うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

鷹揚障害

2013年03月15日 | 千差万別

Excel の「入力規則」に「小数点数」という珍名がついていることは昨日書きましたが、おかしいのは名前だけではありませんでした。

それは、「小数点数」を入力条件にしたとき、「時刻」のデータも受け入れられてしまうということなのです。

入力規則は、列ごとに全半角の入力モードが違う場合、いちいち[半角/全角]キーで切り替えなくても、アクティブにしたセルには決めておいたとおりのモードで入力でき、大変便利です。
また、指定以外のデータは排除されて入力できませんから、数多く忙しく入力する場合、異質のデータが紛れ込まないようにも役立てられます。
ところが、「小数点数」で「時刻」の入力を受け入れてしまうと、たとえば「12.34」と入れたつもりが「12:34」であってもそのまま入ってしまいます。

「.」と「:」を間違うはずはないなどと言っても、なにごとも「はず」が間違いとはいちばんの深い仲にあることを思えば、これはどうかなと思うのです。
「O」オーと「0」ゼロ、「Z」と「S」など簡単に間違いますから。

こういう仕組みにしたのは、なぜでしょうか。
このくらいよいではないかという鷹揚なつくりかたなのか、それとも、規則は決めてあればきっちりいくかというと、どっこい例外もズッコケもあるぞという戒めなのでしょうか。