新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

鯉の恋

2007-04-22 14:50:35 | ウオーキング
桜の季節も都会では終わり、通常のウオーキングコースにコースを戻しました。
遊歩道の木々も新緑を増し、初夏の木陰を想像させるような景色となってきました。
この県境の川は以前も書きましたが、野鳥や魚も多くすんでします。特に放流された鯉は多く、深場の淵や橋の下など、えさやりのポイントでは、ウオーキングの人が近づくだけで多くの鯉が集まってきます。実際にえさをやっていると水鳥や、そのうち亀まであたふたと駆けつけてきます。
この数日、川沿いを歩いていると、何時もより鯉の立てる水音が大きい気がしておりました。今日気がついたのですが、鯉たちが所謂「産卵」をしていたのです。
TVなどで鮭や虹鱒、ウグイなど雌1っ匹に雄が数匹寄り添って産卵を促し、そこに競って精子をかける様子をやっていますが、それです。
写真①は雄が競って寄り添っているところ。写真②は水しぶきの様子からクライマックス。
高曇りの午前中でしたので、鮮明には撮れませんでした。

今回、鯉の産卵期の確認をするため辞典を調べたところ、こんなことが書いてありました。
①鯉は汚れた水にも強く、鯉がいるところは水がきれいとは一概に言えないこと。
②鯉は水中の生物を貪欲に捕食するので河川の生態を単純化してしまう。鯉だけを放流することは、自然生態系のバランスを変えてしまうことがある。
私も何時も川面を見ながら、水中の様子がなんか変だと思っていました。
下流まで数キロの間、鯉しか魚影が見られないのです。鯉の子供も見つかりません。そういえば魚を捕食する野鳥はほとんどいません。なんか変ですね。
コメント
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