俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

大琳派展

2008-11-08 12:04:26 | 国内旅行
昨日は一昨日に引き続き上野に行ってきました。

一昨日は単純に飲みでしたが、昨日は国立博物館でやっている「大琳派展」を親父と一緒に見に行きました。

昨今、日本史を選択しない学生が増えているので琳派と言ってもさっぱりなわけです。たしかに日本史の教科書でも一瞬で終わってしまうところですが、人物でいうと俵屋宗達と尾形光琳で、元禄文化です。ほかははっきり言ってしらねぇよって世界です。有名な作品は風神雷神図屏風(びょうぶ)ですね、英語でいうとWIND and THUNDER GODです。これは日本史を勉強してない人でもご存知なはず。

で今回の催しは琳派のものをとことん集めましたってものでした。なかでも今回一番注目を集めたのは俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の風神雷神図屏風、鈴木其一の風神雷神図襖(ふすま)の四つが同じ会場にそろっていること…らしいです。私も詳しくないのでよく分かりませんが、すごいことらしいです。

肝心の感想ですが、ぶっちゃけ大したことないです(何。私のなかで風神雷神図屏風はもっと迫力があるのかと思ってたんですが、大したことなかったです。展示の仕方に問題があるのかもしれませんが、ちっちゃく見えるんだよなぁ。狭い部屋の畳の上に置いてみて、自分も正座してみて眺めてみると違ってくるかもしれないですね。

それと俵屋宗達の風神雷神図屏風をもとに他の三作は作られてますが、原作の俵屋宗達を超えられませんでした。俵屋宗達の風神雷神図屏風は圧倒的です。おそらく俵屋宗達が芸術センスを一番持っていたんだと思います。私の感想でしかありませんが、彼ら四人にカメラを持たせて一番いい写真撮ってくるのは俵屋宗達だと思います。



なんでかっていうと、構図を意識した位置取り、もっと簡単に言えば間の取り方が一番上手い。雷神の背負った太鼓が全部描ききってなくて端で切れてるんですね。そういう判断ができる人は写真も上手いと思います。他の三人にはそれがありません…枠の中に全てを入れてしまうのって味気ないと思いません?

そんなことを思った大琳派展でした。

開催は16日(日)までです。

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