SUM 関数は、
=SUM(セル1:セルn)
という書き方で、引数は合計計算範囲をセル名で指定します。
昨日の記事はこうなっています。
実は、これが少し怪しいのです。
7月24日の記事はこうでした。
=関数名(引数1,引数2,・・・)
セル1:セルn
引数1,引数2
何となく似てはいますが、同じではありません。
セル1:セルn は、セル1からセルn までの連続したセルの値を指している、一つの引数でしかありません。
つまり、引数1 であとがないのです。
合計を求めている範囲が連続したセルに入っている場合は、引数1 だけでよいのですが、世の中で行われる計算は、そんな単純なものだけではありません。
セル1 からセルn までと、同じシートの別のところ、あるいは別のシートのどこかのセルと範囲を広げたくなったとき、どうしたらよいでしょう。
連続範囲ごとに SUM 関数で小計を求めておき、それを合計する方法もありますが、小計のひと呼吸が、どこか間抜けに見えます。
そんなことをせず、一気に合計を求めるのが、引数2 以降の役割です。
引数1 と引数2 の間、また次の引数との間に「,」半角コンマを忘れずに入れれば、範囲が飛びとびにいくつあっても、一つの関数で片付きます。
間違って全角にしたり、別の点記号を入れたりしないこと、気をつけるのはそれだけです。
もし間違ったらどうなるかは、やってみればすぐわかります。
わざと間違っても、うっかり間違っても、[Ctrl]+[Z] で元に戻ります、心配はいりません。