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獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分

獺祭といえば、きれい系のお酒の代表という印象がありますが、精米歩合の違いによるラインナップが豊富ですね。

人それぞれ、どの精米歩合が好きかは分かれると思いますが、一番好きなのはどれかと聞かれれば、僕は三割九分です。きれいさと味の濃さのバランスがちょうどいいと思いませんか?

で、1年ちょっと寝かせてみたんですが、ヒネることもなく、気持ち落ち着いた感じを受けました。きっちり冷蔵保存すると、旨さは損なわれませんね。

いやぁ、うまい。ホントにうまい。そして、きれい。フルーティーというほどの派手さはありませんが、飲み疲れしない軽やかな甘みと後味のさっぱり感がたまりません。

このお酒は、日本酒にハマり出した頃によく飲んでいたので、なんだか、めぐりめぐって1周して最初の頃に戻った気分になります。今は、あの頃に比べると、たくさんのお酒を覚えましたが、それでも、やっぱり獺祭はうまいです。

米不明/精米歩合 39%。(製造年月 2007年2月)
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天遊琳 純米吟醸 55 阿波山田錦2003 生酒

色濃いですね~。超黄色。さすが、2003年。

味も濃いです。熟成酒っぽい深みのあるバニラ系の吟醸香があります。変にヒネることもなくうまく熟成されていて、口当たりはホントにまろやか。チョコレートっぽい甘みがあって、冷酒でもおいしくいただけます。

フレッシュ感はないんですが、味はぜんぜんダレていません。後味なんて、辛さがあるわけじゃないのに、ホントに力強い。

すっきり系のお酒が好きな人にはオススメできませんが、この手の熟成酒、好きな人にはたまらないでしょうね。

あ、でも、僕は、やっぱり、天遊琳の生酒だったら、新酒の方が好きかもって思いました。ただ、それは単品で飲んだらの話で、きれい系のお酒の合間に飲むには、これもありかな。

阿波山田錦/精米歩合 55%。(製造年月 2008年2月)
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而今 特別純米 九号酵母無濾過生

もう何ヶ月かしたら買おう、と思っていたんですが、やっぱり気になってしまって、買っちゃいました。今年初の而今。

しかも、若いかなとは思いつつ、生。

味は、甘めで濃くてフルーティー。やっぱり、特別純米クラスがフルーティーっていうのが、さすが而今ですね。かなりおいしいんですけど、予想通り、若い。弱~く微発砲のなごりみたいのが残ってます。

これは、すこし置いたら、発泡性も完全に取れて、好みになるかも。

と思いながら、嫁の実家で一人で飲んでいたら、あっという間に、ぜんぶ飲んじゃいました。

1升瓶って、なかなかなくならないけど、4合瓶って、なくなるの早いですね~。そう思い始めると、なんだか瓶も細くみえてきて、なんなら4合入ってないんじゃないかとさえ思えてきちゃいます。

次は火入れかな~。そろそろ、飲み頃の而今が出てるかな?

五百万石/精米歩合 60%。(製造年月 2008年2月)
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瀧自慢 大吟醸 斗瓶取 鑑評会出品酒 2年半熟成

やっぱり、瀧自慢は口当たりがやさしくていいです。

最近は、新しいお酒に手を出すことが多くなりましたが、そもそもブログ開設当初はこういうお酒を攻めていたわけです。でも、やっぱり今飲んでも十分おいしい。

香りは決して派手ではないです。これは、たぶん瀧自慢に一貫して言えること。ただ、口に含んでからは、きれいな香りがただよいます。山田錦を使った正統派の大吟醸酒といった感じなのですが、もしかしたら、こういうのは今どきのお酒じゃないのかもしれません。もちろん、わざとらしい、吟醸香なんかはありません。

どちらかというと、今よりも、封開け直後の方がちょっとだけインパクトが強めで、今の自分には好みかなと思いました。

でも、甘めフルーティーの冷酒しか飲まないという、お酒の好みや飲み方は何年経っても変わりませんね~。性格的に、自分は何事にも狭く深くタイプの人間ですが、お酒の飲み方にも性格が出るようです。

三重山田錦/精米歩合 40%。(製造年月 2005年6月)
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而今 特別純米

最近、「あたり」がよくて、すっかり気に入った而今。純米吟醸があまりにもおいしかったので、調子にのって特別純米も飲んでみました。

ボリューム控えめながら、はっきりと感じるこの旨味はなんでしょう。やや酸味ありのキレのあるフルーティーさ。口当たりがやさしいので、飲みやすいです。

香りは強くないですが、酸味があるので、敢えて言うなら柑橘系でしょうか。三重MK1という酵母らしいですが、ぜひ一度これの香りガンガンのお酒を飲んでみたいですね。なんか好きそうな気がします。

最後にちょっと辛さがありますが、全体的なバランスを考えると、これがあるから締まってるのかもしれません。おとなしめのお酒にしては地味ながら絶妙なうまさ。

味の傾向からいうと、食中酒向きなのかもしれませんが、僕はお酒単体で楽しませていただきました。

さらに調子にのって、今年の新酒も買って飲んでみたいですが、それはやっぱりシュワシュワなのかな。(←まだ若干、恐怖症。)

而今は、来年の春以降にまた買ってみよっと。

富山五百万石/精米歩合60%。(製造年月 2007年9月)
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而今 純米吟醸 八反錦火入

最初の頃、而今はシュワシュワのばっかりあたってたので、あまり好みじゃなかったんですが、最近はいいの飲んでます。

というわけで、今回のはめちゃめちゃうまいです。

まず、香りが超フルーティ。トロみのあるなめらかな舌触りにボリューム感のある味わい。火入れでこのぐらい香りと厚みが出ているお酒は、なかなかありません。

十四代が好きな人が好きそうな味ですね。(←僕も好きです。) ちょっと前からの而今人気の理由がなんだかわかる気がします。甘みがやや強めで、そこも自分の好みにぴったり。とにかく酸味の出方が絶妙で、うまくフルーティにもっていってるところがすごいです。精米55%でここまでやりますか。

純吟クラスでこれと勝負できるお酒って言ったら、なんでしょう?松の寿の雄町とか?無濾過生原酒なら、乾坤一もいい勝負かな。と、思い付くのは、自分の好みど真ん中のお酒たちばかり。

やっぱり日本酒はスペックじゃないですね~。(←前の記事で田酒の斗瓶を飲んでるやつが何を言う。)

八反錦/精米歩合 55%。(製造年月 2007年7月)
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而今 特別純米 九号酵母火入れ

やっと、うちにも来ました、而今。やっぱり、いろんなところで目にするので、つい酒屋で手が伸びちゃいました。

今まで飲んだことのある而今は、なぜかシュワシュワしたものばかりでした。これもやっぱりそんな感じかな?と思ったら、これは大丈夫!やっと味わえる、シュワシュワじゃない而今。

最初半分ぐらい飲んで、残り半分を1ヶ月ぐらい置いてみました。劇的に変わった感じはありませんね。やはり、火入れだからでしょうか。若干、落ち着いた程度です。

しかし、この酒、うまいですね~。香りはフルーティーだし、甘みは強めだし、超好み。フルーツに例えると、オレンジ混じりのメロンかな?そして、火入れでこのボリューム。イヤなアルコール臭なんて全然ないし。最近じゃ、特別純米もこのレベルまできてますか。純米吟醸だと思って飲んでも、かなりのレベルの高さ。

酔ゐどれさんのところでも、熟成させる間もなく、なくなってしまったのがわかります。っていうか、うちももし嫁(現在産休中)が飲めたら、あっという間になくなったことでしょう。

家飲みは基本的に純吟&大吟ねらいの暴飲族ですが、これからは特別純米にも目を向けないと!と思わせる1本でした。

五百万石/精米歩合60%。(製造年月 2007年6月)
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而今 純米吟醸 山田錦 無濾過生

最近、いろんなところで見かけるようになった、而今。なんだか、気になって買っちゃいました。

若干、新酒のシュワシュワ感が残ってますが、5分も経てば、それが抜けてフルーティーで飲みやすいお酒に変わります。(シュワシュワしているときに飲むのが正しい飲み方だと思いますが、微発泡酒が苦手なもので。)

というわけで、ここからは、味が落ち着いた後の話。酸味がありますが、甘みとのバランスがよくて、全体的にかなりフルーティーに感じます。甘みが少し強くて、甘めの柑橘系といったところでしょうか。味の印象が強くて、香りは少し控えめに感じます。

今まで、いくつか而今を飲みましたが、ぜんぶ若かったですね。1年ぐらい寝かせた而今を一度飲んでみたいんですけど、どんな感じなんでしょうか。

山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2007年3月)
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天遊琳 手作り純米酒 備前雄町2005 生酒

いやぁ、いい酒ですね~。

僕がいろいろ日本酒を飲んでいるのは、やっぱり、旨さのレベルを落とさずに、どれだけ安いお酒を飲めるかということを極めたいからです。

確かに、8千円、いや1万円クラスのお酒も飲みます。でも、探し求めているのは、3千円前後の旨い酒。そういう意味では、この酒は、本来の目的を果たしています。

封開けのときは、自分の好みよりもややきつく感じましたが、あれから5ヶ月ほど経って今が一番自分にとってはいい感じ。味はやや濃いめで、旨みののった甘さと適度な酸味があります。香りはありますが、そんなに強い方ではありません。例えるのは難しいですが、フルーティーさもありながら、塩気を感じるような甘さと、飲み込んだ後にはややチョコレートっぽい香りが残ります。精米歩合65%で、こうきますか。

う~ん、うまい。高級な大吟醸のような味は、まったく感じられませんが(当たり前ですが)、これですよ、この味、バランス。こういうのを飲むと、普段、いろいろ飲んでいても、原点に帰れる気がします。

冷酒好きの暴飲族の好みをわかってくれていて、行くたびにいろいろ勉強(ストレートに言うと試飲)させてくれて、さらにドンピシャのお酒をオススメしてくれる酒屋源八さん、今回も(もう昨年の話ですが)ありがとうございました。

備前雄町/精米歩合65%。(製造年月 2006年9月)
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瀧自慢 吟醸 + 温泉

意外なことに、まだ吟醸を飲んだことがなかった、瀧自慢。



吟醸ということで、もっとすっきりしてるのかと思いきや、味はかなりしっかり。しかも、封開けすぐでもこのカドのない口当たりはさすが。さっぱりした甘みとメロン系の吟醸香で、これは大好きなさわやかフルーティー。好みの味だ~。

今回は、やっと嫁が出掛けられるようになってきたので、ちょっと場所を変えて温泉でいただきました。つわり中はずっと、食べ物は限られ、もちろんお酒は飲めず、家にいてもほとんどソファで横になっているだけで、お風呂にも5分ぐらいしかつかれない、そんな毎日を送っていたので、とにかく安定期に入ったらまずは温泉、と思っていました。



いやぁ、露天は気持ちよかった~。たまクラ(たまごクラブ)にも、「旅行をするなら安定期に入った今がチャンス」みたいに書いてあったし、2人だけで過ごす残り数ヶ月、行けるだけ温泉に行っちゃいます!

麹米(20%) 山田錦、掛米(80%) 雄山錦/精米歩合 麹米50%、掛米55%。
(製造年月 2007年2月)
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醴泉 大吟醸 蘭奢待 【火入れと生の飲み比べ】

お店で飲むと、確実に1杯1000円~2000円はしそうな蘭奢待。こういうお酒は、買って家で飲むに限ります。家で飲めば、正一合で800円ぐらいですから。

もう残り少ないですが、せっかく火入れと生の両方があるので、今のうちに飲み比べ。

火入れの方は、もうすぐ2年熟成となるぐらいのタイミングですが、まったくヒネることもなく(当たり前か)、やわらかな味。一番最初のあのガチガチの硬さはもう面影すらありません。でも、ちょっと味が抜けちゃったかもしれませんね。ただ、おとなしめの味の後半にちょっと遅れて(この時間差がいい!)出てくるチョコレートっぽさを伴った甘みは、ほのかにフルーティーで旨いです。これはくるかなと思っていた熟成香は、若干のり始めてるけど、今のところほとんど問題なし。

一方、生の方は、濃厚さがなくなり、味だけに生っぽさが残ってる感じ。これは半年ちょい熟成だけど、生だけあって変化が大きかった。こっちは封開けのときから、それほど辛さもなかったし、すぐに飲んじゃってもよかったかも。トロトロした舌触りは、まろやか好きにはたまりませんね。

どっちが旨いかと聞かれると、う~ん、両方? 生の方がちょっと好みに近いかな。基本的に、醴泉は好きなので、どっちもおいしく感じます。

【火入れ】山田錦/精米歩合35%。(製造年月 2005年5月)
【生】山田錦/精米歩合35%。(製造年月 2006年6月)
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瀧自慢 大吟醸 斗瓶取り 鑑評会出品酒 (ほぼ)1年熟成

日本酒にハマると、つい、知らない銘柄ばっかり選んで飲んでしまいがちですが、せっかく見つけたおいしいお酒を飲まないのでは探し求めている意味がない。我が家の定番酒の一つは、やっぱりこの瀧自慢。

さすがに以前飲んだ金賞受賞酒にはかないませんが(明らかに違う)、これもなかなか甘みとまろやかさがいい感じにでています。ただ、若干、線が細くて水っぽいかな。でも、このリンゴを甘くしたようなフルーティーさは、やっぱりうまい。

常温になるまで置いておくと香りや味がもっと開いてくるのかもしれませんが、とにかく冷たい状態でおいしいお酒を探し求めている暴飲族としては、温度を上げないとおいしくならないお酒では意味がないのだ。

まあそれはいいとして、定番酒はやっぱりおいしいなぁ。基本的に、まだ日本酒を飲み始めた頃と味の好みが変わっていないことを改めて実感しました。

山田錦/精米歩合40%。(製造年月 2005年11月)
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醴泉 純米大吟醸 本生原酒

前にもブログに登場したお酒なのですが、おいしいのでまたまた買ってしまいました。ラベルを見ると、以前とはちょっと違いが。たしか、このお酒、醴泉の最高峰、醴泉正宗の初垂れとセメの部分のはず。なのですが、ラベルには精米歩合45%の表示。醴泉正宗はもちろん35%。この違いは何だろう?ラベル間違いでしょうか、それとも中身が変わったのでしょうか?

結局、謎は解決はしなかったのですが、まあ、おいしいのでどうでもいいでしょう。味はまろやかで、結構濃い。しかし、この酒のすごいところは、濃いのに重たさをまったく感じないところ。アルコールとしての濃さではなくて、あくまでも旨みが凝縮している感じ。吟醸香もしっかりあります。冷酒で飲むには最高のお酒。この濃いのにさわやかな感じ、不自然だけど、何度飲んでもやっぱりそう感じます。セメの部分が、このボリューム感を出しているんでしょうか。

ちょっと高めだけど、ここまで好みに合っていれば納得。また買っちゃいそうです。

東条特A山田錦/精米歩合45%?(製造年月 2005年11月)
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醴泉 大吟醸 蘭奢待

これだけ醴泉を飲んでいて、意外なことにまだ飲んでいなかった蘭奢待。実は、いきつけの酒屋の息子が仕込みに参加しているということで、よくススメられてはいたんですが、まあ1本ぐらい飲んでみるかと思って買ったのが1年前。

封開け直後、初めての蘭奢待とのご対面は、「うぉーーっ、バッキバキに硬い!」。これは硬すぎる。ということで、封開けの状態で、ちびちび飲んできました。

最初はぜんぜん硬さは取れませんでしたが、半年以上経ってから、やっと硬さが取れ始めました。まだ、まろやかとまではいきませんが、まあいいところでしょう。というか、ほんのわずかに熟成香が混ざり始めているので、もうこれ以上は置けません。

火入れの大吟だけあって、濃い感じはないです。硬いときにはあまり感じなかった醴泉っぽさがバッチリ出ています。チョコレートっぽいようなフルーツっぽいような。十分うまいんですが、最高の状態の大吟クラスの醴泉と比べると、味のレベルは80%ぐらいでしょうか。まだまだ本気のらんじゃじゃなさそうです。

今年もまた同じのを1本ぐらい飲んでみようかな。でもその前に、次は、らんじゃの生を試してみようかな。いや、迷ったときは、両方か!?

山田錦/精米歩合35%。(製造年月 2005年5月)
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瀧自慢 純米大吟醸 金ラベル斗瓶取り 本生

以前、銀ラベルまでは飲みました。ということは、次は金ラベルでしょう。

銀ラベルは、かなりまろやかでした。そこが瀧自慢の好きなところ。これは3年熟成(買ったときすでに2年以上経ってました)ということで、かなりいい出来かと思いきや、ちょっと封開けは硬かった。

それでも、おいしくいただいてましたが、ここにきて、ちょっと熟成香が混じってきました。う~ん、ここまでか。難しいなぁ。

この状態でしばらくおけば、また復活する可能性はありますが、そこまで量も残ってません。基本路線は、香りも派手すぎず、やさしい口当たりで旨み十分、濃さもほどよく、全く問題ないんですけどね。BYによっても結構出来にバラツキがあるんでしょうかね。

瀧自慢は、かなり好きなんですけど、もうちょっとラインナップがいろいろあればなぁ。(特に、純吟以上の) またいつか、違うBYのを試してみることにします。

三重山田錦/精米歩合40%。(製造年月 2003年6月)
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