのピアノは、バップに根差していますが、和音の響きに新鮮さもあり、新しさもうかがえます。最近やっている曲だと話していた「A Cottage for Sale」では、厚い和音を用いて演奏していて特に気に入りました。「Polka Dots and Moonbeams」という情緒溢れるバラード演奏もよかったのですが、「The End of A Love Affair」や「Seven Steps to Heaven」などをアップテンポでやっていて、ライブならではの醍醐味がありました。

粟谷さんは、レイ・ブラウン張りのランニングベースも弾いていましたが、「Polka Dots and Moonbeams」をはじめソロをとる場面も多く、このトリオのもう一つの魅力となっています。伊藤さんのドラムスにスピード感があり、「Seven Steps To Heaven」や「Bolivia」では興奮もののプレイをしていました。またこのメンバーで聴きたいピアノトリオです。

山田敏昭さん。昨年11月23日の東京公演でお目にかかりましたが、僕のことを覚えていてくれました。

「Slow boat(スローボート)」は、すすきのにあります。

ライブは2回行われ、20:30と22:00からで、どちらもほぼ1時間の演奏が行われました。

粟谷巧(b)。札幌ばかりでなく、全国的に活躍しています。

伊藤宏樹(ds)。僕の席からは、伊藤さんのドラミング姿は撮れませんでした。休憩時間に粟谷さんと話をしているところ。

【当日出演の3人で録音された山田敏昭のCD「NOW'S THE TIME」

山田敏昭 (Toshiaki Yamada)
NOW'S THE TIME (slowboat 2017年録音) 

   

ディスクユニオンなどで入手できます。19日のライブでは、このCDに収録されている「For Carl」が演奏されました。


ケニー・バレル BLUESIN' AROUND

2018-01-21 10:00:22 | ギター

今年度は、町内会の役員になっているので、休日に行事に出席することが多く、14日の日曜日には町内会の新年祝賀会に参加しました。事前の準備や後片付けなども行いましたが、育成会など関連団体も含めて120人以上の方が出席し賑やかにコミュニケーションが図れたので、よい催しでした。ミュージシャン間のコミュニケーションが図られているアルバム。

KENNY BURRELL (ケニー・バレル)
BLUESIN' AROUND (COLUMBIA 1961年、62年録音)

   

ケニー・バレル(g, 1931年~)は、近年も新規録音を行っていて、長きにわたり活躍を続けています。録音したレーベルもBlue Note、Prestige、Verve、Concordなど多岐に渡っていますが、Columbiaへの録音はこれと「Weaver of Dreams」の2作だけで、しかも当アルバムは、1983年になって初めて発売されたものです。内容が悪くないだけに、会社のポリシーとあわなかったのかもしれません。

メンバーは、ケニー・バレル(g)、イリノイ・ジャケー(ts)、ハンク・ジョーンズ(p)、メイジャー・ホリー(b)、ジョージ・デビュビエ(b)、オシー・ジョンソン(ds)、ルイス・ヘイズ(ds)、レオ・ライト(as、1曲のみ)、ジャック・マクダフ(org)など。4回のセッションを収録してあるので、メンバーにも異動があります。イリノイ・ジャケー(ts)が5曲で吹いていますが、バレルとのコラボも非常によくて、よい人選をしています。

曲は、ケニー・バレル自作の「Mambo Twist」、「The Switch」、「The Squeeze」、「Bluesin' Around」の4曲、トラッドの「Bye And Bye」、ベニー・モーテン作「Moten Swing」、リチャード・ロジャース作「People Will Say We're In Love」、レイ・チャールズのヒット曲「One Mint Julep」、エリントンの「Mood Indigo」の全9曲。バレルの自作は、ギター演奏に適した曲想をもつものばかりです。

理屈抜きにスイングしてブルースを感じさせるバレルの隠れた好アルバム。最初の「Mambo Twist」は、ロックンロールのような調子のよいノリノリの曲で、このへんはColumbiaが期待したところかもしれません。「The Switch」におけるバレル(g)とジャケー(ts)のかけあいによるテーマ部と続くソロ、スローブルースの「The Squeeze」におけるバレルの粘っこいブルージーなプレイあたりがハイライトでしょうか。「Moten Swing」には、レオ・ライト(as)が参加し、力強くメロディアスな優れたソロを吹いています。ジャケー(ts)が好調で、豪快さに加えレスター・ヤング張りのスムーズなプレイをしています。 

【町内会新年祝賀会の様子】

町内会長のあいさつ

木遣りも登場

めだたい一節を吟じてくれました

仕出しです。いかにも地区の飲み会らしくてよいです。