FTPの文字化け騒ぎも、Tさんから教えていただいた方法でおさまりそうです。
問題は、データのやり取りではなく、サーバーにおさまっているデータの名前の表示方法に、余分な注文を付けておいたところにあるようです。
FFFTP の「ホストの設定」に「高度」というタブがあって、そこに「可能であればMLSDコマンドで一覧を取得」という項目があります。
デフォルトでは、多分そこにチェックが入っていたのでしょう。
MLSDは、ファイル一覧を表示するとき、「詳細な最終更新時間をつけてほしい」というコマンドです。
設定項目の「可能であれば」の意味がちょっと厄介で、「可能でないとき」には、更新時間をつけずに表示するのでなく、「表示できません」ということにされてしまうのでした。
時間表示をつけるつけないではなく、一覧に表示可能かどうかなのです。
表示可能ならば、そのとおりに実行され、表示不可能ならば、表示できないという意味でした。
「ここまでしかできないから我慢しなさい」ではなく「できないことはしてあげない」ということなのです。
ファイル置き場のような使いかたでは、そのファイルがいつごろ作られたものかがわかれば十分なので、細かい時間など気にすることはありません。
「可能であればMLSDコマンドで一覧を取得」のチェックを外して接続したら、アップロードしてあったファイル名が読みとれるようになりました。
7月10日の「文字化けの続き」に書いた次の文は間違いでした。
「日本語名のフォルダー作成まではできたのですが、その中にこちらで作ったフォルダーも、ファイルも入っていかないのです。」
「こういう見方をしたいので」という注文の付け方が間違っていると、条件に合わない姿で見られるのではなく、まったく見ることができないのでした。