うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

最適化

2012年02月10日 | 忘れかけていたこと

パソコンを最適化したら早く動くようになって気分がよいという話を伺った。
どういう最適化の方法だったのか、興味があっておたずねしたら、デフラグだった。

デフラグ(defragmentation):デフラグメンテーション、断片にさせない方法、断片になってしまったものを逆につないで修復していく方法、発掘土器の修復を思い出す。

パソコンは、ハードディスク上のデータの置き場所を、気まぐれでもないだろうが空いているところを見つけるとどんどん置いていく。
次に置き場を求めてくるファイルが、まとまっった大きなものなのか、それとも名前しかないような小さなものなのか、まったく想定ができない。だから、大きな隙間を次のために明けておこうなどとは考えない。
一方、ファイルを削除すればそこに隙間もできる。それやこれやで小さな隙間がバラバラにできる。
隙間が小さいところに、それより大きな図体のデータが後から来ても、もう入れないよなどと意地の悪いことは言わない。
大きなファイルは身を千切りながら隙間を見つけて入り込む。
それを呼び出すときは一声かければぱっと出てくるようになっていないから、あちこち走り回って探し出し、さあどうぞとなるから、そこで時間がかかる。
こんな具合になってしまったディスクのデータの配置を整理して、小さな隙間やバラバラのファイルをなくしてやろうというのがデフラグという最適化の一手法なのだが、それをなさったらしいとわかった。
一度読み込まれたデータの中には、居座って動かないのもある。
デフラグを終わっても、隙間がすっかりなくなるわけではない。
その状態でできる範囲の整理整頓、できないところはやはりできない。だから最適化と呼ぶのか。
どこかK関用語に似ている。

こころみに、「最適化」で検索してみたら、重複している項目もありそうだがそれでも10項目が並んだ。

最適化の方法は、こんなにいろいろあるのか。
ということは、パソコンというものは、最適でない状態をあちこちにばら撒きながら動いているのだとあらためて思う。
遅い遅い、古くなった、もうだめだと思う前に、できる限りの最適化をやってみれば、目が覚めたように早く動くようになるかもしれない。