安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

パティ・ペイジ IN THE LAND OF HI-FI

2015-04-15 22:03:37 | ヴォーカル(L~R)

5年ぶりに、メガネを新調しました。処方箋を作ってもらった眼科では、視力測定の他に、眼圧や緑内障の検査もありましたが、全くなにもなく、ホットしました。年齢から、老眼で近くが見えにくくなっていますが、遠近両用ではなく慣れている近視用のものにしました。メガネを新しくしましたが、目が疲れやすい深夜の高速道における運転は少し控えるようにするつもりです。ドライブのお伴に聴いたCD。

PATTI PAGE (パティ・ペイジ)
IN THE LAND OF HI-FI (Emarcy 1956年録音)

   

パティ・ペイジ(vo)は、「テネシー・ワルツ」の大ヒットをはじめとしてヒット曲を多数放った、本来ポピュラー畑の歌手です。バラード系のものが得意で本領を発揮していると思いますが、このアルバムのように、ダイナミックなビッグバンドの伴奏で、ジャジーなものも録音しています。

編曲は、ピート・ルゴロで、曲により強弱をはっきりとさせたケントン・サウンドが炸裂しています。オーケストラには、ピート・カンドリ(tp)、バディ・チルダース(tp)、J.J.ジョンソン(tb)、バド・シャンク(as)、ジョージ・オールド(ts)、ボブ・クーパー(ts)、ジョー・モンドラゴン(b)、メル・ルイス(ds)といったスタン・ケントン楽団の面々などが参加しています。

曲は、スタンダードです。「Nevertheless」、「Out of Nowhere」、「The Lady is a Tramp」、「The Thrill is Gone」、「A Foggy Day」(霧深き日)、「Mountain Greenery」、「I've Got My Eyes On You」、「My Kind of Love」、「I didn't Know About You」、「My Sin」、「Taking A Chance On Love」、「Love For Sale」の12曲。「I've Got My Eyes On You」は、名前を聞かない曲ですが、コール・ポーターの作品です。

パティ・ペイジ(vo)の原曲にそった歌唱が気持ちよいアルバムで、早いものより、ミドルテンポくらいのものが心地よい。「The Thrill is Gone」など大げさな表現をとらずさらっと歌っています。「I've Got My Eyes On You」、「My Kind of Love」、「I didn't Know About You」と穏やかに続くところが、彼女の甘さを含んだ歌声と曲がマッチしていて雰囲気が出ています。ルゴロの編曲は、アップテンポのものでは、ブラスが若干うるさく感じるものの、それ以外は過不足ありません。

【購入したメガネ】

まだ慣れなくて、少し足もとがおぼつきません。大事に使うつもりです。