安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

佐々木功著「真田の兵ども」(ハルキ文庫)、池波正太郎真田太平記館「ル・パスタン」で買物とコーヒー。

2024-07-16 19:30:00 | 読書

最近、戦国武将関連の本を読んでいますが、真田昌幸など真田家の武将には特に興味を惹かれます。真田家を扱った小説には、池波正太郎著「真田太平記」がありますが、佐々木功著「真田の兵ども」が出たので読んでみました。

さらに、「真田太平記」を再読したくなり、上田市の真田太平記館に出かけ、喫茶「ル・パスタン」で、その1巻、2巻を購入しました。併せて、購入特典の和紙製ブックカバーもゲット。「ル・パスタン」の珈琲が意外に美味しい。

   

表 紙

(カバーの裏にある本書の紹介) 

   

 (目 次)  

   

(感想など)

真田家に取材した小説は、池波正太郎さんが「真田太平記」をはじめ多数書き、しかも、ベストセラーとなっているせいか、他の作家が手がけた例は、あまりないと思われます。今回、2024年6月18日付け(元は、2021年発行の単行本)で、佐々木功著の本作が文庫化されたことは、歓迎すべきことです。

目次を見ればわかるように、真田家の歴史の中でもハイライトといっていい時代、事象を扱っていて、ストーリー自体に既に魅力があります。創作だと推測しますが、徳川方についた長男の信幸が、父の昌幸、次男の信繁と計らい、大将の徳川秀忠を襲うという計画が書き加えられています。

物語は、史実を下敷きにしていて、その点は、好感が持てるのですが、例えば、273~274ページにかけての仙石秀康の回想など冗長で、ストーリー展開が遅いのがやや残念。また、上田城は「三層の天守」のお城という全く誤った記述(105ページ)があり、細部が疎かになっている気もしました。

(著者の紹介)

   

 

上記の「真田の兵ども」を読んだことを契機に、やはり池波正太郎作「真田太平記」を再読することに決定。以前購入の本は、処分しているので、再購入に、まず上田市の真田太平記館へ。

   

真田太平記館。

   

実は、一冊買うと、オリジナルの和紙製ブックカバーを一つもらえるというので、こちらへ。ブックカバーは6種類あるそうなので、12巻全てここで購入するので、6種類全部集める予定。

購入した池波正太郎「真田太平記」第1巻(新潮文庫)。面白いです。いま2巻にかかっています。

   

第1巻を購入したさいに、購入特典としてもらった和紙製ブックカバー。図柄は、挿絵からです。カバーとしては使わず、飾っておきます。

   

喫茶店「ル・パスタン」。ル・パスタンは、フランス語で楽しみという意味で、池波正太郎さんのエッセイのタイトルでもあります。

池波正太郎さんの絵が飾ってありました。本物かどうかは、聞きませんでした。

    

コーヒーをいただきました。初めていただきましたが、真っ当で値段も安く、上田市街地の穴場だと思いました。まだ真田太平記の文庫本を10冊購入するので、その際などに、またコーヒー飲みたい。

【池波正太郎 真田太平記館】

住所:長野県上田市中央3丁目7番3号
電話:0268-28-7100 
ホームページ: ◆池波正太郎真田太平記館◆ - 上田市ホームページ (city.ueda.nagano.jp)



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