新鹿山荘控帳

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モンテ・クリスト伯

2007-04-01 17:35:27 | 芸術鑑賞
最初に買ったまともな小説は、「モンテ・クリスト伯」でした。どこの出版社の文学全集かは忘れましたが、黄色いケースに入っていたと思います。どこかにあるでしょう。少年時代当時、「岩窟王」が部分的に雑誌などで紹介されており、全編をチャンと読んでみたいと小遣いで購入したと思います。

復讐と巨万の富と超人的な活躍は、私の心に深くその生き方がしみこみました。現在でも私のモットーとして個性にもなっている言葉は、次のようなものです。
「時間に正確であることは、王者の礼儀である」です。遅くとも15分前、通常30前に待ち合わせ場所に行く、これが私の習慣です。

さて、日本で年末に忠臣蔵や白虎隊、太閤記など放送局や映画会社が超大作を作ります。オールスターキャストで。欧米も勿論その国の名作・大作を映画化しております。フランスでは、まずアレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」です。2時間にも満たない「岩窟王」や「モンテ・クリスト伯」がアメリカでも映画化されておりますが、まったくの小品で鑑賞に堪えません。
このフランスの「モンテ・クリスト伯」は、DVDで、2枚組み4部構成で、総時間394分です。ですから、1日がかりの観賞となります。フランス映画ですから勿論フランス語です。(ハリウッド映画ですと何でもかんでも英語版にしてしまいます)
主人公のエドモン・ダンテスとメルセデスは、貴族社会の中で違和感のある雰囲気がありましたが、二人の出生から庶民のテイストは当然で、それこそ作品に忠実なキャスティングあるとすぐに納得したものです。フランスでは実質視聴率50%を記録した空前の話題作だそうです。
BBCでも超大作を作っています。追々紹介します。

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