明治維新以後、ヨーロッパの文化を積極的に取り入れた日本は顔立ちに対する美的感覚も影響を受けました。
当時の写真では鼻筋を際だたせるために陰をつける修正がよく加えられたことから鼻の高い彫りの深い顔立ちの人が男女問わず美形とされていたことが分かります。
ここ数年のハーフ系タレントさんたちの隆盛を見ても、その価値観はいまだ健在と言ったところでしょう。
とはいえ、その国独特のキレイやカッコイイもまだまだ存在しています。
故マイケル・ジャクソンさんは自らが理想とする顔に近づけんとかなりの数の整形手術を繰り返しました(もっともご本人は生前否定していましたが)。
そこでちょっと不思議に思ったのは、マイケルさんが頬骨を高くし、アゴを割ったという点です。
アゴが割れてるのは確かに男らしい感じはありますが、あえて加えるほどではないと思います。
また、黄色人種である日本人の中にはむしろ頬骨が高いことをコンプレックスい思う人が多いのではないでしょうか?
米国人が「かわいく」デザインしたはずのディズニー映画のヒロインも確かにほっぺたというか頬骨が少し出ているように見えなくもありません。
映画「スパイダー・マン」ではブスヒロインの汚名を着せられてしまったキルスティン・ダンストさんですが、頬骨が彼女のチャームポイントと向こうでは言われてます。
あるいは、映画「シャル・ウィ・ダンス」でアメリカに渡った役所広司さんもその頬骨が完璧だと絶賛されていました。
また、日本人からすると羨ましい高い鼻も実は白人女性にとっては整形を受けたいパーツの上位です。
あまりに高すぎて逆にコンプレックスに思う方が多いのだそうです。
ですから、日本人が白人の特徴に鼻を強調することがありますが、彼らからすればバカにされている気分になるのです。
どこの国のどの人種でも、顔立ちの悩みはつきないというか、ないものねだりなところがあるようです。
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