安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

伊藤文乃(ヴァイオリン)アナリーゼワークショップ(6月10日 上田市サントミューゼ)

2021-06-12 19:30:00 | クラシック演奏会

伊藤文乃さん(群馬交響楽団コンサートマスター)のヴァイオリン・リサイタルが7月2日に上田市のサントミューゼであるのですが、それに先立ち6月10日に、演奏予定の曲の解説を行う、アナリーゼワークショップが開催されたので、出かけました。

アナリーゼワークショップのステージ。

リサイタルのプログラムは、美しきロマン派音楽の世界と題して、ブラームスやシューマン、クララ・シューマンの曲が演奏されます。伊藤さんはブラームスが大好きだそうで、その生涯やクララとの関係などにも言及していました。

アナリーゼとは名付けられていますが、一般聴衆向けなので、曲の簡単な構造や聴きどころの紹介を、実際の演奏を交えて行ってくれました。ピアノの高橋多佳子さんも出演してくれて、話とともに演奏もしてくれ、まるでミニ演奏会のようでした。

ブラームスのヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」について、第1楽章の第1主題や第2主題をはじめ、第3楽章まで、短いですが主要な部分を弾いてくれました。第1楽章の展開部では、本来のピチカートだけでなくボーイングで弾いてみせてくれ、いかにピチカートが効果的か示してくれて、面白かった。

クララ・シューマンの「3つのロマンスより第1番」もとてもよい曲だそうです。来月2日のリサイタルがますます楽しみになりました。

 

   

7月2日のリサイタルのチラシ。チケットは既に購入してあり、6月10日のワークショップにもっていき、提示しました。提示すると、500円の入場料が無料になります。

サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)の看板と建物。

ホームページ:サントミューゼ (santomyuze.com)