うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

最適化:3

2012年02月12日 | 忘れかけていたこと

Outlook Express 最適化のメッセージの訳文の最後の部分が最適でないと思ったが、もう一度読んでみると、あれは始めからおかしい。
『空きディスク領域を増やすために、Outlook Express はメッセージを最適化することができます。この操作には数分かかることがあります。』
さすがにうそは書かれていないから、なおおかしい。

「空きディスク領域を増やすために」と言ってしまうと、ディスクに余裕のある人はどうでもいいやとそのままになる。また次の終了時に同じことをたずねられる。
意図したことと逆の行動をさせたのでは、メッセージの役を果たせない。
ここは思い切って「メッセージの保存データが肥大化しています」とでも言ったらどうだろう。
現代人はとかく肥大を気にするから、あらいやだ、それはよくない、最適化 [OK] となるのではないか。

まだある。「メッセージを最適化することができます」がわかりにくい。
もう読んでしまったメッセージに最適化の必要などはないのだ。
この訳文には、できるだけ簡潔にと文字を省略しすぎたところがある。また、選択権を預けた形にする、あの「なになにしていただいてよろしいでしょうか」と言う腹立たしい聞き方に似たところもある。
ここは「保存状態を最適にしましょう」とお薦め文のほうが感じがよい。

最適化を薦めるなら、翻訳の最適化にも気を配ったらどうかとも思う。
そんなの読む人次第だよ。どこからかそんな声も聞こえてくる。

読み直して気づいた。この記事にはメッセージという言葉が2種類あって、これも最適ではなさそうなのである。