Nの祝祭日

映画、読書などのメモ

クレイジー・ハート

2018-03-29 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★クレイジー・ハート
Crazy Heart
監督:スコット・クーパー
主題歌:「The Weary Kind」
キャスト:ジェフ・ブリッジス、マギー・ジレンホール、ロバート・デュヴァル、他
2009/アメリカ

傷ついた男のカントリーソング。
これもアメリカヒロイズムのひとつ。
アル中男のもがきを描いているが、
ちょっと綺麗事に終えているところに、主人公の心情に添いきれぬもどかしさもある。
頑固な男の一人相撲である。

歌はいいよー。
妙にしんんみりしてしまう。


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我が青春のマリアンヌ

2018-03-29 | chinema(欧米系映画)

 

★我が青春のマリアンヌ
原題:Marianne de ma Jeunesse
監督:ジュリアン・デュビビエ
出演:マリアンヌ・ホルト、ピエール・バネック、他
1955/フランス


ジュリアン・デュビビエの幻想的な作品。


松本零士さんが
《自分が描く女性は、この映画のマリアンヌがイメージだ》と
《銀河鉄道999》のメーテルや、
《宇宙戦艦ヤマト》のスターシャは
このマリアンヌがイメージだった、、、。


ぴったりで、これはもう、感激、感激。
神秘的な美しさ。
こういう作品は絶対に10代に観たかった。
批評の対象ではなく、
絶対的な体験に。
人生変わるでしょうね。

《このファンタジーにイカれちゃった》というのもわかります。


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島はぼくらと

2018-03-28 | 

本を読んだ。

★島はぼくらと
著者:辻村 深月
出版社: 講談社

辻村さんの書き下ろし小説。
彼女、直木賞作家、
ライトな感覚でいまや人気女性作家の一人になった。

母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。
美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。
父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。
熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。
(登場人物4人の紹介文はAmazonより)
4人の物語のようで、実は島に住む様々な人たちが登場する。
高校生青春物とは早計には言い切れない、辻村さんの想いが綴られているのだ。

島の子ども達は、中学までは地元の学校で過ごすが、高校はフェリーで本土の高校へ通う。
多くの子ども達は、島で育ちながらも、いずれは進学就職で島を離れる。
親はそのことを解りながら、《いずれは島を離れる子ども》を覚悟しながら子育てをする。
《故郷を巣立つ》ことの想い、
《故郷に留まる》ことの想い。
島の共同体社会の現実と未来を重ねながら、いろんな人の想いがいっぱい詰まった作品。
ちょっとうまくでき過ぎの物語ではあるが、
読書途中、そして読後に爽快感が残り心地よかった。
ひょっとしたら、
《これはとてもいい作品なのではないか》

 


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X-MEN:フューチャー&パスト

2018-03-27 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★X-MEN:フューチャー&パスト
原題:X-Men: Days of Future Past
監督:ブライアン・シンガー
キャスト:ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マカボイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ハル・ベリー、エレン・ペイジ、イアン・マッケラン、他
2014/アメリカ

X−MENシリーズは、最初からずーと観ているので、この作品もやはり気になった。
ミュータントの物語はドラマ性が前面に出てくるので面白い。
ミュータントキャラが人間以上に人間っぽい。
可笑しな話だけど。

前回は、
ヒーロー、ヒロインのミュータントの犠牲によって
世界は救われるというかなり悲劇的な結末だった。
ミュータントの犠牲によってこの世が救われるくらいなら、
絶望的なこの世がなくてもいいかなどと思ったくらいである。

ところがこの作品、
過去の事象をひっくり返すことによって、
そこに連なる未来も変わるという設定である。
ちょっとこれは禁じ手だろうと思う。
時空をさ迷うものは、その後の歴史に手を加えてはならないという暗黙の了解があるが、
今回は全てチャラにした。
希望をもって歴史に関与し、その後の世界に光をもたらすというもの。
おかげで、過去に悲運なさいごを遂げたミュータントたちが、
さも過去の夢物語だったかのように復活する。

これにはちょっと笑ったが、ミュータントファンにとってこれこそが《希望》である。
いったん禁じ手を行った以上、これから先は、自由に物語は展開できる。


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X-MEN:ファースト・ジェネレーション

2018-03-26 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★X-MEN:ファースト・ジェネレーション
英題:X-MEN: FIRST CLASS
監督・脚本:マシュー・ヴォーン
2011/アメリカ
キャスト:ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ローズ・バーン、ジャニュアリー・ジョーンズ、オリヴァー・プラット、他


《キューバ危機》にミュータントのみなさんがこんなにも深く関わっているとは、、、。
全く知りませんでした。
これは相当ショックな出来事です。
あのミサイル攻撃、そして逆襲での空中爆発のシーンは、何処かで見たようななかなか思い出せない。
全体的にどっかで見たような記憶があるのです。
大きなパラボナアンテナを動かすシーンも見たような。
時代が60年代であるということでしょうか、とにかく妙に懐かしい雰囲気でした。
ミュータントそのものが懐かしいのです。

終わり方からすれば、これから、さぁーはじまりーはじまりーということのようです。
つまり物語の前置き、これからが本番だよーということ。
次作への期待を高める終わり方です。


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X-MEN: ファイナル ディシジョン

2018-03-25 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★X-MEN: ファイナル ディシジョン
原題:X-Men: The Last Stand
監督:ブレット・ラトナー
キャスト:パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、他
2006/アメリカ

X-MENシリーズ三部作のファイナル。

ミュータントたちの自己犠牲で《人類は救われる》。
アメコミ実写版、VFX技術と大音響音楽を駆使して、壮絶な戦いをたっぷり魅せてくれた。
ラスト、やっと《平和になった》と安堵。

エレン・ペイジが出ていました。
ちょっとびっくり、得した気分です。

《ストームのファン》
としては、今回の大活躍を嬉しく思うのですが、
それにしても、前作で活躍したミュータントがあっさり姿を消すのは惜しい。
こういう作品はいちいち立ち止まっていてはどうしようもないけど。


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X-MEN2

2018-03-24 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★X-MEN2
原題:X2
監督:ブライアン・シンガー
音楽:ジョン・オットマン
2003/アメリカ

X-MENシリーズ第2作。

登場するミュータント一人ひとりはとても個性的である。
いろんな特殊能力を紹介することにより、
結果的に《多様性の魅力》を表現することになった。
誰が主人公かわからないミュータント群像劇。
この作品の魅力はそこにある。
彼らは能力の凄さと同時に《能力の美しさ》も競う。
映像美は第一作より格段に高まり、VFX技術によってSF化がさらに進む。


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007/カジノ・ロワイヤル

2018-03-23 | スケッチ・水彩画
 
★007/カジノ・ロワイヤル
監督: マーティン・キャンベル
出演:ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン、ジュディ・デンチ、他
2006/イギリス

劇場で見逃した作品なんで、
プライムビデオで観る。
二回目。


6代目ジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグ初登場!
若きジェームズ・ボンドが”007”になるまでの物語。




007シリーズには珍しいラブストーリー。
ボンドにも悲恋話があったんやなー。
ボンドはサイボーグみたいな金髪男になった。
孤独な戦いの序章。


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X-メン

2018-03-23 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★X-メン
原題:X-MEN
監督:ブライアン・シンガー
キャスト:パトリック・スチュワート、ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マースデン、ファムケ・ヤンセン、ハル・ベリー、アンナ・パキン、ショーン・アシュモア、イアン・マッケラン、レベッカ・ローミン=ステイモス、他
2000/アメリカ

実は、僕は《ミュータント》の存在をかなり信じている。
世の中には、映画ほどではないですが、相当の特殊能力者は存在する。
彼らは、今の世の中では、ちょっと生きにくいので、ひっそりと生きている。
映画では、彼らの能力はちょっとすごすぎるが。

《多様性との共存こそが、創造力を生む》と信じています。
どこかの標語みたいですが、
歴史をふりかえればそこにたどり着く。

よくわかりませんが、
ミュータントがんばれ。


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ぼくは明日、昨日のきみとデートする

2018-03-22 | chinema(日本映画)

 

★ぼくは明日、昨日のきみとデートする
監督:三木孝浩
原作者:七月隆文
音楽:松谷卓
出演:福士蒼汰、小松菜奈、東出昌大、山田裕貴、清原果耶、大鷹明良、宮崎美子、他
2016/日本映画


舞台は京都、
叡電、宝ヶ池、出町、鴨川、北白川、京極、伏見などの
叡電、京阪沿線の有名所が舞台です。

お話は相当ピュアーな恋愛物語ですから
描かれる風景もとてもピュアーです。
京都観光案内物語といってもいいくらいのピュアー感。

ヒロインはタイムトラベラーなのか?
この謎は結局最後までよく解りませんでした。
いくつかの不可解な時間の設定がありました、
が、フアンタジーですから特に気にもせず。


タイムトラベラーは未来を変えられないので、
(どんな物語でもこれは鉄板ルール)
時を交差しても、迫り来る運命は変えられない。
切なさに浸りました。


過ぎた時間の全てが瞬時に記憶の中へ。
記憶の中をどのように整理して生きるか。

透明感溢れる映像と物語に
自分の記憶の中もちょっぴり浄化された気分でした。


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瞳の奥の秘密

2018-03-22 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★瞳の奥の秘密
英題:THE SECRET IN THEIR EYES
監督:フアン・ホセ・カンパネラ
キャスト:リカルド・ダリン、ソレダ・ビジャミル、ギレルモ・フランチェラ、他
2010年/アルゼンチン・スペイン

めったにお目にかかれないアルゼンチン映画なんで、興味深いものだった。
「表向きの激しい情熱」を想像していたが、映画はその逆である。
「内に秘めた激しい情熱」である。
もどかしいくらいに感情を沈潜させた物語。
しかしずっと静かに秘めたる強い思い。
これが「アルゼンチン流情熱」か。

「瞳の奥の秘密」。
おんな判事の瞳は確かに強く激しく我慢強い。
南米人らしい魅力ある黒い瞳が輝いている。
妻を殺された男の執念の瞳も激しも虚無的ではあった。
タイトルのイメージを引っぱられたせいか、
意識は瞳に集中してしまった。
それなりに楽しめた作品ではあったが、
物語の展開が僕には悠長に感じられた。


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なまいきシャルロット

2018-03-21 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★なまいきシャルロット
原題:L'Effrontée
監督:クロード・ミレール
キャスト:シャルロット・ゲンスブール、ジャン=クロード・ブリアリ、ベルナデット・ラフォン、他
1985/フランス

久しぶりにシマシマシャツを着たシャルロットを見ようか。
何回目かな?
という前置きでレンタル。
シャルロット・ゲンズブールの少女時代のあどけない表情が写っている。

いつも口を尖らせている。
自分の感情をうまく言葉で表現出来ず、つい悪態をついてしまう。
誰もが体験する思春期の感情。
そんな表情が的確に描写されていく。
彼女の演技力の凄さか、それを引出した監督の凄腕か。

《透明感と清涼感》あふれる《美少女映画》の一つである


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ブラック・スワン

2018-03-20 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★ブラック・スワン
Black Swan
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演者:ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、他
2010/アメリカ

オープニングはナタリー・ポートマンのダンスで始まる。
「ああ、ダメだ。これは踊りではない。こんなダンスをずっと見続けるの?」
のショックが襲う。
ところがだよ、そんなことを忘れさせるショッキングなことが起き始める。
舞台の役作りの困難さに押しつぶされ、少しずつ、自我が崩壊、幻覚症状が現れる。
その幻覚症状が、実はこの映画の重要なパーツなんだ。
これはサイコースリラー、いや、ホラー作品だ。
途中で気がついたが、もう物語は深く進行し始めた。
やばい、これはショッキングな顛末を迎えるぞ。
二度目のショックが襲うはめになった。
僕はこの手のカメラワークが苦手なんですよ。

「クオリティの高い作品である」
ナタリー・ポートマンの凄みある演技は、当然それにふさわしい評価をされていい。
しかしこの監督ダーレン・アロノフスキーの肉体を傷つける、
精神を極限まですり減らす手法が僕はどうも苦手です。
痛覚をあまりにも刺激しすぎるんです。
今回の《ブラック・スワン》は女性が主人公だけに、あまりにも生理的に痛々しい。
たぶんそこに彼の耽美的スタイルがあるのでしょうが。

一人の人間の《心の闇》に迫るだけなら、
あすこまでの生理的に刺激する小道具は使わなくてもじっくり表現できるものを、
敢えて使う。
しかも女性の性と絡ませるところは常套手段とはいえ、
手段が目的化しているような気がしないでもない。
でもそこに世の評価を得るのだから、商業映画としての成功のコツをしっかり掴んでいる。

かなりイメージが飛ぶが《ゴッホ》を連想した。
主人公ニナとゴッホのイメージを重ねてみた。
じぶんを傷つけ、なお《完璧》を目指す。

アーティストはぎりぎりのところでバランスを保ち、
一瞬のところで、生と死を判断している。
誰でも大なり小なりそういう判断をしているが、
しかし一度バランスが崩れると、自己崩壊は余りにも美しく哀しい結果になる。

ちょっとつらかったなぁ。


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トランスポーター イグニション

2018-03-18 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★トランスポーター イグニション
監督:カミーユ・ドゥラマーレ
キャスト:エド・スクライン、 レイ・スティーヴンソン、他
2015/フランス

「トランスポーター」シリーズ4作目。
主役が変わったので、ちょっと映画の印象も変わりました。

天才運び屋フランクを演じるのはエド・スクレイン。
クールというより、ちょっと甘めで、ちょっと優しい感じ。

依頼人の名前は聞かない
契約厳守
依頼品は開けない

彼の愛車はアウディ S8
ずっとアウディの姿が流れます。
アウディのCM見ているような気分でした。

90分映画はテンポがすっきり決まると、後味心地いい。


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京都とっておきの道を歩く

2018-03-08 | 

本を読んだ。

★京都とっておきの道を歩く
著者:井上明久
絵や地図:藪野健
出版社:メタモル出版

この本で紹介されている道はよく知っている。
時々、探索気分で歩く。
タイムスリップ感に目眩がする。

京都本の挿絵は、まったりとした絵が多いが、
この本の藪野さんの絵は、線が鋭く、色彩の鮮度が高く、観ていて気持ちがいい。
このスケッチを手元でゆっくりみたく本を購入。
画家のスケッチである。

文章はね、別にどうでもいいんです。
作者も言っているが、観光案内本ではない。
でも、
もう少し丁寧な説明があってもいいと思うのだが、、、。

作者にその気がないので、ただただ漠然とした内容ではあるが、
京都の街は歩くのが一番いい。




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