先日、宴会の帰りに、ジャズバー「MUSICIAN」（ミュージシャン）に久しぶりに寄りました。1966年の開店だそうなので、約48年間営業を続けています。平成元年（1989年）に、現在のビルの中のお店になりましたが、その前は、ほぼ同じ場所にあった平屋建ての木造店舗で営業をしていて、昔ながらのジャズ喫茶の雰囲気が濃厚でした。
お店は、右側の階段を上って、このビルの2階になります。
扉を開けて中に入ると、カウンターが10席に、2～3人用テーブルが2つという横に長い店内です。ジャズのレコード・CDが3000枚くらいあるそうで、それをサンスイのアンプ、スピーカーは、JBL4312BMKⅡで流しています。LP用のプレイヤーはデンオン、カートリッジはシュアM-44Gだそうです。壁にはマイルス・デイヴィスのポスターが貼ってありました。
スピーカーは、向い合せにおいてあり、カウンターに向かって音が出ています。
宴会の後なので、珈琲をもらい、バウンドケーキもつけてもらいました。珈琲は濃い目で、なかなか美味しい。はじめは、お客様が少なかったのですが、僕がお店を出た午後９時半ころには、7人もお客様がいました。常連の方が多いようですが、飲み会のあとで入ってみたというような方も見受けられました。
「なにか聴きますか」とマスターの中島さんに訊ねられたので、コルトレーン（ts）の「バラード」のA面をお願いし、うつらうつらとしながら聴きました。次には、アル・ヘイグの「Invitation」をかけてくれました。
午後5時開店なので、若干使いにくいのですが、お酒の好きな人はもちろん、ソフトドリンクや軽食もあるので、飲めない人にもいいお店です。ジャズバーですが、ジャズ喫茶といってもいいお店で、マスターはフレンドリーで、敷居は高くなくて入りやすいのもいいところです。
【MUSICIAN（ミュージシャン）】