Nの祝祭日

映画、読書などのメモ

桃さんのしあわせ

2016-04-13 | chinema(アジア系映画)

 

★桃さんのしあわせ
原題:桃姐(A Simple Life)
監督:アン・ホイ
キャスト:デニー・イップ、アンディ・ラウ、他
2011/香港


桃さん役を演じたデニー・イップ、なんと64歳だという。
うっそーでしょうと思うくらいに老け込んだ家政婦役を演じています。
眼の力の鋭い人ですので、
所々、凛とした質素な表情が美しく冴えていました。

アンディ・ラウは珍しく普通の人役?でしたが、
キラリと知的な表情を魅せ、作品に気品を漂わせてくれました。


二人の情の重ね具合が美しい。
主従であるがゆえの《シンプルな情》です。


桃さんの料理食べてみたいですね。
食材は桃さん自らお店屋さんの冷蔵倉庫に入って厳選購入。
家では懐石料理みたいに、一皿ごとにだしてくれる。
徹底した鮮魚。
お米は土鍋で炊きます。
いやぁ、食べてみたいなぁ。


4人の男たちが食い尽くした《牛たん》の味がとても気になりました。
そして4人の男たちが、
老人ホームに居る桃さんに電話をかけるシーンに眼がうるうるです。
そのシーン以降、この映画に輝きが出てきます。
しっとりとした小さな世界ですが、
濃密な人間の無償の愛みたいなものが静かににじみ出てきます。


桃さん役のディニー・イップが
ヴェネツィア国際映画祭で主演女優賞。
なるほどですね。
誠実に淡々と演じたアンディ・ラウにも
なにかご褒美があってもよかったのでないでしょうか。 
好演でした。

 


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スリ

2016-04-03 | chinema(アジア系映画)

 

★スリ
原題:文雀
監督:ジョニー・トー
2008/香港映画

ジョニー・トー監督の珍しく叙情溢れる香港物語。
劇場でこのフィルムを観たかった。

《香港をパリの下町のように描く》
こんな優雅な芸当ができるのはジョニー・トー監督しかいないよ。

監督は言う。
《60年代の香港が好きだ》
《急速に失われてゆく古き良き香港を映像に残したい》
ということで、
スリを題材に香港下町人情みたいなものまで捉えようとする野心作。

ミュジカルのようなリズム感のいい作品だった。 


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石山寺の桜

2016-04-02 | 散策

石山寺へ行ってきた。
桜はまだ大丈夫?と思いつつ。

やはり桜はらはら。
しかし桜吹雪はなかなか風情のあるもの。
なにより人が少ないのに救われる。
そして何より、外国の方々の姿はめったにみかけません。
こんな風景は懐かしいなぁ。
純国産風の妙なノスタルジック風景を味わう。

この感覚久しぶりだなぁ。

山はこれから新緑の季節。
また来よう。


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