2020年令和2年6月2日火曜日、晴れ
YOUTUBE で、2019年度の国際共同制作番組「レオナルド・ダビンチ 万能の男が見た世界」を見ました。人類史上にも稀な才能の生まれた背景、その時代と風土の片鱗を知ることができました。自由なくしてダビンチのような人間の生まれ来るはずのないことも。
ちなみに、、YOUTUBE によって提供される表現の自由の恩恵ははかり知れません。しかし、全体主義的な国家体制においてはこの自由はありません。
中華人民共和国においては、日本のように YOUTUBE や Twitter などのSNS を自由に使うことができませんし、また、それらで自国の政府を自由に批判することもできません。そのために「言論の自由」や「民主主義」を主張することもできません。
中華人民共和国においては、日本のように YOUTUBE や Twitter などのSNS を自由に使うことができませんし、また、それらで自国の政府を自由に批判することもできません。そのために「言論の自由」や「民主主義」を主張することもできません。
昨年の今頃の6月に、香港では「逃亡犯条例改正」をめぐって大規模な反対デモが行われて、参加した女性がそのさなかに警備隊のゴム弾で片目を失明するということがありました。
長い間イギリスの統治下にあった香港では、犯罪者の引き渡しは「司法制度や刑事制度が確立された、人権の守られている国に限る」とされていたのですが、その「改正」によって中国へも「犯罪者」の引き渡しのできるようにしたものでした。
中国共産党政府の下では、「言論の自由」や「民主主義」の主張はできません。民主活動家、劉暁波氏が獄中に病没したように、「犯罪行為」と見なされて拘束されます。「逃亡犯条例改正」に対する香港市民の反対行動はそうした自由の失われることの危機感によるものです。この時、日本政府は香港情勢について「大変憂慮している」などと一応の懸念は示しました。しかし今も事態は決して改善されたわけではありません。
むしろ、今年になって中国の全国人民代表大会(全人代)が先月の28日に「香港国家安全法」の制定方針を採択したように、香港情勢はさらに悪化して深刻な危機を迎えようとしています。しかし、日本の「自由」の主張は口先だけのものであり、それを現実に保証するだけの実力はありません。
〇八憲章=中華連邦共和国憲法要綱 - 夕暮れのフクロウ https://is.gd/zDfjKM
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