うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

正体不明

2011年10月13日 | 忘れかけていたこと

図形操作の過程でふと名前だけ覚えた「拡張メタファイル」、とりあえず深い付き合いはいらないということまではわかったが、さてそうなるとなおさら正体が気になる。

およそカナ言葉は、意味をつかみにくいものだ。
日本語に訳しようがなく、横文字を発音の似たカナ文字に読み換えて、定義もせずに使っているのがカナ言葉だから、適用概念の範囲はずるずると広がる一方である。

言葉は概念を文字にしたものであるのに、つかみきれていない概念を音だけ聞いてわかるはずがない。初心者のパソコンいじりと同じで、わからなくて当たり前だと思い始めれば、なおさらわからなくなる。

「メタ」も三役級のわからん言葉である。
つい言葉と言ってしまったが、メタだけでは言葉になっていないらしい。
何かの言葉の前に連結されないと意味が出てこない文字列なのだ。
頭につければ意味が出てくる、ヘアピースのように、それだけ置いてあるのを見れば、置き場所によってはギョッとするものでしかない。
何かの言葉の前に付くと、後、越、共、変など、さまざまな意味を持った言葉に変身させる。便利と言えば便利だが、あまりに応用が利きすぎて、ときには茶髪に黒髷のような珍奇なものも出来上がる。

メタボリックなどというから新陳代謝の何なのかと思っていたら、いつのまにかデブ腹の代名詞なってしまうような、わけのわからない言葉の部品である。

さて、拡張メタファイルというのは、Windows が画像などに使っているファイル形式の一つで、16ビット版では Windowsメタファイルと呼んでいたが、32ビット版を拡張メタファイルと呼ぶらしいことまでは、どこかに書いてあってわかった。

メタは、その次に続く言葉でどういう性格のメタなのか見当をつけるしかないのだが、つながっているのが「ファイル」では想像の働かせようがない。
ファイル変換用ならメタモルフォーゼの遠い親戚ぐらいかなと、いいかげんな推測をしてみても、その先の肝心なところはつかみどころが見つからず、正体不明のままである。

手も足もかかりそうもないオーバーハングの壁は、もう登る気もしないからこの辺で退散しよう。