風のささやき 俳句のblog

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欄干に丸き鳩なり冬茜 【季語:冬茜】

2018年11月24日 | 俳句:冬 天文
一人土手を散歩していました
夕刻になるに連れて寒さが
服の間に浸み込んできます

川の流れてくる方には大きな夕日が
沈んで行こうとしています

今日はそこで過ごそうと言うのでしょうか
一羽の鳩が橋の欄干にじっとしていました

温かな羽に守られているとは言え
鳩も随分と寒く感じているのでしょう
体を丸めてまるで鞠のようです

夕日が落ちる前に帰れよと
その鳩に向って心の中で呼びかけていました

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