海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

『座間味村史・下巻』より3

2008-01-28 01:51:33 | 日本軍の住民虐殺
 以下に引用するのは阿嘉島の宮平正春氏(当時二六歳)の証言である。  宮平氏は沖縄戦当時、屋嘉比島の慶良工業所に勤め、鉱石運搬船に乗り組んでいた。三月二三日、阿嘉島に船を非難させるが、米軍機の攻撃で船は沈没。その後、阿嘉島の山中で与那嶺老夫婦のタキエさんが日本軍に殺害されるところを目撃する。また、朝鮮人軍夫が銃殺のため日本軍に連れて行かれるところも目撃している。宮平氏自身も日本軍に暴力をふるわれて . . . 本文を読む