伊藤文乃さん(群馬交響楽団コンサートマスター)のヴァイオリン・リサイタルが7月2日に上田市のサントミューゼであるのですが、それに先立ち6月10日に、演奏予定の曲の解説を行う、アナリーゼワークショップが開催されたので、出かけました。
アナリーゼワークショップのステージ。
リサイタルのプログラムは、美しきロマン派音楽の世界と題して、ブラームスやシューマン、クララ・シューマンの曲が演奏されます。伊藤さんはブラームスが大好きだそうで、その生涯やクララとの関係などにも言及していました。
アナリーゼとは名付けられていますが、一般聴衆向けなので、曲の簡単な構造や聴きどころの紹介を、実際の演奏を交えて行ってくれました。ピアノの高橋多佳子さんも出演してくれて、話とともに演奏もしてくれ、まるでミニ演奏会のようでした。
ブラームスのヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」について、第1楽章の第1主題や第2主題をはじめ、第3楽章まで、短いですが主要な部分を弾いてくれました。第1楽章の展開部では、本来のピチカートだけでなくボーイングで弾いてみせてくれ、いかにピチカートが効果的か示してくれて、面白かった。
クララ・シューマンの「3つのロマンスより第1番」もとてもよい曲だそうです。来月2日のリサイタルがますます楽しみになりました。
7月2日のリサイタルのチラシ。チケットは既に購入してあり、6月10日のワークショップにもっていき、提示しました。提示すると、500円の入場料が無料になります。
サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)の看板と建物。
ホームページ:サントミューゼ (santomyuze.com)