四年前の引越の際千冊ほどの蔵書をすべて処分し、さらにその後はまともな本を購入しておりません。細々と時代小説の単行本をいくつかのシリーズで購入しているだけです。
しかしながらそれでは、本の虫がおさまらず、時々古本を探しております。
そんなとき見つけたのがこの「浅葉なつ・神様の御用人」です。
表紙のデザインから想像できるように、若者向けの大変軽い本です。カテゴリーは「ライト文芸」の棚に、古本屋では置いてあります。
【物語】
24歳のフリーター良彦が、あるきっかけで神様の御用を聞く「御用人」の役目を命じられます。祖父が先代御用人だったと分かり、仕方なくその役を引き受けます。まったく日本神話の知識のない彼が、神様の悩みを聞いてその手助けをし始めます。最初の依頼神だった方位神の狐と人間が一つ一つ難題に挑みます。
神様以外の人間の登場人物は少なく、大主神社の若き神主で高校時代からの親友の孝太郎、その神社の神主の娘で神様の姿が見える「天眼」の持ち主の穂乃香です。現在3巻目ですので、準主役はこの二人です。
さてなぜ私がこの小説を読み始めたかと言いますと、やはり御朱印集めが趣味だからです。本来の小説は、文字通りライトで軽いです。長年の小説好きからするとまったく物足りませんが、この小説に登場する神様がほとんど知らない神様で、名前の読みもままならないのですが、その神様の悩みが全く人間臭くて面白いのです。それぞれの神様の本来のお役目がありますが作者がよく考えて登場させていますので、こんな神様がいるのかと感心しています。
その神様のお役目に関連する悩みがあるのです。
神様の置かれている基本的な状況は、人間たちの神様を敬う気持ちが現在薄くなっておりそれに比例するかのように神様の神様の力がどんどん衰退してしまっているということになってます。そんな状況で神様が昔の力を懐かしく思ったり、なぜ今人々が自分を敬ってくれないのかと悩むのです。
先程読終わった「天棚機姫神(あめたなばたつひめのかみ)」は、天照太御神の神衣を大昔織っていたのですが、今の人間たちは私の折った衣が受けいられられないのかと悩むのです。その悩みの解決策も、読んでいくうちに納得できます。
2013年第1巻は発売で現在7巻、累計発売100万部だそうです。私の全く知らないジャンルの小説でした。
この若い作家(年齢が公表されてないようです)がよく神様の事を勉強され、色々な神様を登場させ、その神様たちの人間臭い悩みを持たせているのが面白いです。
珍しい神様は当然あまり有名でない地方の神社にいらっしゃいます。尋ねてお詣りするのもかんたんではありません。
ま、ある意味変な小説ですが、今までなかったジャンルです。若い女性に御朱印ブームがある中、すごい着眼だと感心しています。
各章の終わりに登場の神様の見に解説があります。何時かツイデガあったらこの中の幾つかの神様をお詣りしてみたいと思ってます。
時間つぶしのぴったりの本です。
しかしながらそれでは、本の虫がおさまらず、時々古本を探しております。
そんなとき見つけたのがこの「浅葉なつ・神様の御用人」です。
表紙のデザインから想像できるように、若者向けの大変軽い本です。カテゴリーは「ライト文芸」の棚に、古本屋では置いてあります。
【物語】
24歳のフリーター良彦が、あるきっかけで神様の御用を聞く「御用人」の役目を命じられます。祖父が先代御用人だったと分かり、仕方なくその役を引き受けます。まったく日本神話の知識のない彼が、神様の悩みを聞いてその手助けをし始めます。最初の依頼神だった方位神の狐と人間が一つ一つ難題に挑みます。
神様以外の人間の登場人物は少なく、大主神社の若き神主で高校時代からの親友の孝太郎、その神社の神主の娘で神様の姿が見える「天眼」の持ち主の穂乃香です。現在3巻目ですので、準主役はこの二人です。
さてなぜ私がこの小説を読み始めたかと言いますと、やはり御朱印集めが趣味だからです。本来の小説は、文字通りライトで軽いです。長年の小説好きからするとまったく物足りませんが、この小説に登場する神様がほとんど知らない神様で、名前の読みもままならないのですが、その神様の悩みが全く人間臭くて面白いのです。それぞれの神様の本来のお役目がありますが作者がよく考えて登場させていますので、こんな神様がいるのかと感心しています。
その神様のお役目に関連する悩みがあるのです。
神様の置かれている基本的な状況は、人間たちの神様を敬う気持ちが現在薄くなっておりそれに比例するかのように神様の神様の力がどんどん衰退してしまっているということになってます。そんな状況で神様が昔の力を懐かしく思ったり、なぜ今人々が自分を敬ってくれないのかと悩むのです。
先程読終わった「天棚機姫神(あめたなばたつひめのかみ)」は、天照太御神の神衣を大昔織っていたのですが、今の人間たちは私の折った衣が受けいられられないのかと悩むのです。その悩みの解決策も、読んでいくうちに納得できます。
2013年第1巻は発売で現在7巻、累計発売100万部だそうです。私の全く知らないジャンルの小説でした。
この若い作家(年齢が公表されてないようです)がよく神様の事を勉強され、色々な神様を登場させ、その神様たちの人間臭い悩みを持たせているのが面白いです。
珍しい神様は当然あまり有名でない地方の神社にいらっしゃいます。尋ねてお詣りするのもかんたんではありません。
ま、ある意味変な小説ですが、今までなかったジャンルです。若い女性に御朱印ブームがある中、すごい着眼だと感心しています。
各章の終わりに登場の神様の見に解説があります。何時かツイデガあったらこの中の幾つかの神様をお詣りしてみたいと思ってます。
時間つぶしのぴったりの本です。