Nの祝祭日

映画、読書などのメモ

アクロス・ザ・ユニバース

2017-08-09 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★アクロス・ザ・ユニバース
監督:ジュリー・テイモア
出演者:エヴァン・レイチェル・ウッド、ジム・スタージェス、ジョー・アンダーソン、他
2007/アメリカ

浜辺で唄う「girl」で幕が開く。
陰鬱なスコットランド、リバプールの海。
切なく甘いメロディ。

全曲がビートルズの曲。懐かしい60年代のファッションとアイテム。クルマ、ヒッチハイク。マリファナと煙草、サイケな色彩にロックのリズム。ベトナム反戦のデモ。流れる血。分裂と再会。私的な諸々の出来事がいっぱい重なって何がなんだかわからないくらい錯乱しながらも、すばらしい歌とダンスを楽しんだ。

みんな吹き替えなしだというから、皆歌がうますぎ!このこと自体がなかなか受け入れられなかった。ジュードが唄う「girl」から、ビルの屋上で唄う「All You Need Is Love」まで、若きポールを彷彿させてくれる。ここでこの曲?どうして?驚きの連続。この奇跡に近いといえるすばらしい音楽映画を作ったのは女性監督ジュリーさん。ブロードウェイの演出家さんである。なるほどね、すばらしい才能だと唸ってしまう。女性の視点で優しい表情をうまく撮る。60年代なのに、現代ポップ感覚。 セピア色になっていた過去の時間が、鮮やかに、ピュアーでサイケな色彩となって蘇った。


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glee グリー ザ・コンサート 3Dムービー

2017-08-09 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★glee グリー ザ・コンサート 3Dムービー
監督:ケヴィン・タンチャローエン
2011/アメリカ

《これは負け犬への応援歌さ》と謳っているが、
そんな勝ち負けという価値観を超えたところの《自由への歌》。
《バラバラの個性そのもの》
《異なることの価値観》
《ありのままの自分でポジティブに生きること》
そのことの素晴らしさを人生で謳歌しようよと歌いかける。
コンサートシーンを3D映像にして、迫力満点。
ちょっと青っぽく酔ってみたくてなりました。

ところで
《glee 》って何だ?
実はテレビで見たことがない。
噂をちょっとだけ、、、です。


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シカゴ

2017-08-09 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★シカゴ
原題:Chicago
監督:ロブ・マーシャル
出演:レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア、他
2002/アメリカ

PSでDVDを観る。
ガチガチの歌と踊りで迫ってくるパワーに圧倒され、
これは是非とも、劇場の大画面と大音響で観たいと思わせた。
第75回アカデミー賞(2002)、
第60回ゴールデングローブ賞の作品賞を受賞。

ワルをショービジネスに変えてしまう技はさすがアメリカである。
アメリカ通ではないので、
《シカゴの街》のイメージが掴みにくいが、
たぶん、1920代は《悪徳の街》だったんだろうな。
《イエスがシカゴに住んでいて、5000ドル払ったら、死ななくても良かったかもしれない》
この悪ぶった弁護士の台詞には笑った。
不遜な言い方だが、当時のシカゴを表しているのかもしれない。


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