荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

東京下町商店街ー1

2020年07月15日 | 散文

私は今でも商店街が好きです。山と小川と田んぼと海に囲まれた田舎に生まれ育った少年にとって、夏祭りやたまの買い物に連れて行って貰う商店街は憧れでした。一張羅を着てバスに乗って行くそこはキラキラの別世界で、行けると決まっただけでドキドキしたものです。いまだにその高揚感を引きずっています。

雨降りで外出できないので古い写真を眺めて懐かしんでいます。

「アサヒ商店街」 墨田区か荒川区だったと思います。方向音痴なのでもう二度と行かれません。2013年の初夏です。昼食は何にしようか、と自転車で走っています。

 

「あずま通り」 雑司ヶ谷霊園から池袋に行く路地です。今でもよく走る商店街です。

 

「あっぷるろーど」 小台通りに在ります。2016年1月の撮影です。この路を行くと隅田川です。

 

こちらは2015年3月の写真です。この路はよく走ります。

 

「いい街わが街白山」 商店街の立地や周辺住宅の大小や新旧、住民の生活状況によって商店街の雰囲気が変わります。本郷台地の西側の、文京区の古い街に在りました。

 

「うぐいす通り商栄会」 「歴史と文化の街」、「根岸の里へようこそ」の文字も見えます。2015年3月の撮影です。何が魅力かと問われても、私にとって無機質な商店街は皆さんが綺麗な花や風景を撮る感覚と同じです。たぶん。

 

「おかず横丁」 近くに鳥越神社がある下町の古い商店街です。2011年5月の撮影です。

 

この街はよく訪問します。最近は半分近くの商店が店を閉めてマンションや戸建て住宅に変わっています。大型スーパーや通販の影響で、商店街受難の時代です。

 

こちらは2013年6月の撮影です。まだ活気が残っていた頃の写真です。

 

「おぐぎんざ」 荒川区尾久に在ります。2015年2月の様子です。恒例だったのでしょうね。月2回、土曜日の夕方にイベントを行っていた頃ですが、この頃はもう人通りが少ないです。

 

「おくとぴあ23」 上記「おぐぎんざ」と続いている商店街です。2013年5月の撮影ですが、もう衰退の様子が顕著です。

 

「お花茶屋駅前商店会」 葛飾区京成本線お花茶屋駅前に在ります。

 

駅の改札口の近くでも人が居ません。

寂れても商店街の魅力は変わりません。相変わらず初めての商店街に行き当たるとドキドキします。 この振り返り記事、雨で外出できない時には登場すると思います。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「讃岐うどん 根の津」の跡地の今

2020年07月15日 | 散文

根津の人気店が閉店して5ヶ月になります。店の解体後は暫く更地でした。一方、隣の空地では盛んにマンション工事が行われていたのは既報のとおりです。

フェンスが巡らされていました。

 

工事が始まったようです。

 

隣と同様、共同住宅になるようです。

「讃岐うどん 根の津」は1階に復活するのでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨上がりの根津神社

2020年07月14日 | 散文

にわか雨に降られました。雨上がりの根津神社を味わいます。雨に洗われた朱鳥居が艶やかです。

 

乙女稲荷もしっとりと美しい佇まいです。

 

いつもの場所から振り返ります。頭上の楠から雨垂れが落ちてきます。

 

水溜まりが残っている西参道です。

 

一転消去線を引く透かし塀です。向こうの朱鳥居と梢の緑が鮮やかです。

 

西参道を戻ります。

 

乙女稲荷の朱色と木々の緑のコントラストが好いです。

 

西門が近づいてきます。

 

濡れた拝殿と庭が厳かです。

 

しっとりと濡れた風情が荘厳感を増します。

こんな日も好いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根津神社で雨宿り

2020年07月14日 | 散文

根津の蕎麦屋を出たら突然の雨です。かなり大きな雨粒です。根津神社へ逃げ込みました。まだ、夏越の大祓の茅の輪がありました。

 

重要文化財だけど、楼門に避難しようとしたのですが工事中でした。

 

彼女達と一緒に舞殿の床下に避難しました。

 

手水舎にも数人避難しています。

 

傘を差した参拝者も居ます。舞殿の床下からそんな風景を眺めていました。

 

暫く経って、雨が小降りになったタイミングで彼女たちが参拝に向かいます。

 

私も続きます。前回潜ったのでもう2度目ですが、一応作法通り潜って回ります。

 

彼女たちは拝殿に向かいます。私は唐門で眺めています。

 

真剣な祈り姿に惹かれます。

 

小雨の中、彼女たちの参拝が終わりました。私はまだ唐門に居ます。

 

透かし塀から拝殿の庭を覗きます。

 

先ほど雨宿りした舞殿の軒下には新しい雨宿り人が居ます。先ほどは雨が飛沫込んで、床下にまで避難していましたが、こちらの床下は濡れていません。私達の避難場所は風向きが悪かったのですね。

 

反対側の庭を覗きます。

 

雨がほぼ上がって、参拝者がやって来ました。皆さん茅の輪を潜ります。

 

拝殿は重要文化財です。ここ唐門も重要文化財です。透かし塀もそうです。重要文化財に雨宿りしている訳ですね。

 

多くの人がやって来ました。人気の神社です。

 

茅の輪の近くは居心地が悪いので、誰も居なくなった手水舎に移動しました。

 

またやって来ます。

まだ眺めています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨の晴れ間の鳳明館

2020年07月13日 | 散文

本郷に旅館街が在りました。今は民家ばっかりになってしまった街です。そこに、鳳明館が在ります。

 

路地の向かい側は別館です。路地の両側に鳳明館は在ります。

 

高校の修学旅行で本郷に宿泊しました。大きな旅館だったので、鳳明館クラスの旅館だったのでしょうが名前は覚えていません。

 

2階に泊まったのを覚えています。ひょっとしたら、ここかも知れません。

 

久しぶりの梅雨の晴れ間の陽射しが注ぎます。

 

 

別館の庭の門です。扇の木彫が風情を醸します。

 

塀の向こうに本館の看板が見えます。

 

角から振り返ります。左側には本館です。

代表的な昭和の本郷の姿です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳳明館別館/夏の予感

2020年07月13日 | 散文

本郷の鳳明館の玄関です。部屋の奥の、庭の明るさに気付きました。

 

惹かれるように覗き込みます。

 

薄暗い部屋と明るい庭の取り合わせに涼気を感じます。

 

嗚呼!広い部屋と開け放された曇り硝子窓が涼しげです。

 

すべすべと光る廊下と整然と並べられたスリッパと扇風機と窓の緑です。

突然、夏休みに遊んだ親戚の家の匂いを思い出しました。夏の匂いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨の晴れ間の鳳明館森川別館

2020年07月12日 | 散文

本郷の丘の上に旅館が在ります。

 

傍に町会の掲示板が在ります。森川町会です。

 

こんな由来の町です。

 

旅館の前は長い坂道で、坂に沿って旅館の塀が長く続いています。

 

梅雨の晴れ間の鳳明館森川別館です。

 

玄関への庭です。

 

木漏れ日が涼しげな石畳の先に玄関が在ります。

 

坂道を眺めます。ずっと先まで旅館の敷地です。

 

梅雨の晴れ間の空に看板が物憂げです。

 

坂を振り返ります。映画やドラマに何度も登場して昭和の東京を代表した坂です。陽が射しています。

明日はまた雨です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カルガモの雛だけが5羽

2020年07月12日 | 散文

カルガモは「夏留鴨」と書くそうです。渡りをしない鴨だからだと、亡くなった義母が教えてくれました。渡りをしないので日本で繁殖します。近くの親水公園のコンクリートの遺構の上に肩を寄せ合った雛が居ました。生まれて数日の大きさです。親が居ません。カルガモは他の鳥と違って、親だけが餌を採りに行くことはありません。いつも雛と一緒に行動します。

 

寄り添った雛の周りにある白い物はパンです。この様子を見た人が小さくちぎってあげたようですが、雛は食べ方を知らないのか、弱っているのか動こうとしません。通行人が「まあ、可愛い!」などと写真を撮っています。カルガモの習性を知らない人はこの雛たちの置かれている状況が分かりません。野生動物を捕獲して飼育するのは違法です。第一、育て方を知らない私にも助ける術がありません。

うっとうしい梅雨のある日です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川柳の原点 誹風柳多留発祥の地

2020年07月12日 | 散文

京成上野駅脇に、上野公園に通じる階段があります。いつも慌ただしく人々が行き交う場所です。ここにこんな物があるのに気づきました。

 

モニュメントの上は京成上野駅の看板です。

 

あそこが駅の出入口です。

 

 

戻って、改めて見ます。何だろう?

 

説明板を読みます。へええ!と一応驚きましたが、「誹風柳多留」を知りません。そもそも何て読むの? 版元・星運堂(花谷久次郎)も知りません。そんなのがこんな上野大地の南東端下に在ったようです。

 

これはアヒルらしいです。「羽のあるいいわけほどはあひる飛ぶ」って書いています。有名な句なんでしょうけど、知りません・・・ 意味もよく分かりません。平成27年に建立されたらしいです。今日まで気になりませんでした。

 

改めて見ます。

誰からも気にされていないようで寂しそうです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨上がりの公園をブラブラ散策

2020年07月11日 | 散文

雨が続いて池の水が溢れそうです。

 

この池はいつも釣り人が居るのですが、さすがにこの天気では誰も居ません。

 

通路が水浸しです。引き返します。

 

帰り道に鳩です。逃げません。長雨でお腹が空いているのでしょうか?

 

水際に花が咲いていました。なんて花でしょうか? 植物に疎いです。

 

紫陽花です。雨に似合います。

 

小さな花壇が在りました。

 

雨上がりに瑞々しいです。

 

朱いのはサルビアですよね。他は、分かりません・・・

 

キウイです。

 

塀を越えていっぱい実っています。

 

団地の塀です。

 

朱い花です。

 

これも名前を知りません・・・

 

タチアオイです。向こうは遊歩道です。

テッペンまで咲いたら梅雨が明けます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ラッキー通り」の「毛無池」って、なんだったんだ?

2020年07月11日 | 散文

先日、久しぶりに「ラッキー通り」に出くわして、ずっと見たかった景色に出会えた話をしました。

梅雨で外出できないので、古い写真を眺めて懐かしんでいました。2015年4月の写真、当時のラッキー通りです。

 

当時からラッキーじゃない商店街です。

 

そうです、この七福神が記憶の底に残っていて、再会に感動したのはつい先日のことです。

 

その先日、「魚道橋」の道標を紹介しました。沢山魚が泳いでいたのかとか、商店街が川だったのか、とか言って・・・

 

それが、当時の写真では「毛無池橋」となっていたのです。「毛無池」なのです。「毛無し~」!?

絶句! です。「魚道」は元「毛無池」だった⁉ この5年間で、どういう経緯でこうなったのか、説明してもらおうじゃないか!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

砂町運河跡を歩く。

2020年07月10日 | 散文

遊歩道脇にアガパンザスが咲いています。梅雨時の散策です。

 

舗装された遊歩道が続いています。

 

アガパンザスの集落を行きます。

 

しっとりとした空気が包みます。

 

蟻を撮ります。蟻は雨に敏感です。もう雨は降らないようです。

 

生き生きした緑の遊歩道が長く続いています。ここは運河でした。

 

砂町運河跡の遊歩道です。農村が工業地帯になって、工業地帯が宅地へと変わっていった名残りです。

昭和55年に埋め立てられました。そんな散策路です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「菊田風呂店」の風景

2020年07月10日 | 散文

下町の路地でも最近は珍しいトタン葺きの家です。

 

もう店はやっていないようです。

 

「菊田風呂店」と「関東浴槽設備協同組合員」の看板があります。

 

周辺は下町の住宅街です。昔は皆銭湯で、自宅を建て替える時に内湯を作ったものです。その際には注文があったのでしょう。この界隈は今でも新築工事が頻繁に行われていますが、浴槽も一括で大手建築会社が受注してしまう時代です。こういった個人の風呂店には注文が来ないのでしょうね。

 

もう誰も住んでいないように見えます。

 

こちらがかつて店舗があった棟の出入り口です。

 

そしてこちらが住居の玄関です。

 

ガラス戸が開いています。こちらには誰かが住んでいるのでしょうか?

 

郵便受けと水道です。好いです。台所から持ってきたようなステンレスのシンクも好いです。

 

懐かしい煙突です。お風呂でしょうか?

 

隣にも同様の家が在ります。

こんな下町でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「麻雀トマト」の風景

2020年07月09日 | 散文

路地の角を曲がったら雀荘が在りました。可愛い名前です。

 

こんな下町の路地です。

 

この、中が見えないドアは空けづらいな・・・

 

この「ベル押す」と内からドアが開いて誰か顔をだすのだろうな・・・

 

スルーして散策に行きます。

今にも降りそうな空です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨が上がって、

2020年07月09日 | 散文

けっこうな雨が突然上がりました。暫く様子を見て、もう降りそうにないので公園に行ってみました。土は半乾きです。

 

さすがに人は居ません。しっとりとした空気に包まれます。

 

草地です。茄子の花でしょうか?

 

そんな気がするのですが、植物にも疎いです。

 

 

普段こんな草地に入ることは無いので、この蔓延りぶりは驚きです。

 

 

小さな花がいっぱい咲いています。当然名前は知りません。こんな時だけ植物の勉強をしておけば良かったのにと悔やみます。

 

梅雨の公園です。

雨上がりの散策は続きます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする