海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

大浦湾とK8護岸で埋め立て土砂の搬入、陸揚げに抗議

2020-09-30 23:59:29 | 米軍・自衛隊・基地問題

 9月も最終日となった。30日(水)は朝、カヌー9艇で松田ぬ浜を出発した。5艇は平和丸に乗って先に大浦湾に行き、4艇はK4護岸沿いに辺野古崎まで漕ぎ、長島の間を抜けて大浦湾に出た。

 午前8時40分から50分にかけて、ガット船3隻(第二十八旭丸、第八丸喜丸、栄雄丸)が航路を通り、オイルフェンスの開口部から大浦湾に入った。カヌーチームと平和丸は航路付近でプラカードを掲げ、海上からの土砂搬入に抗議した。

 K8護岸では午前8時半前から土砂の陸揚げが始まっていた。前日の午後3時50分頃に着岸した明神3号が引き続き陸揚げをしていて、早めに終わるだろうと予測し、カヌーチームはオイルフェンス沿いで待機した。

 午前9時22分頃、土砂の陸揚げを終えてショベルカーが台船を下りた。明神3号が離岸し、新たに屋部5号が近づいてきたのに対し、オイルフェンスを越えて抗議行動を展開した。

 土砂の陸揚げ、②工区への投入と並行して、K4護岸では嵩上げ工事が進められていた。L字型の壁は辺野古崎側から中央部に向けて建設が進み、すでに7基が完成し繋がっている。

 カヌーメンバーはK8護岸付近で海保に拘束され、ゴムボートに乗せられて松田ぬ浜に向かった。途中、土砂降りの雨となった。海保が、体調は大丈夫ですか?と訊いてきたが、言葉とは裏腹に超低速で松田ぬ浜に向かった。海保のゴムボートは上からの指示で動いているが、ゆっくり行け、と指示があったのだろう。

 K1護岸でも嵩上げ工事が行われていて、生コンの打設が行われていた。

 午前10時45分頃、松田ぬ浜近くで解放され、そのまま浜に戻った。天候が不安定な状態が続きそうだったので、海上行動はこの時点で切り上げた。

 時間が早かったので、カヌーを片付けたあと、道路沿いの草刈りを行った。

 午後2時22分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸はランプウェイ台船の入れ替え中で、K9護岸から来たダンプカーが②工区の中央部付近に土砂を投入していた。

 K1・K2・K4護岸では引き続き嵩上げ工事が行われていた。K1護岸で午前中に生コンの打設が行われた型枠は、ブルーシートがかぶせられていた。K2護岸では完成した壁の間に鉄筋を組んでいた。

 ②-1工区のN5護岸近くに作業員が集まっていた。護岸近くには赤土汚濁水のろ過装置が並んでいるが、沈砂池や排水関連の工事が行われているのだろうか。

 午後2時40分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸にはランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 K8護岸でも新たなランプウェイ台船が着岸し、護岸上にはダンプカーが並んで陸揚げの準備が行われていた。

 大浦湾には朝入ったガット船3隻のほかに、昨日の午後入った聖嶺が残っていて、ランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。

 

 


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