夏が来れば思い出す。
ほとんど何をしたか覚えていない夏休みの宿題で、ただ一つ白地図に色を塗ったことには、おぼろげだが記憶がある。
凹凸のある立体白地図で、山の部分の茶色と、平地の部分の緑色の、標高によって変化させる度合いがうまくいかず、きれいに仕上がらなかった。
地図を作り上げるには、白地図を手に入れなければならない。
○○○屋に行けばこういうものを売っている。それを白地図という。英語の達者な地理の先生が親切に教えてくれた。
新学期と夏休み前は、学校に売店を出していた書店兼文具店の掻きいれどきだった。
学校に永く出入りしていれば、その時期にどういう需要があるか、ちゃんと予測がつくようになっていた。
立体でこそないが、白地図を、いまでは Web からダウンロードできる。
世界各国、日本の各都道府県、地球の上ならどこでも自製の地図ができそうである。
⇒ http://www.adachieve.info/map.html (吉田淳氏紹介)
お子さんお孫さんの宿題でなくても、何か主題を見つけて特別の地図を作ってみるのも一興かもしれない。