Nの祝祭日

映画、読書などのメモ

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT

2018-04-29 | chinema(欧米系映画)

映画(DVD)を観た。

★ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
原作:The Fast and the Furious: Tokyo Drift
監督:ジャスティン・リン
キャスト:ルーカス・ブラック、バウ・ワウ、千葉真一、他
2006/アメリカ

チューンアップされた車に乗り、
ストリートを爆走するカーアクションシリーズ第3弾。
舞台は前作から突然東京になり、面食らった。
主題は派手なカーアクション。

東京風景が面白く。
外国人からすれば、こんな風に見えるのかもしれない。
日本文化や風俗、生活習慣などはめちゃくちゃ、アジアひっくるめてごちゃ混ぜである。

東京が舞台でしたが、東アジア無国籍風でした。


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ワイルド・スピードX2

2018-04-25 | chinema(欧米系映画)

映画(DVD)を観た。

★ワイルド・スピードX2
原題: 2 Fast 2 Furious
監督:ジョン・シングルトン
音楽:デヴィッド・アーノルド
キャスト:ポール・ウォーカー、タイリース・ギブソン、コール・ハウザー、デヴォン青木、エヴァ・メンデス、他
2003/アメリカ

舞台をマイアミに移して、カーチェイス。
この作品はMITSUBISHIのLANCERが主役でしょう。
かってはMITSUBISHIの車は映画でよく見ました。

がんばってほしいよ。
NISSANのSKYLINE GT-Rもさすがでした。

懐かしの名車たちです。


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ワイルド・スピード

2018-04-24 | chinema(欧米系映画)

映画(DVD)を観た。

★ワイルド・スピード
原題:The Fast and The Furious
監督:ロブ・コーエン
音楽:BT
キャスト:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、他
2001/アメリカ

伝説の始まり。
シリーズ第一作。
2001年作品。
おなじみの連中、こんなに若かったんです。
新鮮でした。
《90年代日本のスポーツカーオンパレード》
無茶苦茶懐かしい。


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レイトオータム

2018-04-21 | chinema(アジア系映画)

映画(DVD)を観た。

★レイトオータム
原題:Late Autumn
監督:キム・テヨン
音楽:チェ・ヨンラク
キャスト:ヒョンビン、タン・ウェイ、他
2010/韓国=香港=アメリカ

霧の街《シアトル》という切り口は初めて聞いた。
では、覗いてみようと。
東アジア人は、ここではまったくの異邦人である。

あの、タン・ウェイちゃん(《ラスト、コーション》で全てを投げ出した)が、
《いい女優になったなぁ》と、懐の深さと強さをじわーと感じさせてくれた。
この作品での彼女の表情を見ながら、
本物の女優さんいなったなぁ、と。


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きのうの神様

2018-04-20 | 

本を読んだ。

★きのうの神様
著者:西川美和
出版社:ポプラ社

映画「ディア・ドクター」を観たのち、
こんな映画を作った西川美和という人はいったいどんな感覚の持ち主なんだろうか、
という素朴な好奇心が沸き上がってきた。
映画とは違った時間軸、
つまり小説ではいったいどんな感覚を見せているのだろうか。

「僻地の医療を題材にした映画を作りたい」とい想いから始めた取材は、
「ディア・ドクター」の脚本の素材となっているが、
映画だけでは収まらない様々なエピソードや人の生き方を、
本の短編集の中でも生かしている。

しっかり捕まえないと読み流してしまいそうな人の息づかいが語られている。
田舎しかも街から遠く離れた僻地で生きることそしていつか死ぬということ、
そこに関わるきれいごとではない医療の現実を、
人の内面にそっと入り込んで内側から覗くように描いている。
あっさり描いているが、視線はねっちり細やかである。
ボクのような淡白人間には得難い感覚ではあるが、
ある意味女性特有の感性かなとも感じ、その感性は、映画にも通じている。

「1983年のほたる」少女の内面の心理描写が面白い。
「ディア・ドクター」「満月の代弁者」は映画の番外編みたいで、
映画を観ていなければ、これはこれで面白い物語だ。

煩雑な日常時間がふっと止まったようで、
何処かに置き忘れてきたような感覚、
さらりと揺れるような余韻が残った。


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ディア・ドクター

2018-04-18 | chinema(日本映画)

映画を観た。

★ディア・ドクター
Dear Doctor
監督:西川美和
出演者:笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子、井川遥、香川照之、八千草薫、他
2009/日本

人肌の生暖かい空気、適度な湿度を感じさせました。
自然の中なのに、濃密な人間のざわつきを感じさせました。

鶴瓶師匠は、映画全編をとおして、どこか役者さんとして素人的表情です。
その素人臭さが、周りの芸達者の役者さんの中ではむしろ異質的であり、
そのことがかえって、うさん臭さと、事件のリアル性が、心地よいくらの対比とバランスをもって展開します。
まわりの人たちが自然な演技力をみせればみせるほどに、
鶴瓶師匠の胡散臭い存在感が引き出されます。

何を考えているのかわからないような得体の知れない茫洋とした姿は、
この山村で起きた偽医師事件にピッタリです。
周りの人たちみんなが、その「嘘」を受け入れ、
自然の中での「安定」を選択したような可笑しくも哀しい事件のようです。

この社会への問題提起のようにも受け取れるいくつかの事柄が描かれます。
都市と農村、高齢化社会、そして、医療の問題、生と死に関わる医療のあり方、などなど。
でもそのことを声高く訴えるのではなく、
むしろ「何も答えない」「全てを受け入れる」そして「何もしない」ことによって、
問題の本質を浮かび上がらせているようでした。

これは相当の問題意識と練られた知略が必要ですが、
その強い意図を前面に出してこないところが、監督さんの知性かもしれません。
その意図を鶴瓶師匠の愛くるしくもうさん臭い演技が具体化しているような気がしました。

エメラルドの稲穂が見事です。
田舎のゆったりとした時間の流れ、豊かな自然の光と大きな暗闇。
物語を語るにはピッタリの世界でした。
赤いBMWもお医者さん白衣も緑一色の世界では、異次元のような世界です。
映像を印象づけるすばらしいグッズ 。


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仙台ぐらし

2018-04-12 | 

本を読んだ。

★仙台ぐらし
著者:伊坂幸太郎
出版社:集英社


本屋さんで、伊坂さんのエッセイを見つけましたので読んでみました。

伊坂さんの日常の素の姿は?
どんな事書いてるんだろうか?
2011年以前の文章がほとんどですので、
現在からすれば、何処かボケています。
伊坂さんらしいおとぼけですが、
今となってはやっぱりどこかピンぼけ感がするんです。

他所もんにわかりやすく仙台のことを描いたろうとか、
ちょっとした洒落た小話で楽しませたろうか
とか、
などなど、
変な力みがなく好感が持てます。
でも何処か軽味に流れて、ピンぼけ感もします。

《ずうずうしい猫が多すぎる》
《消えるお店が多すぎる》
には、
わかるなぁ
へっ、へっ(笑い)
と、愉しませていただきました。

軽妙文章ですのでスラスラ読み終えました。
ちょっと意外感がのこりましたが、
でも、これが本来あるべき日常なのかなとも感じました。


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アート:“芸術”が終わった後の“アート” (カルチャー・スタディーズ)

2018-04-11 | 

本を読んだ。

★アート:“芸術”が終わった後の“アート” (カルチャー・スタディーズ)
著者:松井みどり
出版社: 朝日出版社


最近の《アート解説書》としては、とても解りやすく読みやすい。
(といっても、10年以上も前の本です)
90年代ぐらいまでの「アート」をざっくり知るにはわかりやすい。
そして、90年以後から21世紀初頭の現在に至る時代について。
松井さんはかなり整理して方向性を示してくれている。
が、僕は、
現在は前の時代の拡散再生産の時代ではないか?
アートインテリやアートファンの《プライベートおもちゃ》みたいなもの?
ぐらいに思っている。




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「世界の名画」謎解きガイド

2018-04-10 | 

★「世界の名画」謎解きガイド
著者:日本博学倶楽部
出版社: PHP研究所

名画と言われる作品には、何故か謎が多い。
謎が謎をよび、名画としての関心を喚起しつづける。

最新のかなり確信ある情報です。
中には、「えっ?」と、自分の脳内をひっくり返すものもあります。

「へぇ、そういうことだったんか」と
謎解きに妙に納得安心するものもあります。

寝る前の、やすらぎのひと時、
ページをめくるには最適です。


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SOMEWHERE

2018-04-06 | chinema(欧米系映画)

ソフィア・コッポラのセレブ感。

 

★SOMEWHERE
Somewhere
監督:ソフィア・コッポラ
出演:スティーヴン・ドーフ、エル・ファニング、クリス・ポンティアス、他
2010/アメリカ

《フェラーリに始まり、フェラーリを捨てて終わった》って、そんな、何でもない映画だった。
自堕落な日々がそれはそれはスタイリッシュに描かれ、
いくらなんでも、それはまぁ飽きるだろうと見ている僕も同情してしまう。
娘との生活から、自分の現状を見つめ始め、
突然、《自分探し》に旅立つ。
ちょっと贔屓的にみれば、家族の絆に目覚めた? 
《ベネチアの金》の作品です。

ふたつ。
一つは、ソフィア・コッポラのセレブ感について。
セレブがセレブを撮るということは、
《退屈感》と《孤独感》を撮ることになるということです。
フェラーリーを捨てないと自分探しの旅ができない。
持っているものを捨てないことには、次のステップにいけない。
これはなるほど真実です。

もう一つ、この女の子について。
この女の子は、何処かで見たよなぁと思っていて、
家に帰って調べてみたら、ダコダちゃんの妹だった。
なるほど筋がいいはずだ、さらりとシンプルに清楚感を出している。
役者さんですから、お化粧し始めたらいかようにも化けるから、成長が楽しみだな。


こういう作品が、《金》だというのは、ほとんど理解の範囲を越えてくる。
もっとも《賞レース》というのは、予想通りに行かせないところに、イベントの余興部分があるのかも。
イタリアのことだから特にそんな気もして。
これは偏見かもしれないが。
やっぱりフェラーリが決め手だったのかもしれない。


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ショパンを嗜む

2018-04-02 | 

本を読んだ。

★ショパンを嗜む
著者:平野啓一郎
出版社:音楽之友社

平野啓一郎が小説《葬送》の取材ノートをもとに、ショパンについて綴った本である。 

《日蝕》、《一月物語》と読んで、《葬送》が出版されるとすぐに購入。
ドラクロアについて読みたかったのである。
が、途中まで読んで、、、いまだそのままになっている。
ドラクロア、ショパン、、、、と想いながら、ああ、ほっている。
時間がたつのは早い。

まずはこの《ショパンを嗜む》から。

ショパンとドラクロアの友情についても書いているが、
面白いのは、
ドラクロアはショパンの音楽を愛したのに対し、
ショパンはドラクロアの絵を理解しなかったらしい。
芸術家同士の友情というのは、《互いの芸術の尊敬》とばかりではないということ。
意外とよくあることかもしれない。

因に僕の好きなショパンのピアノ曲は、

1、ポロネーズ6番(英雄)…格調高く、気高く、気が引き締まる。気合いを入れる時はこれに限る。
2、舟歌…ただただ美しい、とろける。
3、マズルカ(何番でもいい)…ショパンの故郷への想いが伝わる。


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劒岳 点の記

2018-04-01 | chinema(日本映画)

映画を観た。

★劒岳 点の記
Mt.Tsurugidake
原作:新田次郎《剱岳 点の記》
監督:木村大作
キャスト:浅野忠信、香川照之、松田龍平、仲村トオル、宮崎あおい、井川比佐志、夏八木勲、役所広司、他
音楽:池辺晋一郎
2009/日本

映画全編が「劔岳」の峻烈な映像です。
映画人のプライドを感じさせる、妥協を許さない厳しく美しい山岳映像です。

この映画の魅力は二つ。
一つは立山、劔一帯の自然の美しさを見事に捉えたカメラワークでしょう。
相当の機材と、気心のしれたスタッフが必要ですね。
山の天候は不安定です。
撮影条件がそろうまで待つ勇気と執念が必要であり、
スタッフの苦労は相当のものだったと想像します。
映画のいくつかのシーンから想像するに、
相当の危険もあったのでは。
それを乗り越えての見事な映像は、
ただ美しいという世界から、
まさに立山曼荼羅の浄土の世界へと繋がるような世界観を感じました。

二つ目の魅力。
それはこの見事な映像を作り出した木村大作監督を中心とした製作スタッフ、キャストのチームワークでしょう。
危険と隣合わせの撮影地では、何よりチームワークが全てです。
良いものを創ろう、残そうという想いが、執念と情熱を高めます。
撮影された映像の純度が、互いの仲間への信頼を高めます。
ラストエンドロールからは、映画人たちの映画への熱い想いと仲間へのいたわりの想いが伝わってきました。

人間ドラマとしての表現部分には、いくつかの微妙なぎこちなさ、不似合いがあります。
大自然がテーマの映画でしたので、その人為的な不自然さが一層目立ちました。
明治という時代背景なのに、古き良き昭和の時代みたいな感覚は可笑しかったくらいです。
名だたるキャストを揃えていましたので、絵として楽しませていただきました。

劔岳一帯は今でも上級者向きの山岳地帯です。
劔岳は見る角度によって様々な姿を見せますが、
何処からみても岩山が針のように刺さり立つ山です。
劔岳に登った事を懐かしく思い出しながら、
大自然の中にすっぽり入り込ませていただき至福の時間を過ごしました。

剱岳の恐怖と爽快感が蘇ります。


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