うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

外怪

2011年10月16日 | 忘れかけていたこと

パソコンに外から抜き挿しするものには、不思議な性格がある。

一つのパソコンと一度関係をもつと、そこにいたことを抜き取った後まで執念深く覚えさせていて、ときには次の起動の邪魔までしてみせるという、厄介なことをしてくれる。

ある方のパソコンが「真っ暗で電源はチカチカしてるが正常に起動しない」という状態になって、それが、「ワイヤレスマウスのUSBを差し込んだままだったからで、取り外して起動したらOKだった」という。
これが抜き取ったからではなく、抜かなかったからというからややこしい。

CDをパソコンに入れて使った後、プログラムを終えた後でも、エクスプローラーからCDドライブに「取り出し」指令を出さないと、あとくされのもとになると、几帳面にその手続きをする方もおられる。

私の場合、USBメモリだけは、見えないところでデータのやり取りがあって、引き出したデータを返さないうちに抜いてしまうと、「今までいたのに黙って出て行くのか、持ち込んだものは自分で持って帰れ」と、パソコンが怒り出すから、「ハードウエアの安全な取り外し」手続きを励行している。しかし、他のものは、音楽CDであろうとカメラのコードであろうと、まったく無頓着に挿し抜きをしてきて何も問題がおきていない。

家族の外出にやかましい家もあるから、外からの抜き挿しにやかましいパソコンもあるのだろうか。

パソコンの世界には、どうも不可解なことが多い。


迷訳

2011年10月15日 | 忘れかけていたこと

横文字のWeb記事も日本語で読める。

機械翻訳というシステムのおかげだが、機械は人間の心を読み取れないから、読んでいる人間が翻訳された文章を理解できるかどうかにはまったく無頓着にできている。

先日来、メタファイル関係の説明記事をあちこち読んでみたが、そうか、わかったというものは一つもなかった。

わかるはずのない記事をなぜ載せるのか、と言いたくなるが、あれは載せているのではなく、載っている外国語文の記事を、載った後で機械が翻訳しているのだから、掲載者に文句は言えない。
学術論文を、2国語でそれぞれ書いて発表するのとは違って、元が一つなのに二つあるかのように見せかけているだけなのだ。
読みこなすには、原語のお勉強をしっかりやるしかなさそうである。

わかるはずのない機械翻訳の実例を挙げておこう。

”Helen Merrill sings You'd be so nice to come home to.”
「ヘレンメリルは、あなたがカムホームトゥのでいいだろうと思う。」

そっくりコピーしたので、文末のピリオドと句点以外には手を加えていない。

これでわかった人は、隣の銀河系に住む資格をもっていると言ってよいだろう。


メタ

2011年10月14日 | 忘れかけていたこと

わからないことはさっさと諦めるのが、頭痛防止のいちばんよい手なのだが、拡張メタファイルにまだ心残りがある。

せめて図形の変換前/変換後だけは見ておこうかと、ごく簡単な実験をしてみた。
ワード上で、と言っても私のは KingsoftWriter なのだが、1本の直線を挿入する。

幾何学の定義では直線に長さはないから、ある長さの線分なのだが、まあ両端のある真っ直ぐな線だから直線と呼んでおく。
その直線をコピーして拡張メタファイル形式ですぐ下に貼り付けてみた。


貼り付け位置はカーソルで確かめておいたから、どこかに行ってしまうはずはないのだが、何も現れない。
よく見ると、カーソルは直線の終端に当たる位置に移動している。
変身すると姿を消すのか、これはなんとも鮮やかなメタモだ。
どこかの国の潜水艦は、海域によってクジラに変身するというが、姿を消すとはすごい。

貼り付けたところに見えない図形がありはしないかと、ポインターを持っていくと、起点、終点、制御点のしるしが現れた。
そこで書式設定の「色と線」を見ると、「塗りつぶしなし」「線の色なし」になっている。
線の色を黒、太さをゼロにして見たら、直線は細長い方形になった。
またも変身か。

色はあっても太さのない線にすると、色は見せなければならず、太さがあってはならないという矛盾をそのまま画像に表現しなければならない。
それが極細の文字どおり長方形。

ことによると、直線という図形は、幅ゼロの方形なのだろうか、と妙なことを考え始める。
こんなことをしていると、ボケあたまがいっそうメタメタになりそうだから、今度こそ退散を実行しよう。


正体不明

2011年10月13日 | 忘れかけていたこと

図形操作の過程でふと名前だけ覚えた「拡張メタファイル」、とりあえず深い付き合いはいらないということまではわかったが、さてそうなるとなおさら正体が気になる。

およそカナ言葉は、意味をつかみにくいものだ。
日本語に訳しようがなく、横文字を発音の似たカナ文字に読み換えて、定義もせずに使っているのがカナ言葉だから、適用概念の範囲はずるずると広がる一方である。

言葉は概念を文字にしたものであるのに、つかみきれていない概念を音だけ聞いてわかるはずがない。初心者のパソコンいじりと同じで、わからなくて当たり前だと思い始めれば、なおさらわからなくなる。

「メタ」も三役級のわからん言葉である。
つい言葉と言ってしまったが、メタだけでは言葉になっていないらしい。
何かの言葉の前に連結されないと意味が出てこない文字列なのだ。
頭につければ意味が出てくる、ヘアピースのように、それだけ置いてあるのを見れば、置き場所によってはギョッとするものでしかない。
何かの言葉の前に付くと、後、越、共、変など、さまざまな意味を持った言葉に変身させる。便利と言えば便利だが、あまりに応用が利きすぎて、ときには茶髪に黒髷のような珍奇なものも出来上がる。

メタボリックなどというから新陳代謝の何なのかと思っていたら、いつのまにかデブ腹の代名詞なってしまうような、わけのわからない言葉の部品である。

さて、拡張メタファイルというのは、Windows が画像などに使っているファイル形式の一つで、16ビット版では Windowsメタファイルと呼んでいたが、32ビット版を拡張メタファイルと呼ぶらしいことまでは、どこかに書いてあってわかった。

メタは、その次に続く言葉でどういう性格のメタなのか見当をつけるしかないのだが、つながっているのが「ファイル」では想像の働かせようがない。
ファイル変換用ならメタモルフォーゼの遠い親戚ぐらいかなと、いいかげんな推測をしてみても、その先の肝心なところはつかみどころが見つからず、正体不明のままである。

手も足もかかりそうもないオーバーハングの壁は、もう登る気もしないからこの辺で退散しよう。


分解:3

2011年10月12日 | 忘れかけていたこと

昨日試してみた図形の分解編集は、いかにも回りくどかった。
どこかで余分な作業をしているような気がする。

もういちど工程を眺めてみる。

「ワード文書に挿入したオートシェイプの脇に、画像ソフトに読み込める形式のクローンを作り、それを画像ソフトに貼り付け、そこで分解加工編集した画像を再びワードに挿入する」

こういう手順だったが、クローンはどうしても必要なのか。

ワードに挿入したオートシェイプは、そのままではグループ化の解除ができず、拡張メタファイル図形を作ったが、それもワードの中ではやはりグループ化の解除ができなかった。
そこで、拡張メタファイル図形をワードから取り出して PhotoFiltre に貼り付けたのだった。

ここがおかしい。

崩そうと思って崩れなかった図形は、形式を変えてもやはり崩れなかった。
外に持ち出すなら、わざわざ形式を変えなくても、元の図形をコピーすれば PhotoFiltre に貼り付けられるではないか。

錯覚とはおかしなもの、別れ道を行ってみてだめなら、また追分まで戻ればよいものを、別れ道からじかに他の道を探そうとするから、余分なところを歩いたり、迷ったりするのだ。

山道のしくじりは大概そんなもので、右往左往が災いの因なのである。

では、とワードの元の図をコピーして PhotoFiltre の新規画面に貼り付けてみる。
当然のことながら、結果は同じ、これでOK。いったい何をやっていたのだろう。

拡張メタファイルというのは何ものなのか。
おやおや、疑問の別れ道がまた増えた。


分解:2

2011年10月11日 | 忘れかけていたこと

オートシェイプ図形は分解できないのだろうか。

こう書いておいたら、Fさんから「できるよ」と教えていただいた。

手順を大まかに言うと、ワード文書に挿入したオートシェイプの脇に、画像ソフトに読み込める形式のクローンを作り、それを画像ソフトに貼り付け、そこで分解加工編集した画像を再びワードに挿入するということなのである。

ちょっと回りくどいが、文書を書く文机とは別に、画像を加工する画架を置いて、それぞれ作業しやすい場所で作業をすると考えればよい。
文机 ⇒ 画架 ⇒ 文机 と、作業場所を使い分けるのだ。

【文机でのはじめの作業】
ワードを起動 ⇒ 図形挿入(図1と仮称) ⇒ オブジェクトの書式設定 ⇒ レイアウト ⇒ 前面 ⇒ カーソルを図1の右側または下側に移動(クローンの貼り付け位置が図1と重ならないようにしておく)

【クローン作成】
図1をクリック ⇒ 右クリック ⇒ コピー ⇒ 図1の外でクリック(カーソルが現れる)⇒ 右クリック ⇒ 形式を選択して貼り付け ⇒ 「拡張メタファイル」を選択・OK(クローン図2が誕生) ⇒ 図2をクリック ⇒ 右クリック ⇒ コピー

【画架での作業】
PhotoFiltre を起動 ⇒ 新規画面を開く ⇒ 編集 ⇒ 貼り付け

ここで図形を自在に加工 (この例では、オートシェイプ顔面基本図形の片目をコピーし、鼻の形に引き伸ばし顔の中央に置いた)

⇒ 名前をつけて保存(図3 保存場所を忘れないように)

【文書机に戻って作業】
図2(クローン)をクリック ⇒ Delete (まだ使うつもりなら別の場所に移しておく)⇒ 挿入 図3を読み込み(この例では、図1を比較のために残したが不要なら Delete )


この手順を踏めば、既製の図形のどの部分も取り出して使えることがわかった。
ただし、便利に面倒は付いて回る。と言ってみたが、どこかおかしい。

明日また考えてみよう。


リンゴの本

2011年10月10日 | 忘れかけていたこと

「リンゴの木の下で」という歌がある。
大昔の同題の歌とは少し感じが違う。
http://www.youtube.com/watch?v=PYv4OGAsMXg&feature=related

ここでするのは、リンゴの木ではなくて、リンゴの本のお話だった。

本から作ったリンゴ型のオブジェ、製法の紹介があった。
http://www.wolca.info/special/present/020.html

本を切り刻むのには抵抗があるが、燃えるゴミよりはややましではないかと。


バージョンアップ:また別のこと

2011年10月09日 | 忘れかけていたこと

バージョンアップは、ソフトメーカーとユーザーの戦いである。
メーカーは新しい機能を次々に考え出し、その機能にあった使い方をユーザーに要求する。
革新に筋道はないから、もし付加する機能が革新的なものであった場合には、名前の主要部分は変わらなくても、全然違うものが現れることになる。

リニューアルという言葉がある。変えてしまったことを嫌われずにすませる巧みな宣伝用語だ。
この前触れのついたバージョンアップに出会ったらそれこそ悲劇である。

新しく使う人は、何かややこしいなと思いながらも、こんなものかと覚えこめばよいのだが、前のバージョンに慣れてやっと使いこなせるようになった人には、そこで頭の切り替えを強要され、迷惑この上ない。

講習会などで、使うソフトのバージョンがばらばらの場合、サポーターには和洋中混合レストランの料理人のような頭の切り替えが要求される。
およそ機能追加のバージョンアップで操作が単純になることはない。
「これでいいですか」などと聞かれても、操作途中の状態を一目見て、何をしているかがわかるものではない。「続けてください」という返事かできない。
星の数ほどもあるアプリケーションソフトのすべてを、初見で使いこなす人などいないから、スーパー料理人の巡回をじっと待つか、見当違いのことをやってみながらいじりまわす時間のほうが多くなる。

バージョンアップは、ソフトメーカーとユーザーの戦いと言ったが、ユーザーとサポーターの泥試合にならぬよう、何か巧い方法はないものだろうか。


分解

2011年10月08日 | 忘れかけていたこと

オートシェイプ図形は分解できないのだろうか。

あの図形群が分解できて、それをまた組み合わせることができたらさぞ便利だろうと、ふと考えた。

グループ化の逆の手である。

CADという図面作成ソフト類には、「分解」というコマンドがあり、まとまっている図形をバラバラにすることができた。

オートシェイプ図形も、もともとは線を接続して作ったものではないのか。
それとも1円玉のように、それより細かくは崩すことのできない単位図形なのだろうか。


FAQ

2011年10月07日 | 忘れかけていたこと

FAQ、フリクェンシー・アンサード・クエスチョン、何度も回答されている質問、もう聞くなと言わんばかりの名称略号だが、そう言われても仕方がないほど世の中には同じ疑問を持つ人が多い。
よく知られていることは、ここを探すとわかる。自分だけが知らないことも、ここを探るとわかる。

あるFAQで、「BibIX形式は、どう読むのですか」という質問が出ていた。
こんな記号の後に形式という字が続くのを見て、何かのデータ形式だろうとは思っても、さてどういうデータかは見当がつかない。

Googleで検索してみると、Refer/BibIXというのがあって、医学関係の論文情報の整理形式らしいということはわかったが、読み方はさすがに書いてない。
使う人は知っているのだろう。

質問の出ていたFAQで、カテゴリー表に医学というのはなかった。
ほかのFAQのカテゴリーにも医学はない。

医学は、人の命を預かる学問である。めったな質問にめったな答が出ては、間違った診断を勝手に下してしまうおそれがある。だからその種の質問には答えないことにしているのだと、ごく善意に解釈したものの、ここまでは答えられますぐらいのことがあってもよさそうなものだという気もする。

病名や薬品名なら、いろいろなことが出ているのに、資料のデータ形式のことなどはおいそれと教えるわけにはいかないということらしい。
それらしいところを狙って検索しても、No search results for BibIX. と追い返されてしまう。

医療は生活にくい込んできたが、医学はまだまだ高い塔の中にあるようだ。


漢字クイズ

2011年10月06日 | 忘れかけていたこと

「漢字辞典ネット」というサイトがある。
     http://www.kanjijiten.net/

名前のとおり、漢字の読み、意味を調べることができるのだが、応用範囲が広く、漢字クイズにもなる。

クイズの答は、知ってどうなるというものが多いが、そんなことを言い出せば、「あそこのあれが美味い」「うまいがどうした」と同じことになる。
バーチャル魚つりゲームよりはいくらか頭も使うので、時間をもてあましておいでの方はどうぞ。


確認入力

2011年10月05日 | 忘れかけていたこと

どなたかのブログにコメントを入れようとすると、英数字の入力を求められることがある。
読みにくい文字の場合もあり、誰が見ても違えようのないはっきりした数字の場合もある。

読みにくい文字が多かったときには、読みにくさに意味があるのかと思っていたので、判読能力テストを強いられているようで気分がよくなかった。

それがはっきりした文字に変わると、こんどはこんなことをさせて、迷惑防止にどういう効き目があるのかと疑問が湧いた。それでも、とにかく入力しなければ、ことが先に進まない。

人さまの使っておられるシステムに、けちをつけるわけでなくても、わざわざ質問するのも大きなお世話になるので、黙って指定どおりにしていたが、ある日その入力枠に説明書きを見つけた。
「自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認するため」と書いてある。
そうか、コメントを書き入れる人の判別ではなく、人間がやっているか機械にやらせているかを判別する仕組みだったのだ。

だが、一つわかるとまた次がわからなくなる。
それなら、まだときどき出会う照合文字の、クイズめいたあの読みにくさは、何のためなのだろうか。


取り囲み:結

2011年10月04日 | 忘れかけていたこと

前の記述と、重なったり話が変わったりするところもあるが、整理しながらこの問題の結びにしたいと思う。
とは言っても、また新しい発見があれば何か言い出すかもしれない。歳々年々人同じからずと言われるが、日々時々思い同じからず迷妄を脳髄硬化防止に役立てんとする、と煙幕を張っておく。

MS Word に挿入した図形が、いくつも集まったり重なったりして、複雑に絡まっている状態では、[Ctrl] + クリックを繰り返して順次追加選択していく方法が巧くいかない場合がある。

そのときは、選択したい図形のみを、方形ドラッグの囲みの中に入れて一括選択すると楽にできる。
これを「方形囲み選択」と仮称しておく。ただ「囲み選択」と言ったのでは、随意多角形の多頂点型選択と取り違えるおそれがあるから。

この「方形囲み選択」は、2003 までは画面左下にある斜め矢印の1クリックでできるようになっていたが、2007 以降は手順が大きく変わってしまった。

これらの不都合なバージョンアップのことを、はじめは MS Office にあるすべてのアプリケーションに共通する問題としてとらえようとしていたが、いま文書中に画像を入れそれを編集する操作は Word でしか行わないことにしているので、 Word の問題に絞って整理しておくことにする。

皆さんから教えていただきながら、次のようなことがわかった。

1.MS Word には、Oさんのメールによると 2002 から、挿入する図などの加工場のような「描画キャンパス」というものができた。
たしかに「挿入」コマンドの実行すると、まず最初に、見たこともない四角な画面が現れた。それに当惑した旧バージョンのユーザーたちは、「描画キャンパス」が現れないような設定を見つけ出し、慣れた方法で挿入編集を行ってきた。

2.挿入した図形あるいはその場で作った図形を組み合わせると随意の作図ができる。このことは講習会でのOさん、Tさんの講義で覚えた。
部分画像を組み合わせるとき、逐次グループ化していけば、途中でばらばらになってしまうことがなく、複雑な組み合わせも出来上がっていく。

3.2003 までは、グループ化する画像の選択が、画面左下の斜め矢印の1クリックでできるようになっていたのは前述のとおりである。

4.2007 になると、ツールバーがリボンの形になり、左下の斜め矢印もリボンの中に吸い上げられてしまった。
そのとき、複数図形の一括選択は、リボンの[ホーム]タブで、 [選択]→[オブジェクトの選択] という段階手順を必要とするようになった。

5.2010 になって、また様子が変わった。
こういう説明がある。

『描画キャンバスを使ってオブジェクトを配置しますと、この描画キャンバス内で使用できるのがわかります。
描画キャンバスを挿入する位置にカーソルを表示します。
[挿入]タブの図グループにある[図形]→[新しい描画キャンバス]を選択します。
描画キャンバスに図形などオブジェクトを配置します。
[ホーム]タブの編集グループにある[選択]→[オブジェクトの選択]を選択します。』

つまり、これまで邪魔者扱いをしてきた「描画キャンパス」を使わないと、オブジェクトの「方形囲み選択」ができなくなってしまったのだ。

使わないものはなくてもよいが、使わなければできなくしてしまえば、それを使わないわけにはいかない。
単純明快な原理によって、旧弊ユーザーは複雑迂遠な操作を強いられることになった。

リボン揺れつれなきものや秋の風


バージョン・アップ

2011年10月03日 | 忘れかけていたこと

秋は変えてみることの増える季節かと思っていたら、MS Office をそっくり入れ替えたいという方が現れた。

基礎から再学習するつもりで参考書を買ってみたが、MS Office が 2007 以降まったく様変わりしてしまっていて、使っている MS Office と参考書との整合がとれず、参考にならないという。ごもっともである。

旧弊の吾人には、あまり機能の範囲を広げてない 2003 以前のもののほうが、簡単で使いやすいのだが、使いやすさを取るか多機能を取るか迷うところだろう。

MS Office に簡便型と多機能型の2種類があれば、用途に応じて使い分けができてよいと思うのだが、いまの動きは多機能へ向かうばかりである。

さて、入れ替え断行の前には、次の確認と選択が必要ではないかと思う。

【確認しておくこと】

1.用法の簡便さを望むか、あるいは将来を考え多機能を望むか

2.ハードディスクの空き領域はどれだけあるか

3.物理メモリの大きさはどれだけあるか

4.現行OSのままで 2010 は満足に動作するのか

【選択できる方法】

1.参考書との整合のみでよければ、旧バージョンの参考書を探す。
  ○Book Off など古書店
  ○図書館
  ○用済み蔵書譲り受け

2.疑問発生の都度、ヘルプ、Q-Aサイト、MPSを活用して解消していく。
  ○できることを覚えるより、何をしたいかを先に決める。
  ○検索と質問の要領を会得する。
  ○MPSに躊躇せずに設問する。

3.バージョン・アップに踏み切るなら、範囲をはっきり決めてすっきり乗り換える。
  ○MS Office のみか、OSまで行うのか、最初の方針を決めてから着手する。
  ○新旧両用はいっそう複雑さを招くので回避したほうが得策である。
  ○蓄積データのバックアップは必ず行っておく。

なにぶん引越しは疲れるもの、チェックリストを作って、あわてずに落ちのないよう、記録をとりながら実施されることをお勧めしたい。


風向き

2011年10月02日 | 忘れかけていたこと

 

「福島第一原発周辺の風向きマップ」というサイトがある。
http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/weather/gpv/wind/

いまさら風がどう吹こうと、とお思いでしょうが、やはり風向きは気になる。

風が冷たくなると、やせ腕にしみとおるような気がして、窓の開き具合を変えてみたり、長袖のシャツに替えてみたり。

秋はかえてみることの増える季節である。