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映画、読書などのメモ

善き人のためのソナタ

2009-03-06 | chinema(欧米系映画)

 

★善き人のためのソナタ
Das Leben der Anderen
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
キャスト:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ、他
2006/ドイツ

 


かって「ベルリン」は芸術の都といわれ、
ヨーロッパの中心でもあったが、
第二次世界大戦で連合国によって徹底的に破壊された。

さらにベルリンは東西二つの国に分離され、
東側は国家体制というか組織体制維持のため.
人も心もずたずたに分離され徹底的管理された。
全体主義体制の恐怖は理解しているつもりではあったが、
この映画によってあらためてその恐怖を思い知らされる。

 

1989年ベルリンの壁は破壊された。
あの時の人々の歓喜は忘れられない。
ドイツという国にはやはり敬意を払う。
戦時下のナチス体制を徹底的に総括し、
統一に際する困難と真摯に向き合った。

その国から人間の有りようを問う映画が生まれた。
監督脚本は何と34歳という若いドナースマルクさん。
しかもこの長編映画が初作品とういう。
初々しい緊張感があった。

コメント
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