うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

創る「運用」

2012年02月27日 | 忘れかけていたこと

クラウドが従来の運用の常識を覆そうとしているといわれる。
従来「運用」の仕事は、言わば使いまわし、システムに故障が起きても大騒ぎにならないよう、「決められた通りにお守りをする」ことで、システムをどう組み上げるかは開発担当者の仕事だった。
これまで運用担当者は、ぶつぶつ言いながらも、あるがままのシステムを、だましだましでも使い続けられるようにしていた。

クラウドは、それぞれの仕事への取り組み方を、お任せ仕事から、パートナーとしてシステムを創る仕事にしていかなければならなくする。
それが「システム運用の進化」だと、この記者は書いている。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120202/380029/
もっともだと思う。
しかし、やっと陽が差しはじめるかという気持ちと、いまごろ漸くそんなことかという気持ちがないまぜになる。

空に浮かぶ雲の姿は、まったく同じになることはないが、似たような雲は何度となく繰り返し現われる。
コンピューター技術はめまぐるしく進化しても、人間の考えはそう急には進化しない。
雲の形のように、いつか見たようなことが、何度も繰り返されていくのだろう。