俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

菅原文太「誠意って何かね」よろしく

2015-08-28 03:47:04 | ATOP
おそらく何回か既に書いていると思うのですが、私のなかで「誠実さ」は人間関係においてもっとも大切な精神だと思っています。

どんなに頭が良かったり、仕事ができたり、お金持ちだったり、美男美女だったりしても、「誠実さ」に欠ければ、信用できないし、ひととして安っぽく思えてしまいます。

それで、北の国からの「誠意ってなにかね」よろしく、「誠実さ」ってなんなんでしょうって話。

うそをつかないことでしょうか。

隠し事をしないことでしょうか。

誤魔化さないことでしょうか。

逃げ出さないことでしょうか。

裏切らないことでしょうか。

いずれも「誠実さ」に通ずることかもしれません。

私自身、非常に「誠実さ」に欠ける人間ですから、上に挙げたことをしてしまいがちです。

そんな自分の未熟さを棚にあげて、私は先日勝手に腹をたててました。

大切な友人だと私は思っていた人間に、すごく大切なことを嘘をつかれ、隠し事をされていることを知り、頭にきました。

「もう、わしゃおまえさんのことなんかしらん」
「勝手にしろ」

と幼稚にもメールを送りつけました。

そうしたら、先方から電話がかかってきて、「いまから会って話をしたい」と言われました。

私は正直驚きました。

え、いま、午後9時半っすよ。

真面目会うんすか…(汗。

そして、本当にその人はわざわざやってきて謝るんです。

私は恥ずかしくなりました。自分が大人げなく、なんも相手のこと考えてなかったなと。

(後日そのくだりを別のひとにはなしたら、それ「謝罪」じゃなくて「言い訳」じゃんといわれましたが…)

なんていうか、もし自分が同じ立場だったら、わざわざ会いにいかないと思ったんですよね(何。

メールでも電話でも、最悪時間をあけて翌日にとかもできたのに、すぐ会って直接話すという選択はかなり勇気が要ったはずだし、まさしく「誠実さ」を感じました。

だから、その人の「誠実さ」に比べて、自分の浅ましさに恥ずかしくなりました。

そして、身勝手にうれしくなりました。それから私も「誠実」に応えなければならないと思いました。

このことで私は思いました。

「誠実さ」とは、手間や時間を惜しまず、真摯に向き合うことではないかと。

私もできる限りそうありたいな、と思いました。

どんなに時間がかかっても、向き合うことを諦めてはいけないないと、互いに向き合えるまで歯がゆかったとしても待とうと、そして一回で伝わらなかったとしても何度でも向き合おうと、本当に思いました。