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新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

戦艦の主砲のメカニック

2007-04-06 19:58:22 | その他
今週は、一週間投稿週間としていますが、それほど続いて話題も無く、ちょっとひねったテーマにします。ひねったためピッタリとしたジャンルが無く映画にしました。
さて、究極のメカニック、究極のマシンは兵器ではないでしょうか。究極の目標、当初の数値を達成するのが第一に与えられた命題で、その次に価格でしょうか。ですから数十億円の戦闘機が作られる訳です。
私がそのメカニックに特に魅力を感じているのが、戦艦の主砲の砲塔の、発射メカニックです。実際には、とても見ることは出来ませんから。
砲塔の旋回部分だけで2,500t、砲身一本が200t前後、口径40センチ以上重量1.5トン以上ある砲弾を連続で打ち出すのです。
戦争映画で、現存する戦艦の砲塔で撮影された映画はそれほどありません。また国によってその構造やレイアウトが異なり、その比較は面白いです。
○ビスマルク号を撃沈せよ 1,959年製作
 独戦艦ビスマルク(47口径38.1cm2連装×4基)と英巡洋戦艦フッド(38.1cm2連装×4基)戦艦キング・ジョージV世(45口径35.6cm4連装×2基)との戦闘シーンにそれぞれの砲塔内部の射撃シーンが出てきます。モノクロで往時を感じられます。
○沈黙の戦艦 1992年製作
米戦艦ミズーリを舞台にしたアクション映画ですが、実際撮影に使用した戦艦は、戦艦アラバマです。ここでは、作品後半で45口径40.6cm3連装×3基)のうち一本で、2発主砲を発射します。現在就航しているとの設定の戦艦ですから、かなり内部は、簡素化合理化されてますが、砲弾や装填火薬の大きさがわかります。
○地獄の戦艦 2001年製作
文字通り、戦艦の砲塔内部の事件がテーマです。1989年戦艦アイオワの実弾演習中に砲塔内部で起きた爆破事故を描いたパニックサスペンス映画です。実話です。
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ホレイショ・ホーンブロワー

2007-04-05 19:14:34 | 芸術鑑賞
愛蔵DVDの紹介は、今日の3回目を一応区切りといたします。今日の作品を含めて、3本とも原作があり、原作を長年愛読書としてきたところ、それぞれDVDが発売されました。それも原作に忠実に作成されたものです。
今日紹介するのは「ホレイショ・ホーンブロワー」です。18世紀から19世紀にかけて英国を舞台にした、C.S.フォレスター原作の人気帆船小説を映像化したものです(アフリカの女王も彼の原作です)。ナポレオン戦争前後の波乱に満ちた英国海軍で、田舎の医者の息子が17歳で士官候補生から、最後は提督まで上りつめるまでの成長と活躍を書いています。原作の翻訳は、海洋小説の第一人者の高橋泰邦です。
映像では、本物の帆船を建造、これが本物の緊張感のある映像になっています。また、海軍の制服や衣装・小道具も忠実に再現されその時代に入り込めます。
このDVDは、英国で作成、米国、オーストラリア、日本の4カ国で発売されています。日本版のみ詳しいメイキングが別ディスクで添付されてます。定価は15,960.円/1BOXです。
このBOX2巻は、3部作8話から構成されています。大変残念ですが、制作はここで中止されています。
原作では、早川ミステリー文庫で10巻出版されています。
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八王子車人形:解説書

2007-04-04 20:30:09 | 芸術鑑賞
八王子車人形が好きで、そうなると色々調べたくなります。ネットでも調べたりしましたが、体系的にまとめられた物がありません。五代目家元が都民カレッジで講座をもたれるのを聞き込み参加したこともありました。この講座では、講義は勿論ですが、授業の後半家元が実演されます。毎回これが楽しみでした。生徒は六人位しか居らず、目の前の演技に毎回感激したものです。
今日ご紹介する書籍は、八王子車人形研究会が八王子車人形を、その歴史的背景や成り立ち、車人形に関った人々などを、写真を使って解りやすく説明しております。
出版社は八王子の会社(のんぶる舎)で、なかなか探しても買える本ではありません。七八年前、その頃よく通っていた有楽町の交通会館の古本屋で見つけました。3冊並んで売ってました。後に、車人形関係者でも、もう手に入らないと聞いたのでその古本屋に行くとまだ1冊残っていました。即購入したのは言うまでもありません。こちらは大切に仕舞ってあります。
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さくらの新スポットが近くに。

2007-04-03 19:18:39 | ウオーキング
さくらのスポットが近くにありました。以前お話した桜並木は、歩いて5分くらいのところにあり、小さな駅を囲んで高級住宅地をぐるりとさくらが咲いています。

今日見つけたというか、私が知らなかったスポットを紹介します。昨日いつも通る、とある橋の上を車で渡りかけると、橋の上から川の方にカメラを向けている人がいます。一瞬ですが、川面を両側のさくらが覆うように、上流に続いているのが見えました。
早速、3月上旬の寒さの小雨の中出かけてきました。市立体育館脇の整備された遊歩道、両岸はマンション・住宅・畑が点在しております。駅からそれでも歩いて10分ほどでこの都市河川にたどり着けます。
ウオーキングのコースのスペアバージョンとして、2ヶ月一度位は歩いておりましたが、そういえばさくらの季節は、初めてでした。
低い雲の垂れ込めた、生憎の天気ですが、①橋の上から川面を②散策遊歩道③川を大きく跨ぐ陸橋の歩道からとカットを紹介します。
帰る途中、いつものお茶屋によって、店員や客の女性とさくらの話をしたところ、このポイントは最近注目されており、夕方のニュースの取材があったり、写真誌に紹介されたりしている、最近おすすめの場所だそうです。
でも、まだライティングなどの手が入っておらず、昼間しか楽しめないところが気に入っています。
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アイバンホー

2007-04-02 17:16:41 | 芸術鑑賞
「モンテクリスト伯」に続いて、もう一本DVDを紹介します。英国の作家ウオルター・スコットの「アイバンホー」です。1819年発表の作品です。
12世紀のイングランドが舞台の歴史小説で、実在の人物と架空の人物が入り乱れて登場する壮大な歴史ロマンです。
サクソン人の王の子孫のアイバンホーは、父の怒りに触れ獅子心王リチャード(一世)と十字軍に加わり故国を後にします。王の留守に弟のジョンが王位を奪います。身分を隠したリチャードとアイバンホーが戻って、あのロビンフッドと協力して悪王ジョンを追放する物語です。50年代に米国でも映画化されてますが、これは英国BBCが1997年に製作した、301分の上下2巻の長編映画です。
スコットランドを舞台にした歴史スペクタルの基になった小説です。
この映画の役者はほとんど知りません。唯一知っているには、懐かしい恐怖映画の出演演者のクリストファー・リーだけです。また、当時各地を商売していたユダヤ人商人やキリスト教の騎士団の様子も描かれています。
この時代の話には必ず出てくる槍試合。「ロック・ユー」もこの中の槍試合だけをメインにした作品ですね。
また、同じくこの時代を舞台にした作品では、「エクスカリバー」「キング・アーサー」「ロビンとマリアン」も大好きな作品です。

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モンテ・クリスト伯

2007-04-01 17:35:27 | 芸術鑑賞
最初に買ったまともな小説は、「モンテ・クリスト伯」でした。どこの出版社の文学全集かは忘れましたが、黄色いケースに入っていたと思います。どこかにあるでしょう。少年時代当時、「岩窟王」が部分的に雑誌などで紹介されており、全編をチャンと読んでみたいと小遣いで購入したと思います。

復讐と巨万の富と超人的な活躍は、私の心に深くその生き方がしみこみました。現在でも私のモットーとして個性にもなっている言葉は、次のようなものです。
「時間に正確であることは、王者の礼儀である」です。遅くとも15分前、通常30前に待ち合わせ場所に行く、これが私の習慣です。

さて、日本で年末に忠臣蔵や白虎隊、太閤記など放送局や映画会社が超大作を作ります。オールスターキャストで。欧米も勿論その国の名作・大作を映画化しております。フランスでは、まずアレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」です。2時間にも満たない「岩窟王」や「モンテ・クリスト伯」がアメリカでも映画化されておりますが、まったくの小品で鑑賞に堪えません。
このフランスの「モンテ・クリスト伯」は、DVDで、2枚組み4部構成で、総時間394分です。ですから、1日がかりの観賞となります。フランス映画ですから勿論フランス語です。(ハリウッド映画ですと何でもかんでも英語版にしてしまいます)
主人公のエドモン・ダンテスとメルセデスは、貴族社会の中で違和感のある雰囲気がありましたが、二人の出生から庶民のテイストは当然で、それこそ作品に忠実なキャスティングあるとすぐに納得したものです。フランスでは実質視聴率50%を記録した空前の話題作だそうです。
BBCでも超大作を作っています。追々紹介します。
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