What though the radiance which was once so bright
Be now for ever taken from my sight,
Though nothing can bring back the hour
Of splendour in the grass, of glory in the flower;
We will grieve not, rather find
Strength in what remains behind;
高校時代、文化祭で一本の洋画が上映された。
ナタリー・ウッドとウォーレン・ベイティ(ビューティ)主演の「草原の輝き」。
同じハイスクール時代を背景に、時にはリアリスティクに、時にはワーズワースの詩を織り交ぜながら、大人達に翻弄された二人の過酷とも思える青春、人生模様を描いたこの映画に脳天をぶち抜かれた。
それまで映画と言えば娯楽ものとばかり思っていたけれど、人に感動、感銘も与えるものだ、と初めて知った。
精神的に立ち直ったウッドが、土と汗にまみれるかっての恋人、ベイティに会いに行くラスト・シーンは映画史上、最高の一つでしょう。
全く関係はないけれど、このカヴァを見ると、いつも、‘Splendour in the grass’、そしてナタリーを思い出す。
ホント、綺麗でしたね。
GRAND ENCOUNTER 2°EAST-3°WEST (WORLD PACIFIC PJ 1217)
長年、この盤はオリジナルと思い込んでいましたが、ある時、ネットでこのカヴァが少し違う事に気が付いた。オリジナルはPERCY HEATHの下にPACIFIC JAZZ 1217が刷られている。
一時、WORLD FACIFICに変更していた時に再発されたものです。No.は同じですがラベルにはTWO DEGREES ・・・・・・・・・・・・、バック・カヴァも2°EAST - 3°WESTと。オリジナルはどうなんでしょう?
「大いなる邂逅」と訳されていますが、内容とカヴァ、タイトル、全然、マッチしていないなぁ(笑)。でもいい作品です。
「音」がいい、というより好きな「音」。ややエコーを掛け円やかで芯があり、「古き佳き時代」を彷彿させます。
TOP曲でルイスのpの後、パーキンスのtsがすっと入る辺り、ゾクゾクっとします。畢生の名ソロですね。
‘Love Me or Leave Me’、なるほど。またラスト・シーンを思い出してしまう。
かって眩しいほど煌めいた栄光も
今や目の前から永遠に消え去り
光り輝く草原、華麗に咲く花、もうあの頃は戻ってこないけれど
嘆き悲しむより、見い出そう
残されたものに「力強さ」を
もうセンスがないなぁ(涙)。
ついでにスタンパー見た所マトリックスの後D1が有りました西なのでコンポラと同じ工場なのかな?
「ルイスのpの後、パーキンスのtsがすっと入る辺り、ゾクゾクっとします。」ゾクゾクしますよね!
ウォ〜、スゲー、カッコイイは沢山有りますが、このゾクゾクはそうは出て来ません。
もう1枚ヴァーブ8220、tatum-webstar.GONE WITH THE WIND私的2大ゾクゾクです^^)
こちらのスタンパーはA面がD2RE、B面がD1でした。工場が同じかどうか、ちょっと知識がありませんので・・・・・・
GONE WITH THE WIND、塩気があるハスキーなベンが入る所、確かにいいですねぇ~、思わず聴き耳が立ちゃいます。次のAll the Things・・・・・では、咽ぶようなベンのテナーに今度は耳が固まります。
両作、同じ1956年録音とは。この年、多くの名盤の当たり年ですね。