Nの祝祭日

映画、読書などのメモ

飛行士の妻

2022-03-31 | chinema(欧米系映画)

 

★飛行士の妻
監督:エリック・ロメール
原題:LA FEMME DE L‘AVIATEUR/THE AVIATOR’S WIFE
出演者:フィリップ・マルロー 、 マリー・リビエール 、 アンヌ・ロール・ムーリー 、 マチュー・カリエール 、 ファブリス・ルキニー
音楽:ジャン・ルイ・バレロ
1980/フランス

 

エリック・ロメールワールドに魅了された。
日常的なパリの街並みを背景に、
オールロケ&生音収録。

全編会話劇であり、
物語に大きな起伏があるわけではないが、
最後まで興味深く観てしまった。

何となく嵌められた感があるが
しかし後味ここちいい。
これがエリック・ロメールワールド。


パリと会話劇の相性はいい。
街の雰囲気なのか
国民性によるものなのか


・フランソワ(フィリップ・マルロー)とアンヌ(マリー・リヴィエール)
・フランソワとリュシー(アンヌ=マリー・ムーリ)


この二人の会話が果てしなく面白い、可笑しい。

 


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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー

2022-03-25 | chinema(欧米系映画)

 

★ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー
原題:Rebel in the Rye
監督:ダニー・ストロング
出演:ニコラス・ホルト、ケビン・スペイシー、ゾーイ・ドゥイッチ、他
2017/アメリカ

 


2019年1月1日に生誕100周年を迎えた小説家J・D・サリンジャーの半生を描いたドラマ。


さてどんな人物だろうかと興味津々で観た。
彼の野心と葛藤が描かれ、
見応え充分。

晩年(結構長い時間)の隠遁生活の中身が凄い。
繊細な作家の姿が痛々しい。

ライ麦畑をもう一度読んでみたくなった。
アメリカ文学のいろいろを読んでみたくなった。 


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運命の絵

2022-03-09 | 

 

★運命の絵
著者:中野京子
文春文庫

 


表紙は
マネが描いた
『フォリー・ベルジェールのバー』

この絵をこんな解説付きで観たことはなかった。
見え方が違ってくる。


だんだんと好奇心が刺激される。


特に「おお!」「へえ〜」と感じたのは
ブリューゲル 「雪中の狩人」の巻。

もう逃れられない。
一気読みでした。

 


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