有田芳生の『酔醒漫録』

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「プレスカメラマンストーリー」

2009-06-20 08:51:12 | 随感

 6月19日(金)090619_18490001 朝の中板橋駅北口。スタッフは20歳代が3人、30歳代が1人、50歳代が2人の体制。握手を求められることの多い駅頭だった。事務所で7月18日に開催する「板橋から日本を変える 有田芳生 世直し集会」の打ち合わせ。当日は田中康夫代表による「日本のムダはこうして省ける」というテーマのミニ講演も予定している。時間は午後6時半から。会場は大山にある文化会館で無料。来週にはチラシも完成するので、ここでも紹介したい。携帯電話に民主党代表代行の小沢一郎さんから電話。私が総選挙で立候補する予定の東京11区(板橋)での活動について具体的アドバイス。現実把握を前提にした指摘に納得。目黒にある加藤タキさんのオフィスへ。いくつかのことをご相談。恵比寿ガーデンプレイスから帰ろうとしたら、東京都写真美術館が木曜と金曜は午後8時まで開いていることを知った。「プレスカメラマンストーリー」に急いで入場。朝日新聞で活躍したカメラマンたちが切り取った時代の肖像に息を呑む。2・26事件の現場もすごいが、私にとってはやはりベトナム戦争の現場がつらかった。解放戦線兵士として負傷した15歳ぐらいの兵士を介抱する黒人米兵の姿。ベトナム人高校生が銃殺される一連の写真。ベトナムの蒸し暑い空気の臭いとともに、人々の乾いた溜息までが脳裏に浮かぶやり切れない記録。歴史とは何と残酷なものか。電車のなかで柏原成光さんの『本とわたしと筑摩書房』(パロル舎)を読む。巻頭グラビアに記録された若き日の武田泰淳、野間宏、小田実、高橋和巳などなどの群像もまた歴史だ。論壇がまだ生き生きとしていた時代がこの日本にはあったのだ。時代がうねれば論壇は息づく。閉塞した社会では論壇も枯れる。「伊藤整文学賞バーティ」は「パーティ」の誤植。