ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

ご存知ですか?

2010-05-20 | よもやま話
じゃがいもは、生産から販売段階までは「ばれいしょ(馬鈴しょ)」、
小売から消費段階では「じゃがいも」と呼ばれることが多いようです。
公式には「馬鈴しょ」とされています。

日本への馬鈴しょ伝来は、江戸時代にオランダ船が
ジャガタラ(現在のジャカルタ)産のじゃがいもを長崎に持ってきたのが始まりで、
ジャガイモの名前の由来もそのジャガタラからきたとされています。

渡来した馬鈴しょは、飢饉の救荒作物として寒高冷地に普及しました。
ジャガイモの成育適温は15~21℃とされ、
日本の主産地はこの気候に恵まれた北海道ですが、
今では全国いたるところで栽培されています。

日本におけるジャガイモの消費量は年間400万トンといわれています。
このうちジャガイモとして直接食べるものは230万トン前後です。
(ちなみに家庭での料理の対象は100万トン)

この生食ジャガイモは、前号でご紹介したように防疫上
輸入がストップされていますので100%が純国内産です。

日本のジャガイモの消費は、欧州、南米、アフリカなどのように主食ではないため、
1人当たりの消費量は欧米に比較して少ないのですが、
今日の日本ではファーストフードブームなどもあり、
ジャガイモは必要不可欠な食材となっています。

このジャガイモは、農作物のなかでも一番気候に敏感で、
日照りが続いたり、長雨や気温の急激な変化などで作柄に影響が出やすく、
栽培するうえでは収穫するまで気が抜けません。


先月発行の会員様向け「ぽてと通信」第005号
好評の「ご存知ですか?」シリーズより抜粋。


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☆いよいよ春作「新ジャガイモ」の収穫です。
 直売ご希望の方はこちらをご覧下さい。




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