作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

平穏無事

2005年09月05日 | 日記・紀行

昨日の日曜日はこれといったことをしなかった。少し疲れて頭も働かない。

チャンネル桜で西尾幹二氏の郵政問題ビデオ番組を見た。西尾幹二氏は小泉首相の郵政民営化に反対である。その理由は、この改革が日本の国家の根本的な欠陥を何ら改革するものではないからである。西尾氏が改革の核心が財務省理財局にあるといっているのは正しいと思う。質量ともに公務員制度改革が日本の改革の「本丸」だというのは正しい。


小泉首相や竹中担当相の改革の趣旨というのは、財務省の役人たちは、道路公団やその他の特殊法人の公務員に無駄遣いをさせるばかりで、郵便貯金、保険に集められた国民の巨大な金融資産を有効に活用する能力がない。だから、海外も含めた民間投資会社に、アップルウッドやリーマンブラザースにこの金融資産の運用を任せようというわけである。西尾氏はその危険を主張している。確かに郵政民営化にはそうした危険、否定面はあるが、国民に与える一般的な利便性の向上という点で、その意義の方が大きいのではないか。財務省理財局の官僚の失政が犯罪的であることは認めるとしても、だからといって現段階で、小泉郵政民営化を反対するのは間違いだ。

また、海外の投資運営会社にこれらの金融資産を運用させることがそれほど避けねばならないことか、またそれが日本の国益を損ねることになるのか、むしろ、日本の利益になるのではないかという疑問がある。引き続き研究課題である。

国家財政の再建と、国家公務員制度の改革、モラルと能力に卓越した公務員の育成を含めた国民教育の改革が今後の日本の中心的な課題であることは言うまでもない。

朝晩がすっかり涼しくなった。中国やアメリカなどとの外交関係なども引き続き観察を続けて行く。

台風が接近中である。アメリカではカトリーナが大きな爪あとを残して去って行った。南部のルイジアナなどには圧倒的に黒人人口の多いことが分かる。アメリカという国は人材もピンからキリまで、日本のように平均化、均質化していないことが分かる。

イラクでは宗派間の対立が深まっているようである。メールを一件。

コメント (2)
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