先日、安曇野市からちょっと足を伸ばして岐阜県高山市までいってきました。その街並みの写真などは別にアップしましたが、街中を歩いていて、びっくりしたのは、飛騨牛のアピールが多いことでした。飛騨牛のステーキ、寿司、肉まん、串焼などのお店をみかけました。また、それが実際よく売れていて、飛騨牛はブランドとしてすっかり定着しているようです。高山には久しぶりに行ったのですが、飛騨牛のお店は新しい発見でした。売れていそうなミュージシャンのライブです。
DAVID HAZELTINE (デヴィッド・ヘイゼルタイン)
FOR ALL WE KNOW (SMOKE SESSIONS 2013年録音)
デヴィッド・ヘイゼルタイン(p)は、1958年生まれで、多くのリーダー作もあるので、ベテランのピアニストです。けれども、シダー・ウォルトンの後継者といった位置づけもあり、まだまだこれからの活躍が期待できる旬のミュージシャンというイメージを持っています。このアルバムは、ジャズクラブの「スモーク」におけるライブ録音ですが、シダー・ウォルトンへのトリビュートという色彩もあります。
メンバーは、デヴィッド・ヘイゼルタイン(p)、シーマス・ブレイク(ts)、デヴィッド・ウィリアムス(b)、ジョー・ファンズワース(ds)。ヘイゼルタインは、テナー奏者だと、エリック・アレキサンダーと組むことが多いのですが、ここではシーマス・ブレイクと組んでいます。ここでのブレイクの演奏もなかなかよいです。ベースとドラムスは、シダー・ウォルトン・トリオのメンバーであったので、メンバーの点からもウォルトンとの係わりがあります。
曲は、ヘイゼルタインのオリジナルが、「Et Cedra」、「Pooh」、「Lord Walton」、「Eddie Harris」、「A.D. Bossa」の5曲。スタンダードが、「My Ship」、「For All We Know」、「Imagination」、パーカーの「Cheryl」の全9曲。「Et Cedra」と「Lord Walton」は、シダー・ウォルトンを偲んで書かれたものでしょう。ライブなので、1曲の演奏時間が長く、全部で70分近くの収録時間です。
ヘイゼルタイン、ブレイクがなかなかいい演奏を行っています。スローテンポの「For All We Know」は、ことにブレイク(ts)の音色、吹き方が寂しさを募らせて、曲想にあっていて、印象に残ります。「Eddie Harris」は、賑やかで楽しい曲で、ヘイゼルタイン(p)のソロが長いラインを描いて快調。「Imagination」は、ピアノトリオによる演奏で、リラックスしてスイングしています。ファンズワース(ds)の出過ぎず協調したプレイぶりも好ましい。
【高山市の飛騨牛関連のお店】