Nの祝祭日

映画、読書などのメモ

宿坊 一乗院に泊まる

2014-09-22 | 散策

 

宿坊 一乗院に泊まりました。

ちょっとここは別世界です。
聖地高野山に、このような典雅な世界があるとは、、、。

宿坊とはいえ、優雅さの極致みたいなところです。
全てに行き届いた配慮を感じました。
精進料理の鮮やかさにも驚きました。
これ以上のものを望むべくもなし。
次回もまたこちら一乗院にお世話になりたく。

安らぎを与えていただいた事に感謝します。


太秦広隆寺:京都市内最古のお寺

2014-09-09 | 散策

 

 

太秦広隆寺の太子堂です。
京都市内では最古のお寺です

40数年ぶりに広隆寺へ行ってきました。
太子堂の上に、一筋の雲。
しばらくうっとり眺めました。


日本書紀によれば、603年、秦河勝が聖徳太子より仏像を賜り、蜂岡寺を建立したとされる。それが現在の広隆寺です。聖徳太子物語では、常にそばにいて大活躍する秦河勝であり、さもありなむ。このとき秦河勝が貰い受けたのが、国宝第一号に指定された弥勒菩薩半跏思惟像であるとされています。


新霊宝館の中はかなり広くちょっとあっけらかんとした空間です。
仏様との距離感が意外と遠く感じられ、以前のような親近感の湧きにくい距離です。
国宝を守るということで致し方ないのかと。

過去にあまりの美しさに抱きついた若者がいました。
京都最高学府の法学部学生でした。
あげく弥勒様の美しい右手薬指がポロっと落ちてしまったのです!
あああ、とんでもない事件ですね。

そのせいかどうかわかりませんが、
現在はかなりの距離があります。

ちなみに僕はその旧霊宝館で仏様に出会っています。
はるか昔のことです。
目の前でまじまじと見る事ができました。
それはそれは美しく。
木目の美しさはもちろん、
薬指のつなぎ目の傷もゆっくり拝ませていただきました。
修復されていますので繋目が見える訳ではありませんが。


太秦広隆寺は比較的観光客が少なく、
穏やかな気持で散策できます。