「ブックセラーズ」というドキュメンタリー映画を観てきました。ネットの時代に、本はどうなっていくのか、そのあたりに関心もあって、出かけたものです。
チラシの表
(概 要)
世界最大規模のニューヨークブックフェアの裏側からブックセラーたちの世界を捉えたドキュメンタリー。業界で名を知られるブックディーラー、書店主、コレクターや伝説の人物まで、本を探し、本を売り、本を愛する個性豊かな人々が登場。さらに、ビル・ゲイツが史上最高額で競り落としたレオナルド・ダ・ビンチのレスター手稿、「不思議の国のアリス」のオリジナル原稿といった希少本も登場。
(感 想)
本の流通に携わる人々が登場し、本への思い入れや、仕事について語ってくれますが、ユニークな人ばかりで、全く飽きずに最後まで画面に引き寄せられました。ブックフェアや古書店、オークションの様子など場面が次々と変わるのもよかった。
ビル・ゲイツがダ・ビンチの手稿を落札した実際の場面は、見応えありました。電話による入札でしたが、28億円の金額であっさりと落札していました。希少な古書は、今や美術品と同じように扱われていることを象徴する場面のように思いました。
若手の古書店主が、本の将来について前向きに考えているのには、感銘を覚えました。ネットだけでなく、手にとってみることのできる本は残っていくだろうと思わされました。ニューヨークの地下鉄で、何人かの若者が本を読んでいる姿が出てきて、明るくなりました。
なお、音楽はモダンジャズが使われています。4ビートのスイングする演奏で、いかにもアメリカという感じです。
【映画「ブックセラーズ」公式サイト】
予告編がまとまっていて、面白い。