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あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「九里一平 PAST & FUTURE」に行った(2)

2016年09月24日 | アニメ・特撮
イベント開始。
まずは司会の松原弘一良氏(MOBSPROOF)登場。

続いて久里先生。
お二人とも「ラグーン」をオーダー。



ドリンクが届いたところで乾杯!
先生、ラグーンを一口飲んで「濃いですね」。
「酒あまり強くないんですよ」とも。
※え?そうなんスか!?



そんな感じでトークが開始。
久里先生のプロフィール紹介から、お兄さんを頼りに
上京して挿絵画家から漫画デビューのお話。

初期作品の話は正直ウトい私、「マッハ三四郎」など
初めて知る。
「アラーの誓い」「アラーの使者」も良く分かってなかった。
「アラーの使者」 は、実写ドラマ化され、千葉真一主演で
人気を博したそうな。
※チバちゃん主演の少年向けアクション・ドラマ!
 そりゃ人気出ますよ!

もちろんプロジェクター(実物投影機を含む)を使っての
紹介ゆえ、実際の絵を鑑賞しながら話が聞けるという贅沢さ。



最近は時代物を描いているという事で、やはり御出身が
京都ですから幼少時に時代劇の撮影をご覧になった事が
深く印象に残っているとか。

「鍔鳴剣屍郎 怨霊斬り」は未完の最近作だが、松原氏が
「面白かったです」と感想を述べられると「編集者である
 貴方から言われると嬉しい」と笑顔。

「九里一平 PAST & FUTURE」公式HPで
公開されているから、こちらで人気だったら紙媒体で
出版されそう。

期待したい。だって主人公の目が「大鷲の健」してるん
だもの。トキメキますわよ。



プロジェクターには未発表モノなども公開された。
アニメのプレゼン用には「5作は必要」で本命以外にも
作ってたと言う事で。

それでも当時のタツノコ・プロですから。クオリティが
高いんですよ!



構想中の作品もあり、「紅三四郎」を宇宙レベルに
スケールアップしたイラストなど感動モノ。

やっぱり現役の絵師さんです。
ひたすら感激です。



そして話題はやっぱりタツノコ・アニメへ。
竜の子プロ設立のきっかけとなった「宇宙エース」の
話など、実に興味深いものでした。
※Wikiとかに載ってますけどね。
 ご本人の口から聞くとやっぱり重みがありますよ…。

(続く)

「九里一平 PAST & FUTURE」に行った(1)

2016年09月24日 | アニメ・特撮
6/24(土)阿佐ヶ谷ロフトで催されたイベント、
「九里一平 PAST & FUTURE」に行ってきた。



OPEN 12:00 / START 13:00
仕事の関係で土曜まで行けるか分からず、¥2,500の当日券を
当てにして総武線に乗る。

途中、うっかり高円寺で降りてしまうハプニングもあったが
開演前には余裕で間に合った。



最近は新宿のロフトプラスワンより阿佐ヶ谷の方が訪れる機会が
多い気がするな。

ちなみに内装も阿佐ヶ谷はクラシック・ロックのパネルなどあって
ステキなのだ。


そういうイベントに出会った記憶は無いけどね…
出来たら「70年代ロックの夕べ」とか「ロックフィルム上映会」とか
ヤって欲しいねぇ…。



時間的にも混雑的にも余裕で入場できた。
壇上を程よく見上げる位置のテーブルに着席。

ワンドリンクと食事を摂りながら開演を待った。

イベントに因んだ特製ドリンクは「ラグーン」(¥700)。
久里先生お気に入りで、ウイスキーの白州とソーダ+ミントで
作ったアルコール飲料。

飲んでみたら、なかなか濃かった!
※ミント葉の爽やかさでイケましたけどね。



さてさて、待ってる間はツイッターやったり、久里先生の経歴を
復習したりして時間を有効利用。

…「九里一平」とは
1940年、京都府京都市出身で。タツノコプロの「吉田三兄弟」の三男。

長兄は漫画家・アニメ原作者・タツノコプロ初代社長として余りにも
有名な吉田竜夫。
挿絵画家・漫画家として先に成功した兄の後を追って上京し、兄の
アシスタントを経て漫画家デビュー。
「紅三四郎」「アラーの誓い」などの作品で人気を得る。

アニメ制作にも進出した竜の子プロ設立後は、数多くのタツノコ・
アニメでキャラクターデザインやプロデューサー・企画・監督などの
役職を約40年間にわたって続け、次男の吉田健二を継いでタツノコ
プロ社長も務めた。



すごい人です。
アニメでも「紅三四郎」「マッハGoGoGo」「科学忍者隊ガッチャマン」
「新造人間キャシャーン」「破裏拳ポリマー」「みなしごハッチ」など
タツノコ全盛作品に関わってらっしゃいます。

長兄の竜夫先生は45才の若さで亡くなってしまわれたが、次男・三男、
そして笹川浩さんら素晴らしい方々で隆盛を極め、世界中にファンが
存在するタツノコ・キャラクター。

その生き字引であり、現役の絵師でもある久里先生のお話が聞ける。
そんなイベント、そりゃ大喜びで馳せ参じますよ!