N の 祝祭日

映画、読書などのメモ

8 1/2 (はっかにぶんのいち)

2019-02-09 | chinema(欧米系映画)

 

8 1/2 (はっかにぶんのいち)

★8 1/2 (はっかにぶんのいち)
監督:フェデリコ・フェリーニ
原題:Otto e mezzo
キャスト:マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、クラウディア・カルディナーレ、他
音楽:ニーノ・ロータ
1963/イタリア

なんで《はっかにぶんのいち》のタイトルなの?
ということで、
あの《NINE》の原作となったフェリーニ監督の《8 1/2》を観た。
僕の想像を遥かに越えた《迷宮の世界》だった。
軽薄さとよくわからん美学が渾然一体となった世界。
クラクラした。

モノクローム作品ですので、
色彩はありませんが、
雰囲気はとても鮮やか。
きっちり計算された《白黒の世界》が朦朧と映し出されています。

 

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生半可版 英米小説演習:柴田元幸

2019-02-05 | 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ文学をちょっと読んでみよう。
でもほとんど知らないので、まずは入門本から入ってみよう。
検索し、いくつか適当な本を見つける。
とりあえず紹介本ということで.

ところが、ちょっとしたミスで、この文庫本を手に入れるまでが大変な道のりでした。
どうでもいい話なんですけどね。
本探しに本屋を6店舗まわった。



本の内容であるが、28作家の小説を紹介したもの。
それぞれに、一部分を抜き出した英文と対訳を載せ、柴田さんの作家に対するコメント付き。
英語原文であるが故に、日本文も合わせて横書きである。まさにレポートらしい。

半分ほどの作家は知っている、読んではいるが、残り半分はほぼ知らなかった。
さてでは、
初期目的である《入門として参考になったかどうか?》であるが、、、。
つまりが僕のようなまったくの初心者むきかというと、、、。

参考にさせていただきました。


●生半可版 英米小説演習 (朝日文庫)
著者:柴田元幸
出版社:朝日新聞出版

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珈琲屋の人々

2019-02-03 | 

 

★珈琲屋の人々 (双葉文庫)
著者:池永 陽
出版社: 双葉社

下町の商店街が舞台。
過去に地上げ屋を殺してしまったという人物が経営する『珈琲屋』を訪れる人たちを描く短編小説。複雑な過去や現在を背負った人々が、《気合いの入った特に熱い熱い一杯の珈琲》をすすりながら、それぞれに秘めた想いを語る。

《ちょっと一昔のレトロ世界》の雰囲気が漂う。

《主人公に殺された地上げ屋の妻》が面白い。
揺れる複雑な想いを描いてこの物語ではバツグンに鋭く盛り上げてくれる。

せっかく主人公が訳ありモンなんで、
もう少しつっこんであちこち登場するエピソードも読みたいなぁと。 

 

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