釜石バイパスを通って甲子川を渡り、嬉石町2丁目の釜石署周辺を歩いた。甲子川のそばにある釜石署も津波の被害を受け、構内に人の姿はなかった。
国道45号線沿いのコミュニティ住宅の状況。
国道の反対側では片づけ作業が行われていた。
国道283号線の北側、甲子川沿いの松原町3丁目の状況。津波で破壊された堤防は大型土嚢で仮補修されているだけで、台風や大雨 . . . 本文を読む
港の状況。
2階まで破壊された魚河岸は、地盤沈下でコンクリートの床が傾ぎ、水が溜まっていた。
岸壁に乗り上げた船の船首が民家まで数メートルに迫っていた。大型船のため移動するのが難しいのだろうが、これから夏になり台風が来て満潮時に重なったらどうなるか。梅雨を迎えて地盤沈下した被災地域は浸水にあい、土砂災害の危険も問題になっている。復興作業の遅れは新たな被害の発 . . . 本文を読む
釜石市役所の方に移動し周辺を歩いた。県道4号線から脇道に入ると、役場周辺の中心街でもまだこのような厳しい状況だった。
交通事故でもここまで押し潰されることはないだろう、と思うような乗用車の姿や根こそぎ倒れた電柱、2階まで破壊された建物が津波の破壊力を示していた。
釜石バイパス横にある津波の避難所に指定された高台へ上がる階段付近。
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5月28日は釜石市を訪ねた。国道283号線から県道4号線に左折するT字路は信号が復旧しておらず、警察官が交通整理を行っていた。大渡橋を渡ると甲子川沿いの建物や道路の被災が目に入り、アスファルトの剥がれた道を青果市場の所まで進んで車を止め、大渡町1丁目を歩いて回った。
半壊した家屋の前にゴミが山積みにされ、家屋の間に挟まったままの乗用車や潰れた乗用車がまだそこかしこ . . . 本文を読む
5月末に岩手県に行き、宮古市、山田町、大槌町、釜石市を訪ねた。
沖縄で暮らしていて、普段はテレビをほとんど見ないので、新聞や雑誌、インターネットで情報を得ているのだが、しだいに被災地の人々の置かれている状況から意識が遠ざかり、福島第一原発事故の問題に意識が偏っていくのを感じていた。加えてインターネットで東電や原子力保安院の記者会見などを見ていると、原発事故の技術的側面に関心が向かいがち . . . 本文を読む
6月1日付琉球新報1面トップに〈下地島に「災害」拠点 防衛相会見 米軍と共同訓練も〉という記事が載っている。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-177713-storytopic-3.html
構想はすでに明らかにされていたが、東北地方太平洋沖地震・津波による甚大な被害を政治利用し、下地島空港の軍事利用を禁じた「屋良覚書」に風穴を開け、自衛隊と米軍の軍 . . . 本文を読む