琉球新報と沖縄タイムスの電子版で、大江・岩波沖縄戦訴訟について最高裁が原告の上告を棄却し、大江氏と岩波書店勝訴の一・二審判決が確定したことが報じられている。
http://ryukyushimpo.jp/uploads/img4db10a20c4ea6.pdf
当然の結果ではあるが、まずは大江氏と岩波書店の勝訴確定を喜びたい。
裁判は終わっても、教科書検定問題や沖縄戦をめぐる歴史認識の問題は今後も続く。教科書の記述内容の充実や沖縄戦の調査・研究の深化、戦争体験の継承、沖縄戦の史実を全国に広く伝えていくことなど、沖縄にとって課題は多い。大江・岩波沖縄戦裁判の意味をあらためて問い返しながら、これらの課題にさらに力を入れて取り組んでいく必要がある。