作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

京都水族館

2014年10月01日 | 日記・紀行

 

京都水族館────自然の神秘


動物園にせよ水族館にせよこうした施設に訪れるのは久し振りだ。子供から手が放れて、もう長い間動物園にも水族館にも縁遠くなっていた。盆地の中にある京都にも水族館の出来たことは知っていた。その近くも何度も通り過ぎていたけれど、大して興味もなかったのでいつも素通りだった。たまたま機会があって京都水族館に行った。そこで展示されていた一連の海洋生物の姿を見て、あらためて地球上の生物の多様性とその美しさ、さらにそこに自然の神秘を想像して感銘を受けた。

                       
世界は多様で豊かで底なしの無限の神秘のうちに存在していることをあらためて実感させられる。私たちはこの世界の、宇宙のごく一端のみを見つめて、そうして世界をさも知ったつもりになって死んでゆく。

写真にしたのも水族館で見ることのできた多くの海洋生物のうちのごく一部である。イルカのショーも見た。海の生物であるイルカも昔から、イルカと少年の逸話などもあって、サルやゾウのように人間に近しい生き物であることは知っていた。イルカの「芸」を身近に見て、あらためて知能の高いイルカの意識の世界を想像した。

これほど多様で美しい地球上の生物たちは、気の遠くなるほどの時間の中から生み出されたものであるにちがいない。どんなダイヤモンドよりも貴重な宝石のようなそれら生物の多くが、今人間によって危機にさらされているらしい。

水族館に飼われているエイやペンギンらを見ても、狭い水族館ではなく本当はもっと広々とした自由な海洋に戻してやりたい複雑な気持ちで眺めて歩いた。老いて子供たちのように純粋な歓びで観覧できなくなった自分を見るのもまたつまらない。

京都水族館
http://www.kyoto-aquarium.com/

   

 

 

 

 

 

 

 

                      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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