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上喜元 純米大吟醸 源 うすにごり生

これはちょっと前に源八さんで買った1本。

基本的に、うすにごり系はちょっと苦手な暴飲族。しかも、これはさらに苦手な微発砲。でも、酒飲みにとって先入観はよくありません。飲む前のイメージではなく、飲んでから味で判断しないと。しかも、我々の好みをわかってくれていて、毎回おもしろいお酒をすすめてくれる源八さんですから。

すごい甘いという感じはありません。さっぱりまではいきませんが、ベタベタしない甘みです。こういう甘さなら、うすにごりでも大丈夫です。

さて、問題は微発砲。我々は、やっぱり日本酒には発泡性の刺激は求めません。むしろ、我々の好みでいうと、微発砲のピリピリ感はじゃまなのです。でも、この「源」は、ぐい呑みお猪口に注いで5分ぐらいするとかなり発砲性が抜けました。10分ぐらいすると、発泡性はもうほとんどありません。

この段階でちょっと頭をよぎるのが、村祐。何杯も飲むというお酒ではありませんが、砂糖みたいな甘さじゃなくて、吟醸香混じりのほんわかした甘みがなかなかいい感じ。

そして、たしかこのお酒、かなりコストパフォーマンスが高かったはず。上喜元は、ちょっと一時期、味が落ちたかなと思ったけど、そろそろ復活でしょうか。大好きな銘柄なので、そろそろまたいろんな種類を飲みまくろうかと思いました。

山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2006年1月)
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東北泉 純米しぼりたて 生酒

これは源八さんで試飲して、迷わず買った一本。香りは、派手ではないけど、なかなかしっかりあります。出荷から1年以上の熟成になりますが、ヒネや熟成香はまったくなし。東北泉らしいやさしい口当たりで、後半はさわやかな甘みが盛り上がってスーッと消えていきます。とにかく、香りと味のバランスがいいです。もしこれが火入れだと、ちょっと物足りないのかもしれません。最近出回ってる飛露喜の特別純米無濾過生原酒あたりが好みで、少し違った味を楽しみたいという人にはオススメです。コストパフォーマンスは文句なし。そういえば、東北泉って、レギュラーの純米の生酒もなかなかいけますよね。

精米歩合 麹米 山田錦50%/掛米 美山錦55%。(製造年月 2005年3月)
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雅山流 純米吟醸生原酒 彩月

今年に入ってから、雅山流は3種類飲みました。、香華吟月、そして、今回の彩月。いずれも丸秀酒店にてご購入です。

さて、最後の1本は・・・。ほぉ、こんな雅山流もあるのかぁ。

雅山流って、すっきり系でさわやかな印象がありますが、この雅山流は濃い(雅山流にしては)。味も香りも出羽燦々っぽいのですが、ちょっと酸味が強めかな。でも、きつい酸味じゃなくて、わりとまろやかな酸味。

でも、好みかと聞かれれば、自分の好みとは違うかも。やっぱり酸味はない方がいいなぁ。悪い酒ではないんですけど。

いやしかし、3種類飲み比べしてみて、雅山流シリーズの味の違いが楽しめました。香華、吟月は、イメージしていた通りの味の傾向でしたが、彩月みたいな異色な雅山流(自分勝手な分類です)もあるんですね。

次は、何の飲み比べをしよう?

出羽燦々/精米歩合 60%。
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雅山流 大吟醸生原酒 吟月

これは、「裏」がついていないので、自社栽培の出羽燦々で造った雅山流ですね。これまた、香華と一緒に丸秀酒店で仕入れました。

香華と比べると、大吟醸なだけにもっとすっきりするのかと思いきや、ぐっと旨みが増します。

そして、甘みは出羽燦々らしい酸味を隠し持ったような、香りより味勝負の甘みですね。旨みは増したんですが、雅山流特有のあの清涼感は控えめになってます。それでも、原酒とは思えない軽やかさ。アルコール感をまったくと言っていいほど意識させません。

生原酒と言えば、熟成。すでに封開けから1ヶ月ぐらい経ってますが、このままもう少し寝かせたら、どうなるんだろう?最初の1~2週間とは違って、ここからは長期戦。ホシザキくんの奥っちょへ。

出羽燦々/精米歩合50%。(製造年月 2006年?)
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裏・雅山流 香華 無濾過生詰

雅山流は、自社栽培の出羽燦々で造った酒が、普通の雅山流、それ以外の米で造った酒が、裏・雅山流だそうですね。

これも先日、丸秀酒店で購入したお酒。

精米歩合65%のアル添ですから、本醸造ってことですよね。相変わらず、なんてすっきりさわやかなお酒なんでしょう?清涼飲料酒とでもいいましょうか。これで、ホントに無濾過なんでしょうか。

かなりすっきりしていますが、スカスカなわけではなく、フルーティーな甘みが感じられます。この辺が、味のあるさわやかさを演出しているんでしょう。そして、味の切れ方は、あれ?今、飲んだっけ?というぐらいかなり速いです。この辺が、すっきりさを出しているんですね。

やっぱり、コストパフォーマンスが高いなぁと改めて実感しました。が、物足りない人もいるでしょうね。その辺は好みの問題ですから。

美山錦/精米歩合65%。(製造年月記載なし・・・だけど2006年?)
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上喜元 純米大吟醸 しずく取り 山田錦45

今日はちょっと原点にかえりましょう。
このブログの記念すべき1ネタ目はこのお酒でした。
上喜元の純米大吟醸 山田45。

実は、1ネタ目に紹介したのは、2004年出荷の酒(写真左)。このとき家には、2005年の酒(写真右)もありました。なぜ、2005年の酒が記事になっていなかったかというと、この酒を飲み慣れた我々からすると、「あれ?味が変わった。」と思ってしまったから。いや、味のバラツキではなく、明らかに違う。熟成したらいつもの味に落ち着くのかなと思い、今まで寝かせていたわけです。さて、そろそろどうでしょう?

2004年の方は、まず飛び込んでくる華やかな吟醸香が、やや控えめになり、全体的に落ち着いてきている。ただ、ちょっと甘みも減ったかな。まあでも、相変わらずうまい。さすが、我々が本格的に日本酒を飲み始めるきっかけになった酒だ。

さて、やや問題のあった2005年の方は、新酒っぽさは取れたが、いろんな味の要素が全体的にやや控えめになった感じ。熟成させても、やっぱりこの酒本来の吟醸香は出てこない。若干、苦みも感じられる。う~ん、この何年か飲み続けてきたこの酒の味とは、違いすぎる。どうしたんでしょう、上喜元さん。

でも、今年も買います。大好きな正雪だって、13BY、15BYはうまかったけど、14BYはダメだったりもしましたし、やっぱり好きな銘柄は長い目で付き合っていかないと。今年は復活してるといいなぁ。

山田錦/精米歩合45%。
(製造年月 2004年7月、2005年4月)
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上喜元 純米吟醸 青帽

久しぶりに登場の上喜元。今回は、青帽。写真では、帽子はもう外れているが、買ったときには瓶の口をおおうように青い帽子がついていた。この青帽の特徴は、出荷の時点で3年熟成ということ。なんだか、初亀の亀みたいだ。

封開けは、予想していたよりもパンチの効いた味だったが、そろそろ封開けから半年、もう落ち着いた。上喜元は、だいたいどれを飲んでも味がしっかりとあり、物足りなさは感じない。しかも、作りがいいのか、アタリがいいのか、今までヒネた上喜元に出会ったことがない。そして、こうやってパンチが弱まってまろやかになってしまうと、なんともうまい。フルーティとは違うが、バランスの良いさっぱりとした甘さがありつつ、東北の酒らしい奥深い存在感がある。他の上喜元も、そろそろいい味になってきたなぁ。山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2005年5月)
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上喜元 大吟醸 雄町

見た目は、ちょっとほんのり色が付いている。そう、かなりの熟成酒なのだ。といっても、この酒はもともとある程度熟成された状態で買ったので(酒屋の冷蔵庫で発見して即買い)、そんなに手間はかけていない。実にまったりとしたまろやかな味わいの中に、雄町らしさが見え隠れする。飲み込んだ後には、高級感のある控えめな甘さが長く持続する。このいつまでも続く後味が、なんとも心地よくこの酒の最大の魅力かもしれない。でも、同じ酒の1年ぐらいの熟成酒も気になるなぁ。雄町/精米歩合40%。(製造年月 2002年7月)
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くどき上手 純米大吟醸 愛山 生詰

愛山には結構、当たりはずれがあるが、このくどき上手の愛山はなんともいえない香りが印象的で甘さと辛さのバランスもよくとれている。バニラ系というか、フルーツ系というか、とにかく華やかで、余韻はかなり長く残る。

寝かせたらもっと落ち着くのかどうか、ゆっくり飲みながら味わいたいと思う。くどき上手はかなり飲んでいるが、今のところ封を開けて1年以上経ってもヒネた酒は一つもない。くどき上手は熟成に向いている酒なのかもしれない。播州愛山/精米歩合48%。(製造年月 2005年7月)
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くどき上手 純米大吟醸 八反44

見づらいけど、かなり印象に残る白ラベル。(写真でラベルが読めますか?)
山田でもなく雄町でもなく愛山でもない、八反錦の酒だが、これがなかなかいける。初めてこの酒を飲んだのは居酒屋だが、そのときは、うまいけど好みよりはちょっと味が濃いかなと思っていた。以前は近くには売っていなかったのだが、昨年ぐらいからいつも行く酒屋で手にはいるようになった。(今は売っていないので、おそらく出荷のタイミングが限られているのだろう。) 当然買ってみた。それが半年ほど前。

やっぱり最初は味が濃くてややピリっとした感じもありつつ割と甘め。この甘さがもうちょっと控えめになってすっきりしないかなぁと思って、時間をかけて飲んでいた。途中何回も飲んだが、なかなか濃さが引かなかったので、しばらくホシザキくんの奥っちょで放っておいた。久しぶりに今日開けてみたところ、完全にすっきりになっていた。

いや、通り越した。

出だしがあれで今がこの感じだと、たぶん今から1ヶ月前ぐらいがよかったのかもしれない。ちょっとすっきりしすぎたか。これだけすっきりしてしまうと、ラベルを隠されたらくどき上手だなんてわからない。でも、封開け直後よりははるかにうまいし、高級酒っぽい上品さが出てきた。後味のバランスはとんでもなくいいので、やっぱり1ヶ月前ではまだダメだったのかも。

熟成って深いなぁ。

広島八反/精米歩合44%。(製造年月 2004年11月)
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九郎左衛門 裏・雅山流 楓華 無濾過純米生詰

以前、雅山流の如月 大吟醸(写真左の青い瓶)を買ってみた。上品な味と香りが印象的な酒なのだが、ちょっとクセがあってどうしてもこのクセが好きになれない。これに懲りて、雅山流は暴飲族には合わないと思っていたが、この「裏・雅山流」(写真右)はある品評会で3年連続1位になったらしく(酒屋の主人談)、もう一度だけ試してみようと思った。

さて、頭に「裏」が付いた雅山流のお味は・・・うまい。今まで嫌ってたあのクセが全くない。きれいで涼しげでまろやか。天気のいい日に風がそよそよしている木陰に座ってキンキンに冷やしたこの裏・雅山流を飲んだらおいしいかも(さわやかなイメージだが、言い方を変えると真っ昼間から外で飲んでる酔っぱらいだ)。これだけすっきりしていると、物足りないと感じる人も結構いるだろうが、骨太のお酒が嫌いな暴飲族としてはこれは好みの部類に入る。

それよりも驚いたことが。
精米歩合が、ろ、ろ、ろくじゅうごパーセント!?この酒、純米酒だったの?しかも無濾過!?
表ラベルには、吟醸とか純米とか一切書かれていないので、知らないで飲んでいた。
てっきり精米歩合40%ぐらいの大吟醸かと思っていた。生だから、ちょっと置いたら味変わるんだろうなぁ。この味からどう変わるんだろう?美山錦/精米歩合65%。
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東北泉 純米大吟醸

東北泉も下のクラスから上のクラスまで結構レベルは高い。この純米大吟醸は、すっきりしているがしっかりとした旨みがあり、吟醸香はフルーツというよりはチョコレートを思わせるような感じ。後味はやや辛口かもしれないが、むしろこれが前半の切れの早いすっきりさとほどよくバランスしている。今、封開け約2週間だが、もう少し寝かせても面白そうだ。

そういえば、以前、たくさんの蔵元が集まった試飲会に行ったとき、いろんな蔵の仕込み水を飲んだ。さすがに水の味の違いなんてほとんどわからなかったが(酔い覚まし&お口直しのつもりで飲んでました)、この東北泉だけは明らかに水が軟らかかったのがわかった。水の違いって、米や酵母の違いほど、味に影響するのかなぁ?兵庫県産山田錦/精米歩合40%。(製造年月 2005年1月)
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くどき上手 純米大吟醸 雄町44 生詰

これはやや甘口の部類に入ります。昔は甘口の酒なんて見向きもしなかったが、これも甘口に入るんだったら、今は甘口は好きみたいです。といっても、すっきりまろやか旨口系に限ります。九平次もやや甘口だけど大吟醸クラスはうまいし、このくどき上手の雄町もそんな感じで悪くない。ただ、くどき上手は全般的に封開けて少しおかないと甘さが目立つかなぁ。この雄町は、フルーティーとは違うが、華やかでしっかりとした吟醸酒の味わいがあります。他のラベルもそのうち紹介します。雄町/精米歩合44%。(製造年月 2004年10月)
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上喜元 純米大吟醸 雄町100% 吊り下げ

これはうまいっ。上喜元の得意の雄町で吊り下げ。しかも精米歩合40%。すっきりしすぎることはなく、味がしっかりとありながら、チョコレート(?)のような甘さがほんのりと後味に残る。出荷からほぼ1年は熟成してるから、熟成酒のまろやかさもある。結構、うちでも熟成をがんばった一品。(製造年月 2004年6月)
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上喜元 純米吟醸 赤磐雄町100%

上喜元は山田もうまいが雄町もうまい。以前、五百万石や美山や八反、亀の尾を全部上喜元純米吟醸で買って飲み比べてみたが、ちょっとクセがあったように思う。ただ、イマイチと思って冷蔵庫に入れっ放しで忘れた頃に飲んだらどれもびっくりするほどうまかったけど。亀の尾だけは、最後までどっしりしてたかな。この雄町は、若干の酸味はあるもののクセはなく、すっきり飲める。雄町のうまみもちゃんとある。もう少し寝かせたら、もっと飲みやすくなるのかも。雄町/精米歩合50%。(製造年月 2005年2月)
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