ヨハネ書には、イエスの生誕について何ら具体的なことは記録されていない。この本でイエスの母マリアがはじめて登場するのは、カナでの婚礼にイエスとともに参加したときのことである(ヨハネ書第2章)。それに対して、ルカ書にはイエスの誕生の経緯がやや詳しく記されている(ルカ書第1章)。しかし、ルカ書もヨハネ書のいずれにも、イエスの生誕にヨハネが深く関わっていたことを伺わせる記述がある。
それにしても、イエスの存在はその母マリアなくしては考えられない。12月25日はイエスの誕生日であるという。今日はその前夜祭。イエスの言動についていくつかの記事を載せているこのブログでも世間並みにイエスの生誕を祝って。
ルカ書第1章第28節以下から。
天からの使いガブリエルは、マリアのところに来て言った。「歓びなさい。何と恵まれた方。主はあなたとともにおられる。あなたは女のうちにあって祝せられる。」
マリアの賛歌
そして、マリアは言った。
私の心はいたく主をあがめ、
私の魂は、私を救われた主なる神を歓び称えます。
主ははしためのような身分の低い私にも眼を注がれましたから。
今からすべての世代にわたって、私は恵まれた女と呼ばれるでしょう。
力ある方が、私に驚くべきことをなされましたから。
聖なるは主の御名です。
主を畏れる者に主の愛は、
代々に及ぶでしょう。
主はその腕に力をふるい、
思い高ぶる者を蹴散らされます。
主は力ある王を玉座から引きずりおろし、
卑しい者を高く引き上げられました。
主は飢える者を善き物で満たし、
富める者を空手で立ち去らせます。
主は僕イスラエルを愛の思いに堅く抱きしめられます。
主が私たちの先祖に語られたように、
アブラハムと彼の子孫にとこしえに。
天使祝詞
おめでとう、恵まれたマリア、
主はあなたとともにおられる。
あなたは女のうちにて祝せられ、
お腹の御子イエスも祝せられる。
主の母マリア、
罪人である我らのために、
今も臨終のときも祈りたまえ。
クリスマスおめでとう。Merry X'mas !
つたないこの記事をクリスマス・カードを送りきれなかった友人たちに。
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